月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.15 映画「STILL DREAMIN’」

2022-02-18 09:12:53 | 映画

見ようと思っていましたがなかなかタイミングが合わず、

公開終了ギリギリで何とか見る事が出来ました。

「STILL DREAMIN’」-布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズムー

40周年のアニバーサリーという事で、

布袋さんについての知識はあまりないですが、

勉強するつもりで観させてもらいました。

 

一日1回のみ、夜間のみでしたので、早めに食事を済ませ映画館へ。

特別料金とは聞いていましたが、料金は2500円也。

ちょっと高いなと思いながら入場。

入場特典にちょっとした漫画が掲載されているリーフレットをもらいます。

っていうか、後編って書いてありますけど。

入場特典で何度も見させようっていうスタイルは嫌いです。

 

個人的にはBOØWYのエピソードや貴重な映像が観れればとは思いましたが、

スタートはBOØWY解散後、BOØWYでの夢が叶ってさて次はどうすればいいかと

悩むシーンから始まって少々肩透かし。

やはりBOØWYはスルーしてしまうのか…。

 

今回はドキュメントだけではなく、少々フィクションも含まれ、

節目ごとに謎の男が現れ助言をもらうシーンが出てきます。

当時のままの若い姿の布袋さんとの会話のシーンもあり、

そっくりな役者さんを見つけてきたのかなと思いましたが、

後でパンフレットを見たら、ディープフェイクなる手法を使い、

別の人物で撮影をして顔だけ当時の布袋さんの顔に変えたそうです。

もちろん動きもあるので単純な作業ではなく

納得のいく出来になるまでには苦労したようです。

 

話は40周年記念の武道館ライブを軸に

時には昔に戻ってのエピソードを入れる形で進めました。

コロナの変異株が猛威を振るう中での滞在中のロンドンからの帰国は

バッシングを受け、結局無観客での配信となった武道館公演。

ライブをやりたくても観客の前では演奏出来ない

ミュージシャンの苦悩は痛いほどわかりました。

 

コンサートのリハーサルシーンとか、

なかなか見られないシーンもありましたが、

演奏シーンは細切れで、じっくり聴けなかったのが残念。

世界進出の夢も挫折しかけるも、諦めずに夢を追い続け、

憧れのデヴィットボウイとの共演を果たしたり

タランティーノ監督に気に入られ

Battle Without Honor or Humanity」が映画「キルビル」に使用され

世界的に名が知られるようになり、

ついにはローリングストーンズの東京公演での共演も果たしたりしてます。

まあドキュメントですのでサクセスストーリーが中心になりますが、

捻くれた自分としては、生涯のテーマでもある

「ギタリズム」についての思いとか、

東北復興のためのチャリティーに何故BOØWYではなく

コンプレックスが復活したのか、

そういう話も聞きたかったですね。

やはりBOØWYの復活はありえないって事ですかね。

映画としては、布袋さんをよく知るファン向けの作品ですね。

 

本編はここまで。以後次回予告です。

 

音楽関係の映画、以前書いたものは4月以降に集中して公開されるので、

どう時間を取るか検討中。「ウエストサイドストーリー」は

また見る機会があると思うので、見送りになりそう。

そしてCMでちらっと見たのですが、7月ぐらいに

「エルビス」公開予定と。これは気になる。



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