注文したものの品切れ中で、ようやく入荷して手に入りましたので
書かせてもらいます。
高橋照幸(カイゾク)さんが率いるユニットが休みの国です。
ジャックスとの関わりの深いグループで、同じ和光大学に通っていた
という縁もあり、また寮の同僚がジャックスの谷野ひとしさんで、
その影響で曲を作り始めたそうです。
ファーストアルバムは、URCレコードの会員制時代に
岡林信康さんのライブとのカップリングで配布されていて、
早川義夫さん以外の後期ジャックスのメンバーが参加しています。
またNO.26でも書いたように、ジャックスも休みの国のナンバーを
演奏することがありました。
音楽性は少々違いますが、休みの国もまた独特な感性を持ったグループかと。
今回発掘された音源は、数度のヨーロッパ放浪から帰国後の
活動再開の皮切りとなる重要なコンサートのもので、
高橋照幸さんが自ら録音した6ミリオープンリールを主な音源として、
アンコールを除くほぼ全編を収録したものです。
一度、枚数限定の自主製作盤で一部の音源が発表されていますが、
今回は、より完全に近いもので音質もいいものとなっています。
この時はフリーコンサートという事で、更に谷野ひとしさんや
つのだ☆ひろさんといった元ジャックスのメンバーも出演したとあって、
大盛況だったとの事です。実際にコンサートを観てきた
ジャックスファンクラブの会長の方の解説によれば、
最初は機材の調子が悪く、マイクがヴォーカルを上手く拾えてなくて
聴きづらかったとの事で、アンコールで最初の3曲を歌いなおしたと記載がありました。
聴いてみて特に印象的だったのは、この再出発のために作られたという
「白い国籍のスパイ」、そして少々ピッチを速めたバージョンで、
永井充男さんのギターソロが素晴らしい「悪魔巣取金愚」ですね。
休みの国は、ジャックス程のアクは強くないですが、
高橋さんの独特なセンスと音の選び方は、なかなか面白いものがあります。
余談ですが、某ディスクユニオンで購入すると、当日のアンコールを収録した
CD‐Rを特典で貰えます。(無くなり次第終了)
更に余談ですが、このCDの発売の際、谷野ひとしさんとつのだ☆ひろさんが
インタヴューに答えていますので、参考にどうぞ。
谷野ひとし&つのだ☆ひろに訊くジャックス、休みの国、そしてカイゾク=高橋照幸のこと | Mikiki
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