AV新法「私は自分の裸が残ることを嫌とは思わない」 差別と偏見で作られた法律の問題点
夏季休暇11連休9日目です。
本来の夏季休暇(平日だけど休み)は今日でとうとう終わり。
名残惜しい…。
次の長期休暇は年末年始休暇。早くも待ち遠しい…。
さて、今日は5月にもちょこっとブログに書いたAV新法について。
AV出演被害防止・救済法、通称「AV新法」。
本来は女性が意図に反してAVに出演することになってしまった場合の救済として、契約書や内容説明の義務化、契約から1か月間の撮影禁止、撮影後4か月間の公表禁止、公表から1年間の契約解除や販売・配信の停止を可能とすることなどを盛り込んだもの。
これはこれでオレは間違ってないと思う。
が、あくまでも「悪徳AV」の話でしょ?本来は。
取り締まるべきは従来の「適正AV」と呼ばれるもの以外のAV製作業者や販売業者でしょ?
でも、この新法のせいで適正AVに出演している女優さんが大勢「逆に」被害を受けているそうな。
契約から1ヶ月は撮影出来ない、撮影後も4ヶ月公表できない。
これでは女優さんは契約してから最低半年間は収入が無いって事ですやん。
日本プロダクション協会が現役女優を含む業界関係者441人を対象に行ったアンケート調査では、収入が50%以上減ったという回答が37%、7.8%は収入が0になったと回答している。
もし自分が就職したけど半年間給料無しやったらどう思う?
これが本当に救済措置?
この法案。
冒頭のリンク記事の月島さくらさんの話によりますと、「適正AV」の現場の意見をまったくヒアリングせずに立案、可決された法律だそうで。
「業界を知らない人たち、とにかくAVをなくしたい、性事業者への差別と偏見を持った人たちが作った法律だから、自主的にルールを守った適正AVがあることも知らず、女優はみんなだまされて出演させられた、かわいそうな人たちだと決めつけられている。私は自分の裸が残ることを嫌とは思わないし、むしろ売れてより多くの人に見てもらいたいと、誇りを持ってこの仕事をしています。今は被害者の救済でなく、被害者のいない適正AVを見せしめで締め付けることが目的になっている」
また、月島さくらさんはこの法案成立の中心人物だった塩村あやか議員に直談判した結果…
「『何とかこの法律で頑張って』『特殊な仕事だから』と一方的に塩村さんの意見を言われて、肝心なところは『そちらの業界で話し合って』と、こちらの疑問には答えていただけなかった。私だけでは個人的な意見で終わってしまうので、今度は客観的なデータを持っているJPG(日本プロダクション協会)の人と一緒に話を聞いてほしいとも言いましたが、『プロダクションの方はちょっと……』と断られてしまって。」
…と。
ほんまこれ。
一般の会社でもそうやん。
現場を知らない人間が現場のルールを作る事が現場が一番迷惑するんだわ。
しかも、そのルールを作った側にしてみたら「お前らのために作ってやった」みたいな上から目線。
反対意見を言おうものなら「は?文句あんの?嫌なら辞めれば?」の姿勢。
今回の法案作った政府と適性AV業界の立場がまさにこれやと思う。
今回の塩村あやか議員の対応も…
「ワタシの作った法律が正しい。だからその正しいルールの元で頑張って下さい」
…の姿勢。
結局これや。
早い話が「聞く耳持たん」ってやつ。
そして自分が確実に論破されそうな相手とは面談を避ける、すなわち逃げると言うね。
ルールが作られるのは百歩譲るとして、それが正しいかどうか、現状に合っているかどうかは現場が決めることや。
その現場がおかしいと言ってるんだからせめて聞く耳持てや。
結局、塩村あやかが「議員としてこんな仕事をしました!」って形を残したいがためにこの法案作っただけでは?って思えてしまう。
小泉進次郎の「レジ袋有料化」と同じくらい誰得?法案やと思う。
オレもこういう法律が不要だとは思わんよ。
けど、自ら進んで誇りをもって働く大勢の現場の女優さんが迷惑してて、最悪辞めたくないのに辞めざるを得ない人まで出るであろうこの法律。
そして本来適正AVだった業者は「この法律下では商売できん」となって、結局違法AVに流れる可能性も。
契約してから1ヶ月、撮影後4ヶ月は販売できない?
悪いこと考える業者は契約書の日付や撮影日なんて何とでも誤魔化すって。
本来女性を救うべきはずの法案なのに今後女性の被害者がもっと増えるのでは?って思えてしまうよ。
何度も言うが、この法案にオレは反対ではない。
きちんと説明もされない。
自身の意図に反している。
なのにAVに出演させられた。
こういう女性のみを救うべき法案に早く修正すべきだと言っておるんです。
今回の月島さくらさんのように、AV女優として誇りを持って働いている人、その女優さんを支える適正AVメーカーの人たち、販売に関わる業者さん、こういう人達の働く場を奪う法律になってしまっていることが問題だと言っておるんです。
結局。
塩村あやかや自称フェミニストのような、あたかも「女性の人権を守る!」「女性の味方!」的な人たちって「自分たちの意見に賛同する」女性のみの味方であって、月島さくらさんのような女性はこいつらの敵なんだろうな。
すなわち、「守るべき対象」では無いんだろうね。
まさに、女性の敵は女性だ。
追伸。
ちなみにオレはAVのジャンルで言うと巨乳系が好きですポッ
女優さんのジャンルで言うとギャル系よりも清楚系が好きですキャーッ
そしてオレは塩村あやか議員はずーっと前から嫌いです。