今日は久々に純粋な備忘録として書き残す。
夏季休暇11連休が明けた8月22日。
最高に憂鬱な気分で出勤し、働かない頭、動かない身体を酷使しへとへとになって帰宅。
帰宅したらオヤジが開口一番、
「今日オカンが施設から病院に移った」
…と。
オカンは認知症。
施設に入った直後からもう家族のことは分からなくなってしまい、その数ヶ月後にはもう問いかけに応えられないくらいもう何もかも分からない状態に。
と、いうことは今回病院に移ったのは当然のことながら「良い方向」に向かうって話じゃないことは容易に想像できる。
結論から言えば誤嚥性肺炎を起こして病院に運ばれたんだそうで。
当初は熱もあったから「新型コロナか!?」って疑われたけど、検査の結果コロナでは無かったとのこと。
そして痰を吸引してもらったら熱も落ち着いたとのこと。
ですが、主治医から
「延命治療どうしますか」
と言われたと。
なんかこうハッキリ言われるとショックあるよね。
もう普通にしてたら命はそう長くありませんって言われてんだから。
そこで緊急家族会議。
もう意識も無い。
意思疎通も出来ない。
正直、息してるだけの状態。
でも、だからそのまま自然に任せますなんてのは見殺しにするみたいでいやだ。
かと言って体中にチューブ付けられて「機械の力」によってただただ命だけ引き延ばしているだけの状態も、本人は意識が無いにしてもそれはそれで可哀そうだ。
そこで家族で出した結論。
酸素吸入と栄養補給のための点滴だけ続けて下さいと。
あと、月曜日に主治医から「今日だったら面会許可しますんで会わせたい人を呼んで下さい。明日以降面会は禁止です。」と言われたと。
もちろん理由はコロナ禍だから。
でも、家族言うてもみんな仕事中。
急に言うて急には行けるはずもなく。(オヤジから連絡も無かったけど)
翌日、オヤジが再び病院に行って、延命治療の件と面会の件を主治医に伝える。
息子が仕事休みになる土日に一度会わせてやって欲しい頼んだけど、主治医から「他の患者さんの家族にも面会認めて無いので、例外は認めません」とバッサリ言われたと。
施設入所時もコロナでほぼ面会出来ず。
仕方ないとは言え、ほんまコロナ何なん!?
今やただの風邪みたいなもんやのに、面会くらい認めろや!
…て、病院だとそんな健康な一般人みたいな人と同じ理屈では行かんのやろな。
全国でもコロナのせいで会いたい人にも会えない人も多々いることだろう。
まだオレのオカンの場合は幸い(と言って良いかどうか分からんけど)もう意識も無い。
これが意識もあって苦しい思いも認識してて、でも家族にも会えないとなると本人はどんなに辛いことかと思う。
家族としては辛いけど、本人が辛い認識が無い(と思われる)だけまだマシかも知れない…。
いずれにせよ、とうとうここまで来たかと言う感じ。
面会禁止となった以上、次にオカンと対面するのは…無言の帰宅の時だな。
でも割り切らねばならない。
認知症になってしまったのも運命。
コロナと言う時代に当たってしまったのも運命。
そしてどんな人でも生まれた瞬間から死に向かってカウントダウンが始まる。
オカンの場合、今その時期が近づいてきたと言うだけ。
そう思って来るべき時に備えて心の準備だけはしておこうと思う。
追伸。
7月28日におばさん(オカンの姉)が亡くなって、昨日お墓に納骨してきた。
不謹慎と思う人がいるかも知れないけれど、おばさんに「早くオカンを迎えに来て、一緒にあの世に連れてってあげて」とお願いしたよ。
おばさんとオカンとは結構仲も良かったし、オカンは施設に入ってからずーっと孤独だったろうからせめてあの世で一緒に話相手にでもなってやって欲しいなと。