星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

和良亭

2006年04月23日 18時25分15秒 | Weblog

去年の夏カナダ・ケロウナで友達になった新潟のO夫妻が、ゴールドコーストでの3ヶ月ロングステイからの帰途、昨日22日に寄ってくれました。空港ホテルでピックアップして成田山新勝寺にお参りし、参道をぶらついてから昼食を共にしました。

海外から帰って最初に食べたいものは寿司だろうけど、昼に寿司では重すぎようし、どこに行こうかと思案していたら、前日の新聞折込のミニコミ紙に面白そうな蕎麦屋さんの記事がありました。曰く、「女将が自分の庭で朝掘った筍をふんだんに使った手料理と手打ち蕎麦」。「予約客のみ受け、不定休」。「これだっ!」と直感し、迷わず予約してしまうのは熟慮が不得手の私の特技です。たいそうな店構えをせず、店の都合で営業したり休んだりと商売っ気のあまりない、このての店が実は結構いけるものなのです。

成田山参道名物の鰻屋から流れ出る、なんとも美味そうな匂いの誘惑に負けそうになり、O夫妻の「鰻もいいね」なんて声も無視して初志貫徹、当初計画どおり「和良亭」に行きました。お客様の都合よりも自分の勘を確かめたいジコチュウの私です。

地図を頼りにたどり着いた和良亭は、食事処として建てた家作ではなく、ふつうの民家のふつうの空室に少し手を加えてテーブルを置いた程度のスペースでした。テーブル4つで満杯の部屋が一つ、別棟にテーブル3つ程度の「離れ」があるだけです。

でも、野趣あふれる庭は十分に広く、竹やぶを背にして季節の花々が咲き、季節感が横溢する、なかなかの風情でした。もっとも、里山が広がったような、こういう景色が嫌いでない私の好みに合うだけで、「手入れの行き届かない、広いだけで雑然とした雑木林と荒れ庭」と評価する向きもあるでしょう。「庭園」と言わず敢えて「庭」と書いた心中を察してください。

食事処のハードウエアを重視する向きにはお勧めしませんが、料理の中身と値段で勝負するわれわれには素晴らしいお店でした。

筍の刺身、筍の甘辛煮、筍の酢の物、筍のマヨネーズ和え、筍の柴漬け、筍ご飯、それに手打ち蕎麦、デザートまでついて1350円。大満腹でした。大満足でした。
ハードウエアがしっかりしたお店であれば3000円くらい取られても文句が言えない内容です。

最近脱サラして手伝っている息子さん(和良さん)と女将の二人で忙しく切り盛りしている店だそうで、リピーターが多いとのこと。ミニコミ誌を読んで訪れる客が増えると二人だけではサービスの時間がかかりそうで心配ですね。

店のHPみて一度試すことをお勧めします。
http://www.geocities.jp/rjpgf735/waratei.html

 


老人性白内障

2006年04月23日 15時42分38秒 | Weblog

小学校高学年の頃から50年以上にわたり眼鏡にお世話になってきました。いわゆる牛乳ビンの底状態のレンズと永年付き合ってきたのです。眼鏡なしの自分の顔を想像することもできないというのが本当のところでした。

そんな私が、何とか眼鏡なしの生活ができないかと考え始めたのは、遠近両用眼鏡の鬱陶しさに悩まされたからです。新聞や本を読むときに老眼鏡が手放せなくなるのは諦めるとして、なんとか近視を治して日常生活を眼鏡なしで送れないものかと考えたのです。

便利な時代になったものでインターネットは情報の宝庫です。いろいろ調べたら、近視矯正の「レーシック手術」なるものがどうやら私のニーズに合った方法のように思えて、早速医者の門をたたきました。

そこで術前検査をしたら「白内障の兆しがある。レーシックで近視を矯正しても、先々白内障が進行したら白内障手術も必要となり、二度の眼科手術となる。すぐに手術しなければならない白内障ではないが、白内障手術でも近視を矯正できる。」との診断。

レーシック手術は健康保険が利かないので50万円弱の出費となるのに対して、白内障は「立派な」病気であり、勿論保険でカバーできるとの有難い話もいただき、私は躊躇することなく、検査に行ったその場で白内障手術の予約をお願いしたものです。「ゆっくり考えて、奥様ともご相談なさったら・・・」と先生もあきれていましたっけ。

順調な手術を経て、いまや眼鏡とオサラバして快適な「視生活」に満足しています。世の中の見えなくていいものまで見えすぎてか、はじめのうちは肩こりに悩まされたり、鏡に映し出される自分の顔に「こんな面してたのかぁ、オレは?!」と複雑な気持ちにもなりましたが、いまやすっかり慣れて、眼鏡をかけた自分の顔を忘れつつあります。

眼鏡と折り合いつけて生きている仲間にも「一刻も早く眼科チェック受けて、白内障と診断されたら、即刻手術しろっ!」と、この喜びを分けてあげたい気持ちで言い回っています。

医療保険請求に必要な診断書に「白内障」とだけ書いてくれればいいのに「老人性」のおまけがついていたのが唯一の不満です。

私がお世話になった「恩視」大野先生の「レーシック手術」のHPを参考までに。
http://www.lasik.go.jp/index.html

 


きょうの一言(8) Give me a break

2006年04月23日 12時01分03秒 | Weblog

たしか大橋巨泉が司会をした、トーク番組だかクイズ番組だか忘れましたが、カタカナで「ギンミアブレイク」と題したTV番組が、その昔にありました。当時としてはあまりこなれていない言葉を「よくTVタイトルなんかに使うもんだなぁ」と思った記憶があります。その後カタカナ言葉として市民権を得るほどに定着したとも思えませんが・・・。

でも、会話の中に出てくるGive me a break 、耳への響きはまさに「ギンミアブレイク」。むしろ漢字で「吟味ぁ無礼句」と言った具合に聞こえるから不思議です。

チョー忙しいときに、追加の仕事が飛び込んできました。
「おいおい、もう勘弁してヨ!」「いい加減にしてヨ~!」「頼むヨー、もう!!」

詰め詰めのA型上司から企画書に関する矢つぎばやの質問が飛んできます。
「部長、お願いしますヨ。資料作りで昨日は徹夜っスヨ。

2月14日夕刻。私の机の上はチョコレートの山、やま、ヤマ。
「もうッ!!分かったからサー。これ以上は断ってくれるぅ~?」

こんな風に「もうウンザリだ!」「これ以上は無理!」「キレル寸前!」と思っているときに、駄目押しの一撃。こんな時こそGive me a breakです。

私:Here is your schedule for this afternoon, Boss. Mr. Bush is coming to see you.
ボス:Oh, Give me a break, Sanzo!  I’ve been seeing so many big shots all morning and I am getting sick and tired of the celebrities.

秘書:Mr. Hoshi, somebody wants you on the phone. Sounds like a nice lady.
私: Give me a break, will you?  I am too bus---,  Hold it, hold it!  Who did you say wants me on the phone? No problem, I’ll get it, right away.