前職を辞めて福祉用具の開発改良を事業化検討するために、介護職員初任者研修の資格をハローワーク経由でタダで受講し、取得したわけです。
高齢者との対応の仕方のノウハウを理論から実習まで一通り経験したわけです。
心身の衰えに対して生き延びるためにずる賢くなるのは、何も老人の特権ではなく、子供でも社会人でも誰でも行っているわけです。
ボケる怒る泣くなどね。
感情に訴えて乗り切る。
辞める前の数年間、開発戦略チームで一日8時間、毎日みっちりと戦略を調べて考える機会があった。
海外の特許をひたすら調べまくり分析する作業と共に、ゲリラ的に組み立て現場に赴きジグの改良に作業者と一緒に頭をひねった。
特許というものは、そもそも現場やユーザーの困りごとを解決するから知的財産となる。
それを忘れて特許だけ図面だけを考えてもいい知的財産など浮かばない。
困りごとを解決するために、地道な努力の末に生まれるのが特許であり良い製品であるという論理のもと、誰に理解されずとも現場には行かねばなるまいよ。
与えられた仕事を100%以上理解し行った。
自信を持ってやっていける実感の後、賞与が発生したタイミングで辞職願を提出。
きっちり戦略の精度は高めさせてもらいましたよ。
社会・経営・人文・法律・歴史・科学・工学あらゆる観点から調査分析させてもらいました。
その上で辞めるしかないという結論だったわけです。
辞める理由をExcelファイルで社長に報告できたので、しっかりパスワードプロテクトかけて報告させてもらいました。
改ざんできないようにね。
それで社長を辞める決心をしたかは知る由もない。
本社社長ではないよ?
本社社長は世界的規模の官僚化した中小企業を建て直すのに必死です。
病巣の主原因より、製造現場にメスを入れるのには感心できませんが。
しかし実際の手術でも正常組織を切断する必要があるので、医師免許が必要になるわけですが。
病巣にアプローチできなければ手術もできない。
賢い・賢(さか)しい・小賢しいは意味が違う。
それも踏まえて現場のほうが面白い。
そしてボケに突っ込まないが吉。
同化するので。