ささかのブログ

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ジブリ映画興行収入分析

2023-12-02 21:04:25 | Animation

ジブリ映画の興行収入を分析してみました。

ジブリ作品興行収入ランキング | スタジオジブリ 非公式ファンサイト【ジブリのせかい】 宮崎駿・高畑勲の最新情報

合計興行収入は、1684億4千万円ということになります。

リバイバル上映を含んでいるので、順位に入れ替わりがあります。

グラフ化すると、

千と千尋の神隠しの興行収入が非常に高いことがわかります。

公開年が古い作品は、有名にもかかわらず低い興行収入になっています。

物価上昇の影響があるのでしょうか?

時系列に興行収入をプロットすると、多少上昇はあるものの、物価上昇の影響は少ないようです。

時系列に合わせた作品と興行収入は、

千と千尋の神隠しは大ヒットだったようですね。

やはり、宮崎駿監督作品の興行収入が多いようです。

監督ごとに合計興行収入を計算してみます。

となりのトトロ/火垂るの墓は合計されているので、宮崎駿/高畑勲監督作品として別にしました。

宮崎駿監督が、圧倒的な稼ぎ頭であることがわかります。

次が米林宏昌監督。

作品数に差があるので、監督ごとの合計興行収入を作品数で割った、平均興行収入を出します。

こうすると、森田宏幸監督と、米林宏昌監督は、ほぼ同じ興行収入のスマッシュヒットを出していることがわかります。

森田宏幸監督は、「猫の恩返し」の監督です。

高畑勲監督作品は、興行収入低いんですね。好きなのですが、難解であることは否めないということでしょうか。

こうしてまとめてみると、ナウシカやラピュタや紅の豚など、私が好きで感動した作品が興行収入が高いわけではないことがわかります。

一般の人が求める映画と、個人的に好きな作品は違うということでしょうか。

近藤喜文監督の「耳をすませば」は大好きなんですが、1998年に47歳の若さで早世してしまっています。

因みに、高坂希太郎監督の「茄子 アンダルシアの夏」も好きなのですが、ジブリ作品のようで、マッドハウス製作作品です。

数字と感動は一致しないとしても、何らかの感想は得られるかなと。


メンタルヘルス

2023-12-02 00:02:08 | Health
私の持論ですが、せっかく精神病医学があるんだから、風邪のときの内科と同じように使えばいいと思っている。

人の最大の病気は悩みです。

その悩みで体調が悪くなる。

ほとんどの体調不良は、苦悩からやってくる。

悩んで苦しんで、酒や違法薬物や犯罪に手を染めるより、まずはしっかり身体と心を休めるために、正しい処方の薬を飲んだほうがいい。

まずはしっかりと寝ること。
そうしなければ、身体も心も治らない。

そのために睡眠導入剤があるわけで、それをしっかり処方できるのは、心療内科や精神科の医師になる。

とにかく体を動かせとか、パーッと遊べば悩みなんて消えるとか、それは根拠のない論理ですよ。

本当に鬱になると、心身の機能が衰えて、心臓の鼓動さえ弱くなる。
それが、体を動かす億劫さに拍車をかけて、更に動かなくなる。
その基礎体力をつけるためには、確かに運動が必要だけれど、それはリハビリの段階。
まずはしっかりと休んで、回復しなければ、体力をつける段階に入れない。


精神医療のエビデンスとなる診断根拠は、実はあまりない。

鬱や躁などの脳内メカニズムを研究するテーマがあるが、実際の臨床で脳内の働きや分泌物がどのように変化しているかは観察できない。

脳内ホルモンの分泌は、非常に微小なのだから。

基本的には言動の観察にもとづいて診断を行う。

ところが、精神病患者と一般人の差を決める境界はあやふやなのですよ。

根拠不足で、因果関係に一貫性がないことを精神病患者の定義だとしましょうよ。

世の中に、しっかりとした根拠を元に、確実な因果関係をもって物事を判断している人のいかに少ないことか。

政治家でも、会社社長でも、まともに判断している人なんて知りませんよ。
基本的に、知識不足、経験不足、観察の欠落、論理の破綻で人は物事を考えているんです。

完璧に物事に結論をつけられる人なんていないわけです。

皆何か勘違いしているんです。

程度の問題ですよ。


もう一つ重要な問題は、間違いの許容量です。

現代日本で言えば、一円で人が死ぬことは殆どありません。

ところが、100万円無くしたら、社会的に人が死ぬ可能性は高くなります。

1億円紛失したら、大問題です。

つまり、自由になる資産の大小によって、死に直結する損失は変わるのです。

仮に数千万円の貯蓄があれば、数十万円の手術費用がある日突然必要になってもなんとかなります。

ところが、月収十万円程度で貯蓄がない。そんなときに一ヶ月の入院が必要になったら、生死のはざまに立たされます。

危機となる問題へ対応できる余裕があるかは、社会的地位や財力に左右されるのです。

精神病と社会的地位の相関関係はあります。

このあたり、精神科医やそれらの医療従事者さえしっかり理解していないのが現実です。


繰り返せば、精神病は、悩みという、人類の根源的病を治すための、医療行為なんですよ。

それをお金に変えようとする人もいるのでね。

新興宗教やら、キャッチセールスやらもそれに類するわけで。

社会集団が、個人の生きる尊厳を潰すことによって発生する病もあるわけです。

えてして、当人の問題ではなく、組織集団の問題が1人に集まってしまう。

よく世の中に存在するニュースです。