生きるために仕事をするのであって、仕事をするために死んではいけない。
他の人に言うためにこの言葉を使うのですが、よく考えればこんなにバカらしいこともない。
手段と目的が逆になっているのも甚だしくて。
日本には勤労の義務があるのですが。
これについては非常に懐疑的で。
逆に基本的人権の尊重もある。
すべての人が人らしく生きることと、仕事のために奴隷化するのは違うでしょう。
日本は真面目に仕事をする必要がある国で。
冬の寒さや台風の襲来、洪水や地震が頻発するなど、自然災害が多く甚大なため、建築技術も高い。
逆に言えば、しっかりした家がないと生きられない。
真面目に働く必要もあるし、共済関係を維持するために社会保障も充実するし、充実せざるを得ない。
陸路のない島国であるため、異文化異民族による侵略は受けにくい。
強制的に宗教や言語や政治を、全く別に変えられることもほぼない。
日本にとってペリー来航が一大事になるけれど、世界一般ではそのくらい起きて当たり前で、もっと混乱を極めた侵略は頻発している。
拉致や思想による弾圧や民族人種差別と隣合わせ。
したがって、異文化の侵略を防ぐため、安全保障条約などの先手を打って、戦争をしないための確約をする必要があるわけで。
そのために政治や契約が必須になる。
日本はその必要性がないため、政治や契約や法律なども必要ない。
身内の空気読みで行動規制できる。
だから感染症蔓延でもロックダウンなどの強制力を発動する必要もないし、政治にそれだけの力がない。
日本の会社社会も例にもれず。
身内の「迷惑」や「和を乱さない」などの評価によって、個人の権利の主張は尊重されない。
それで自殺や体調を崩したり、会社のために財力を失ったとしても。
それを防ぐために、社会主義や共産主義などのシステムが発明されたり、ストライキ権や労働組合法などの身を護る権利があるのだけれど。
厚生労働省などの官僚から終電を逃すまで残業し続けるのが日本。
何やっているんだか。
疲れたら休め。
会社や学校より重要なのが命だ。
お国の為に戦争に行って死ぬために生きているわけじゃないのよ?
そんなのはじいさんばあさん以前の世代で否定されているはずなのだけど。