ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

やる気を無くす原因

2023-12-06 10:33:25 | Office
世の中の仕事は、他人の間違いを修正することで成り立っている。

弁護士は他人のミスによるトラブルを直す。
医者は他人の健康問題を治す。
税理士は他人の税務申告を代行する。

人は基本的に間違える。
だからそれを正しい方向に直す必要がある。
このために多くの時間と費用が割かれる。

新しい画期的な方法は、時と場合によるとこの修正作業を無くす。
多くの人々にとっては幸せなことだが、修正を生業としていた人の仕事を奪うことになる。

例えばAIの進化は、会計士や税理士の職を奪う。
会計税務処理を自動化すれば、わざわざ手間ひまかけて利益計算する必要はない。
会計ソフトがあればいい。
すでに勘定ソフトが存在する。

ただし、事業会計の収支バランスを自分で把握して、何が収益となり、何が損失となっているか分析把握する能力は必要になる。


その他人の間違いの修正に忙殺されると、一体何をやっているのか自棄的にもなるけれど、自分の間違いを修正することも仕事になると考えれば、多少は気が楽になる。

気をつけなければいけないのは、物事を間違えるのはどちらかといえば子どもの仕事であり、物事をなおすのは大人の仕事になる。

つまり間違い続ける人は、幼稚さのレッテルを貼られ、次第に価値を失う。

そして他人の間違いをなおせるほどの技術が、その作業に忙殺されて、新しい技術開発時間や費用まで食いつぶしてしまうということ。

私が見るに、今の日本は、間違い続けるがあまり、その修正コストのほうが新規開発コストを上回り、結局新しい技術を生み出せない状況。

ゆとり世代の、品質の悪い雑なアウトプットを修正する時間だけで終わってしまい、新しい成果の結果を出せない。

一生懸命やっても、全く成果が出ない。

そういう仕事は辞めたほうがいいと考える。
人生の無駄だ。
高給は取れるかもしれないが、そうでなければやる意味がない。

夢見る

2023-12-06 04:00:02 | 日記
「できる研究者になるための留学術」を図書館で読んだ。

アメリカで理系のPhD(博士号)取るのにお金はいらない?!

マジかー。

それでも、少なくとも、TOEFLやGREなどの英語スキルは必要。
そりゃそうだ。
授業を受けて、質問できるぐらいの英語力がなければ、わざわざ英語圏に行く意味がない。

もっとも、世界の25%は英語で喋っているし、学術論文やら英語で読めると一気に情報量が増える。
最新最先端の情報は、日本語だけで仕入れるのには限界がある。

日本人にとって英語はハードルが高い言語だけど、よく考えれば、日本ほど識字率が高くない文化でも英語ぐらい喋っているわけですよ。
スラムで生活する人でさえ英語圏なら英語で喋る。

日本はね。狭い同調社会であることを非常に実感していて。
実力があっても上に行けるとは限らない。
全体の平均レベルは高いんですよ。
だけどその平均以外の人に対する許容能力があまりにない。
だから能力が低すぎればいじめに合うし、能力が高すぎてもいじめに合う。
実力主義よりも、同調能力のほうが重要になる。
「和を以て貴しとなす」の社会。

良くても悪くても、平均化して合わせないとならない。
少しでも能力が劣れば、心身を病んで自宅警備員になる。
成果を出しすぎても叩かれて評価されないのだから、やりがいがない。
「他の人のことを考えなさい」となる。
幸福度の低い国にもなる。
優秀な人材は、日本に残らない理由。

まぁ、労働自治の意識も低くて、経営者や上司に文句を言おうものなら首を切られる。
そんなことにビクビクする必要があるというのもおかしい。
そんな人事権の濫用は許されないのだけど。

バイデン大統領が、労働組合活性化政策を行うらしい。
全体潮流としては好ましいけれど、行き過ぎると労働組合が骨抜きになってしまう。
企業別組合が経営と一体化してしまうのと同じで、会社と闘うことができなくなる。

それはまぁ別の話で、とにかく日本以外の視点は必要だと思っていますよ。
日本は閉鎖的すぎる。

養老孟司さんが言っていたかな。非常に都市化されている文化が日本。
歩いていける距離にコンビニがあって必要なものは簡単に手に入る。
だけど、そのルールから外れると一気に暮らしづらくなる。

都会の猫と同じで、部屋の中に閉じ込められている必要がある。
外に簡単に逃げ出せると、飼い主責任が問われる。

ど田舎の猫はそもそも家に鍵なんてかかってないし、スキマもたくさんあるから民家に出入り自由。
遊びたいときに外に出て、川や水溜りで水を飲んで、土を掘ってフンをして、遊びがてら木に登ればいいし、腹が減れば人にすり寄ればいい。

どちらが自由でどちらが幸せかは、人によるだろうけど、私は、不便であっても田舎の猫でありたいのですよ。

日本で暮らすか、日本国外で暮らすかは、おそらくこの違いなんだろうなとは思っている。

不便だけど自由か、便利だけど不自由か。

実証実験したいのです。

長生きしたい

2023-12-04 09:01:12 | Human
半世紀も生きれば、大抵のことは経験しているんだから、わざわざ生きる必要なんてないでしょう。

と、若い頃は考えたと思います。

年月を重ねるほど、新しいことに気づいて学んでいく。

もっとも、不健康な病気になって、不自由であることも知った。

病気を治療し、回復することも。


新しく人生をやり直したいとも思わない。

生まれ育ちを恨んだり羨んだりするより、自分が何をして、何を学ぶかの方に興味がある。

長生きしたいのだけれど、いつまで生きられるかはわからない。

もっと無茶を言えば、1日24時間しかないのが恨めしい。
しかしこれが増えたからって、時間を効率的に使おうともしないから、結局のところ何も変わらない可能性がある。

長生きしたいというよりも、もっと色々経験して、色々知りたい。

それでもって、この作業には終わりなんてない。

まだ人類が経験していないことや知らないことなんてあるわけで。

一発終了の「死」を避けて、何をどれだけできるかは、結局は自分次第。

それとまぁ、運もあると思うけれど、それさえも求めていないと掴めないのでね。

人間関係の5S3定

2023-12-03 08:16:51 | Human
5S3定は、

整理 不要なものを捨てて必要なものを明確にする
整頓 必要なものを使いやすい場所に置く
清掃 作業環境を掃除してきれいな環境を保つ
清潔 整理整頓清掃を行い、清潔な環境を保つ
躾 整理整頓清掃清潔を習慣づけて、ルール化し、維持する
定位 決まった場所に置く
定品 決まったものを置く
定量 在庫を多すぎないよう一定に保つ

と定義されて、作業環境の効率化と安全に寄与します。

ものすごくドライに考えれば、これは人間関係にも当てはまるのかもしれない。

人生のトラブルの多くは他人が持ってくる。
必要なトラブルもあれば、不要なトラブルもある。
自分の時間も労力も有限なので、何でもかんでも受け入れられない。
定期的に片付ける必要がある。

といっても、アウトロー的な「掃除屋」で人間を排除するわけではなく、あくまで人間「関係」を整理する。

人間関係の5S3定必要かもしれない。

ジブリ映画興行収入分析

2023-12-02 21:04:25 | Animation

ジブリ映画の興行収入を分析してみました。

ジブリ作品興行収入ランキング | スタジオジブリ 非公式ファンサイト【ジブリのせかい】 宮崎駿・高畑勲の最新情報

合計興行収入は、1684億4千万円ということになります。

リバイバル上映を含んでいるので、順位に入れ替わりがあります。

グラフ化すると、

千と千尋の神隠しの興行収入が非常に高いことがわかります。

公開年が古い作品は、有名にもかかわらず低い興行収入になっています。

物価上昇の影響があるのでしょうか?

時系列に興行収入をプロットすると、多少上昇はあるものの、物価上昇の影響は少ないようです。

時系列に合わせた作品と興行収入は、

千と千尋の神隠しは大ヒットだったようですね。

やはり、宮崎駿監督作品の興行収入が多いようです。

監督ごとに合計興行収入を計算してみます。

となりのトトロ/火垂るの墓は合計されているので、宮崎駿/高畑勲監督作品として別にしました。

宮崎駿監督が、圧倒的な稼ぎ頭であることがわかります。

次が米林宏昌監督。

作品数に差があるので、監督ごとの合計興行収入を作品数で割った、平均興行収入を出します。

こうすると、森田宏幸監督と、米林宏昌監督は、ほぼ同じ興行収入のスマッシュヒットを出していることがわかります。

森田宏幸監督は、「猫の恩返し」の監督です。

高畑勲監督作品は、興行収入低いんですね。好きなのですが、難解であることは否めないということでしょうか。

こうしてまとめてみると、ナウシカやラピュタや紅の豚など、私が好きで感動した作品が興行収入が高いわけではないことがわかります。

一般の人が求める映画と、個人的に好きな作品は違うということでしょうか。

近藤喜文監督の「耳をすませば」は大好きなんですが、1998年に47歳の若さで早世してしまっています。

因みに、高坂希太郎監督の「茄子 アンダルシアの夏」も好きなのですが、ジブリ作品のようで、マッドハウス製作作品です。

数字と感動は一致しないとしても、何らかの感想は得られるかなと。