先日、島根県の石見銀山へ行ってきました。
ここは、今年世界遺産に登録されたばかりです。
当然、観光で出かけたわけでなく、社用で行ってきたんです。
以前にも、紹介しました〈群言堂〉の本社が石見銀山にあるので仕事として
出張してきたわけです。
案の定、平日であるにもかかわらず、多くの観光客で町は大変なことです。
石見銀山へは、すでに8年前からお邪魔しているのですが、
私が好きだったあの町の寂れた雰囲気は、すでに味わうことはできません。
なんだか別の町に来たような錯覚をしてしまいました。
商売をしている人はまだしも、普通の民家の方々は、この状況を
どう思っているのでしょうか?
朝早くから、列をつくって通っている観光客が、軒先や裏庭の
至る所にいたら、どうなんだろう・・・・
オチオチ、腹をだして昼寝もできないんじゃないでしょうか?
地元の方々は、第二の白川郷にならないようにと、
考えられたと思いますが、きっと問題が山積してくるのではと
案じてしまいます。
私は、群言堂の本社があるあの町が大好きです!
何度行っても飽きることがなくて、いつも癒されて帰ります。
もちろん、そこに住む人たちにも癒されますよ・・・
群言堂が、メジャーになることはうれしいし、もっともっとファンが増えて
いってくれればと思っていますが、あの素朴な町が二度と戻らないとしたら
残念でしかたありません。
そんなフィーバーの中ではありますが、相変わらず群言堂のお店の中では
いつもと変わらず、流されることもなく自分流を貫いているので
ホッとしました。
もし石見銀山に行くことがあるなら、是非群言堂にお立ち寄り下さい!
あの空間こそ、私がお薦めしたい石見銀山の町です。
お福さん