加茂町では今週こそ雪が降るかと思い、覚悟しておりましたが、
まさかの大雨。天気予報では17日(木)にいよいよ雪が降るようです。
スタッドレスに履き替えるご準備を。
さて、先日の定休日にふと津山の観光名所を久しぶりに
訪れてみようと思い立ち、津山出雲街道を探索してみました。
津山城を中心に出雲街道は、城西地区と城東地区に分かれており、
まずは城西の「徳守神社」へお参り。
やはり神社仏閣の凛とした空気感と背筋がすっと伸びるような
感覚が私は大好きで、この徳守神社もまさに凛としたお姿。
徳守神社は天照皇大神さまをお祀りしており、
天照皇大神さまは太陽の神様です。
幸せへと照らしてくれる神様に日頃の感謝をお祈りして、
次に向かうは出雲街道・城東地区。
「菓子処・京御門」で饅頭と「なまくらや三代」で
煎餅を買い、出雲街道をぶらぶらお散歩です。
出雲街道は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されており、
江戸時代から昭和初期までの建物が立ち並んでいます。
その中でも今回メインに訪れたのが、300年以上の
歴史を誇る「旧梶村家」というお屋敷です。
お屋敷を管理されている方に伺うと、梶村家というのは
江戸時代に栄えた両替商だったようです。
NHK朝ドラ「あさが来た」をなんとなく思い返しながら、
邸内を拝見させていただいていると、「あぐりロケ地」という文字が。
ここは18年前に放送されていたNHK朝ドラ「あぐり」の
ロケ地でもあったのでした。
特に朝ドラファンという訳ではないですが、お決まりのように
とりあず「びっくりぽん」とだけ呟いておきました 笑
邸内には美術品を所蔵している大きな蔵と
中庭を中心にお座敷やお茶室があり、歴史の重みをずっしりと感じます。
家具屋だからでしょうか、やはり建物の材質や建具などが目に留まり、
その美しい佇まいに何枚か写真を撮らせていただきました。
昔ながらの波打ったガラスの建具やアート的なデザインの扉など
どれも職人の技術と遊び心が垣間見えます。
天井は屋久杉を使用しており、細部にまでこだわりを感じました。
またお屋敷の裏側には、こちらは明治の建物らしく
これはこれでまた違った趣き。
建物の持つ力と大切に維持してこられた方々の努力を
しみじみと感じ、また良い休日の探索となりました。
この旧梶村家邸宅は出雲街道・洋学資料館の横に位置しています。
洋学資料館の方には喫茶があり、さしこうが以前、
津山市に寄贈したティーテーブルやチェアなどが置いてあります。
町屋の雰囲気の中、美味しい珈琲とお茶菓子が頂けますので、
こちらも合わせてお立ち寄りください。
マサシ