HIROの のはらうた

2012/7/31からブログを始めました。

図書館で   「曽我逸郎さんに聞く」

2012-09-26 | 世の中のこと
図書館には、平日週1回は行きます。フルタイムで働いていたときには、考えられないことです。
今日は新聞で読みたい記事があったので、まずその記事を読みました。

「国旗に一礼しない村長 曽我逸郎さんに聞く」の記事です。(9月21日朝日新聞オピニオン)
・・・(略)
「私が国旗に礼をしない理由を端的に言えば『こういう場では礼をしなさい』『それが大人だ』という雰囲気がいや、ということです。目に見えないプレッシャーは危険な気がします。『まあいいや、これぐらい』と従うことが、いやな空気をつくり、長い目で見たら怖い結果につながりかねない。戦時中、派手な格好の人がいたら『この非常時に』と後ろ指を指していたわけです。でも『こういうときだからこそ、私はおしゃれするのよ』というあまのじゃくがきっといたはず。そういう存在は大事ではないでしょうか。
・・・
――広告会社に勤めていたころ、電力会社の担当になるのを断ったと聞きました。
 「入社して十数年たったころでした。原発のPRはしたくありませんと告げたら、上司が『電気を使っているのに何を言っている』『お前もサラリーマンなんだから』と言うので『じゃあ会社を辞めます』と答えました。結局、会社には残りましたが、せめて私が消費する電力のうち原発に依存する分を減らそうと、意地で階段を上り下りしていました」
 「学生時代に、原発施設での被曝(ひばく)労働者の話を小耳にはさんでいたことが背景にあります。そんなものの宣伝をするわけにはいかないと思ったんです。誰にも、踏み越えられない一線があるじゃないですか。それをしてしまったら、自分を許せなくなってしまう気がしたんです」  
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下線を引いている言葉に共感します。
曽我逸郎さんは、長野県の中川村の村長さんです。