生活

とりとめもなく

探偵はバーにいる

2020年08月19日 23時59分00秒 | 読書
最近読んでた本↓

ススキノ探偵シリーズ第一作で、ずっと読んでみたかったので、やっと。
北大の後輩から頼まれて女子短大生を探すうちにデートクラブがらみの殺人事件の謎を解いてしまうという話だった。
この人の本読むの初めてということもありちょっと読みづらかったけど、作家自身がたぶんこの主人公の「俺」みたいな生き方を若い頃してたんだろうなあという感じで、そういったススキノの事情を知るのも面白い。
映画シリーズの「探偵はBARにいる」ではこの作品は映像化されていないけどオリジナル脚本である3作目にちょっと要素が取り入れられている。
短期集中でグッと読んだほうが面白いんだろうけどついダラダラとちょっとずつ1か月半もかかってしまった。
スマホを見る時間を減らせばいいということはわかっております。
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甥っ子帰ってしまった

2020年07月25日 21時38分48秒 | 読書
甥っ子たちが2泊して帰っていった。
心は満たされたが体は疲れた。私は毎年、夏の入口あたりで早くもバテてしまう。
季節の変わり目についてけないよ…

むーちゃんが持ってきた本を読みました。安藤百福さんに続きまたコミック版世界の伝記で「アガサ・クリスティ」です。ミステリーの女王アガサ・クリスティの生涯をマンガで駆け足で知ることができます。
私も中学生から高校生くらいの時にアガサ・クリスティのハヤカワ・ミステリ文庫をたくさん読んだ。ポワロのドラマがNHKでやってたからそれも観たり。
昔は今と違ってたくさん本を読んだり映画やビデオを観たりラジオや音楽を聴いたりしてたんだけど今はその時間がほとんどスマホを見ている時間になっちゃって、良くないと思ってはいるんだけどそうやっていつの間にか時間が経っている。
本当によくない。
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マスターおすすめ黒部の山賊

2020年07月08日 23時50分09秒 | 読書
中延の美味しいハンバーガー屋さんのマスターにおすすめされた本↓

「定本 黒部の山賊 アルプスの怪」伊藤正一
この著者の伊藤正一さんという人は鷲羽岳と三俣蓮華岳の鞍部にある山小屋の主人で、戦後この三俣蓮華と黒部渓谷一帯を山賊とともに過ごし山荘を建てたり管理したりして登山客の利便をはかったり命を助けたり不思議なめにあったりした経験をエッセイふうにまとめた本なのである。
戦後まもなくの頃からの話で、黒部の太陽やら黒部ダムやらのずっと前からの話なのでもうホントに今とは登山事情も違うし、スマホとかGPSとか無いしゴアテックスとかエアリズムとかヒートテックとかもないし性能のよいギアもないし夏の山で瀕死の状態で小屋にたどり着く登山者たちを救ったり残念ながら死なせたりする(雨ふったり嵐が来たりで夏山で凍死する)エピソードや、カワウソやクマなど動物たちとかそれ以外かもしれない不思議な出来事、ずっと昔から黒部一帯を縦横無尽に歩き回って猟をしたり木を切ったりして生活してきた山賊の話を面白おかしくつづっていてたいへん読みやすいですし北アルプスに行ってみたくなるのである(私には無理だけど行きたいなあとは思う)。
今年は立山黒部アルペンルート行きたいなあと思ってたけど、まさかこんな世の中になるとは想像もしてなかった。きっと今年も無理だろう。
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悲嘆の門

2020年06月14日 23時31分37秒 | 読書
最近読んでた本↓
宮部みゆき「悲嘆の門」

久しぶりに宮部みゆきさんの本を読んだよ。
この人、現代劇も面白いけど時代小説も面白い。
でも私は断然現代劇が好き!
表紙の雰囲気からしてなんかファンタジー要素が入ってそうだなと思ってたんだけど、違った、よかったー!と思ったのも束の間、やはりファンタジーだった。
私はファンタジーが苦手なのである。中学生のときに悟った。私はファンタジーが嫌いだと。
でも現実世界とファンタジーと、割合でいったら現実世界のほうが多いかな…だからまあ面白かった。
ネット専門の監視システムの会社でバイトする大学生が殺人事件や失踪事件に巻き込まれる(というか自ら巻き込まれていく)話で、上巻までは現実世界の話なので安心してたら急に中巻からファンタジー風味になった。
ファンタジーじゃない現代劇の宮部作品が読みたいなあ〜
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愛の大売り出し

2020年04月15日 23時52分39秒 | 読書
最近読んでた本↓
美輪明宏「愛の大売り出し」

美輪さまが自身の人生の要所要所を語ったような本で
、実は音楽会に行っていれば何度も何度も聞いたような内容ではあるが、こうしてトータルして読んでみると面白い。
あと前回の音楽会のときに私は初めて聞いた長崎で被爆した時の話もこれには書かれてた。
私はてっきりその時美輪さまが「まんじゅう姫の絵を描いてた」と言ってると思っていたが、本で字で読んでみると「万寿姫」だったのだ。はずかしー
でも読みやすくておすすめ

これいつ買ったやつだっけな、
たしか秋のコンサート「愛の大売り出し」の時にロビーで買ったはず…と思ってパンフレットを探してみたらもう一昨年の話だ。
去年の秋のコンサートに行った日の翌日かなんかに美輪さまが脳梗塞で倒れて、なんかもう私も覚悟したのだが、復帰した。ズコー!

さすがに今年の春のお芝居はやらないようだ。
やったとしても世の中の都合で中止になったであろう。
次は何を読もうかしら
図書館で借りようと思ってたのがあるんだけど、いま臨時休館中なので借りられん。
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坂本龍馬「殺人事件」?

2020年03月21日 22時52分39秒 | 読書
最近読んでた本↓
風野真知雄「歴史探偵月村弘平の事件簿 坂本龍馬殺人事件」


なんつータイトルだ!
まあ確かに龍馬暗殺は単純に言えば殺人事件だが。
でもここで言う坂本龍馬とは、コンテストで選ばれた現代の坂本龍馬が殺されちゃうという事。なんていうか、石原プロ主催の21世紀の裕次郎を探せ!みたいな。徳重聡的な…
いや違うか
この人のこのシリーズほぼ読んでるけど、のんきだなあ…と思うけど読みやすいし面白いから読んじゃう。 
タイトルにまつわる歴史的考察もちょいちょい挟んでくるし。主人公が旅行雑誌のライターもしてるから旅に出たくもなるし。
あともう1作読んでないのがあるから次はそれを。

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黄色い実

2020年03月06日 23時59分00秒 | 読書
最近読んでた本↓
吉永南央「黄色い実 紅雲町珈琲屋こよみ」

このシリーズ、1作目から読んでるけどずっと面白い。
群馬の高崎を舞台にしていると思われるが具体的な地名は出てこない。
お草さんというおばあちゃんがやってる珈琲豆と和食器のお店を中心に地元の人間が巻き起こす事件をずっと描いているが殺人とかは起きない、でもギリギリの残酷さみたいのがある。
田舎ゆえの人間関係の濃い感じとか
このかわいい表紙絵からはちょっと想像できないシビアさがあって面白いんだよねー
そして読みやすい。
こないだまでとっても読みづらい島田荘司先生の作品を読んでたから余計そう思うのであった。
不要不急の外出はひかえて家にいろという風潮のいま改めて読書の良さをひしひしと感じる作品でした。
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アルカトラズ

2020年02月29日 23時28分33秒 | 読書
久しぶりに本読んだ…
ていうか、ずっと読んでたの。去年の10/16から読み始めた島田荘司先生の

「アルカトラズ幻想」上下巻を、4か月半かかってようやく読めた…読み終わった。
島田荘司先生の作品ではあるが御手洗ものではないし外国が舞台になっている。
話がいろいろ、恐竜時代のことやアルカトラズで囚人生活、パンプキン王国に行ったりして、こりゃいったいなんなんだ…ただ読んでいるだけで手応えがない…
意味がわからなすぎてこの先どうなるのかな?っていう気にすらならない…
ただ読んでるだけ…
でも重力論文は面白い…
こんなのが許されるのは島田荘司くらいであろう。
しかしエピローグに来てもうれつに面白くなった。ここまで我慢したかいがあった。
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23区23時つづき

2019年10月16日 22時50分24秒 | 読書
昨日途中で終わった本の感想をなぜかつづきで今日書いてみる。
読んだのはこれ

「ピエール瀧の23区23時」
昨日は16章までのことにふれたのでその後だな。
17章は豊島区。私個人の印象としてはサンシャイン60だな、なんていうか子供のころの2大建造物といえば東京タワーとサンシャインていう世代ですので。
ピエールさんは巣鴨とか大塚のバッティングセンター、その後池袋まで歩いてた。
最近はビバラが池袋に移転したから池袋やたらと行くようになったけど、15年くらい前は池袋PARCOに好きな洋服屋があってそこよく行ってた。今はほとんど服にお金かけないけど。あと大塚というと、高校生の時にひと夏だけ従姉と夏期講習に行ってた塾があった土地である。あの頃は駅前にベッカーズがあった。
なんか自分の思い出話になっちゃったから次
港区はスター中のスター地域って感じだな。ピエールさんたちは東京タワーと六本木のキャバクラに行ってた。でも私にはあまり刺さらなかった。
練馬区の章は面白かった。練馬区はもともと板橋区の一部で、農民一揆みたいな感じで1947年に独立したんだって!知らなかった…
練馬はビバラがあった頃は毎月行ってたけど(またこの話か!)今はビバラ池袋に移転したから練馬にはまったく行ってない。
ピエールさんたちは石神井公園駅近くでレンタサイクルを借りてぐるぐるした後また石神井公園駅に返しに来てた。23区内唯一の牧場とか行ってたけど、そんなことより衝撃的だったのがお隣の埼玉県新座市の中に練馬区の飛び地があるという事。
地図で見たらほんとにあった↓

(手書きのは私が書いた。説明がバカみたいですいません↑)
この本の当時は6世帯13人がこの埼玉県の中の飛び地の東京都練馬区で暮らしていた。1974年に都と埼玉県とで埼玉に編入するということに決まったらしいが住人全員の賛成を得られないと実行できないのでいまだに練馬区なんだって。そりゃまあ埼玉がいいか東京がいいかといったらおのずと答えは決まってるが…
はじめのうちは飛び地といってもあの町田みたいな、神奈川のなかに東京があるみたいなピョコっと突き出てる感じかと思ったんだがね。
ちょっと面白かっよ、飛び地。
その次の荒川区は南千住の駅のむこう川沿いにウォーターフロント的に高層マンションがならんでいるがこちら側は山谷のアーケード(地べたに人が寝てるとこ)で、あっちに住んでる人たちは絶対にこっちに来ないよ、たぶん無かったことにして暮らしてるんじゃないかなという考察が面白かった。
足立区編は北千住駅スタートで老舗キャバレーのハリウッドでオーナーにお話をうかがうというのがメインだが、こういう人たちはもれなく面白い。
次の板橋区は案内人として板橋出身の荒俣宏さんが出てきてかなり盛りだくさん、でもこれといった話題はなかった…
最後はわがまち墨田で、この本が出た頃はスカイツリー開業直前て感じ。世間はワーワー騒いでたが地元ではとくに何事もなく、いまだに何事もない。でっかいソラマチというショッピングモールができたなあくらいの気持ちで私はいます。
向島の芸者さんのお話は面白かった。
23区全部感想書いちゃった。ほんとにこの本は面白かった。
ふー
やれやれ
明日は旅に出るのでもう寝る。
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23区23時

2019年10月15日 23時59分00秒 | 読書
私は本を読むのが好きだが小説仕立てになってないとあまりうまく読めないので実用書とか啓蒙書みたいなものは読まないし、まあとにかく小説以外はあまり読まない。というか読みにくい。
でも3年くらい前に直感的に、面白そう!と思って買った本があって、小説じゃないからなかなか読むきっかけがなかったんだけど最近読んでみたらこれが本当に面白かったの。これ↓
「ピエール瀧の23区23時」

ピエールさんが夜の街をただただブラブラするという本なんだが、私も夜の街をブラブラするのが好きなので本当に面白かった。 
23区それぞれ散歩している様子を記しているから23章に分かれていて、なぜか我がまち墨田は最終章だった。とくに意味はないと思うけど。
面白かったのをピックアップするとすれば、
第1章、第2章の台東区中央区はそんなに面白くないんだよな、まだ手探り状態というか。
浅草とか築地なんていうスター地域のことを書かれても面白くないじゃない。でも浅草からちょっと歩いて山谷のほうに行くと歩道橋の上にフレッシュな人糞が落ちてたり地べたに布団敷いて寝てる人がいたりというのがちょっと面白かったな… 私もバッハ(山谷のほうにあるカフェです)に行った時そういうの見た。
第3章の大田区は私の好きな蒲田の商店街とその中にある蒲田温泉(知らなかった…)とか出てきて良い。たまたま双子座流星群のひで、土手に星を見に来てる男子高校生に「俺ピエール瀧という怪しい者なんだけどさ、キミいい趣味してるね。夜中にひとりでこんな所に来るなんて」って話しかけたりしていた。そしてピエールさんたちも流れ星を2個観られた。
その次の新宿もなんとなく新大久保のコリアンタウンというスター地域でまあべつに…って感じ。
次も千代田区で一流の区って感じするけど、武道館の近くで傘を拾ったらその後すぐ降りそうもなかったのに雨が降ってきたという箇所だけなんか面白かったな…
第6章北区はララガーデンという商店街のレコード屋さんとのやりとりがよかった。とにかく私は商店街が好きなんだなあと思った。
渋谷区では渋谷区育ちの森山直太朗が案内人として出てくるがあまり役に立つ感じでなく、いつも気になってたことをピエールさんに一緒にやってもらうみたいな彼の希望を叶えるみたいな回に結局なっちゃう。
麻雀屋を経営している元・伝説のジゴロが出てきた。そういう人ってだいたい面白い。
その次の杉並区と品川区はとくに印象がない。杉並は阿佐ヶ谷高円寺などが、品川は全体的にスターぽいから私はあまり興味ないのだろうか。
江戸川区はインドの食料品屋さんを経営しているインド人のかたとかその配達先のインド人家族の話が興味深かったなーなんかしみじみとした良い回だった。
目黒区もあまり印象ないなあ、中目黒とか大橋ジャンクションとか行ってたが…
文京区の回は東大を軸として頭の良い人たちがたくさん出てきた。私はとは無縁の世界だ…と思った。
江東区は深川から屋形船乗ってたけどふだん私が屋形船乗らないからそんなにピンと来ないな。お客さんとかからファブリーズ的ないじりをされてたからちょうどこの時期にピエールさんがファブリーズのコマーシャル出てたんだろうねえ。私はその時のファブリーズのコマーシャルいちばん好き。奥さん役は西田尚美さんだった。
中野区世田谷区はとくに印象なし。中野区住まいの若手芸人が何人か出てたけどあまり散歩と関係ないような。世田谷区は地方から来る人には憧れの土地なのかしら?世田谷区に憧れるというのはたぶん東京の人にはない感覚だと思う。
葛飾区はとにかく立石の再開発。下町地域と再開発は切っても切れない話題なのだと私は思う。

なんかめったに読まない感じの本なのに何でこんなこと細かく書いてるんだろうか?もう眠くなってきたから明日続き書こう…
べつに続けなくてもいいんだけどさ。まだあと7区残ってる。
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