生活

とりとめもなく

平成くん、さようなら

2021年08月17日 21時15分00秒 | 読書
最近読んでた本
古市憲寿「平成くん、さようなら」

古市憲寿さんて私よく存じ上げないのだが、ズバズバ言うコメンテーターとしてとくダネ!ていう、小倉さんのフジテレビの番組に出てたのは知っている。ああいう人が書いた小説(芥川賞候補作)ってどんなもんだろうって気になってたので読んでみた。
安楽死が認められた現代の日本を舞台にしていて、でも実際は今それは認められていないからパラレルワールドの小説ということになるのか?
主人公はブブニャニャという国民的マンガの作者の娘でたぶんブブニャニャはドラえもんをモデルにしていると思われるが、この小説世界にはドラえもんも存在している。ブブニャニャの著作権管理で何不自由なく生きている。
そして平成を象徴するかのような人物平成くん(ひとなりくん)とつきあっているが、かれは元号が変わるタイミングで安楽死したいと言い出す、そして安楽死するのかしないのかという日々を描いている。
はっきり言ってこれはけっこう面白かった!へー、お金に困ってない人たちはこういう生活をしてるのかーというのがなんとなく知れたし、なんかいろいろな現代的なシステムも知れたし、生死について考えたり熱海に行きたくなったりいろいろ影響された。
10年後20年後に読んで面白いかどうかはわからないが

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未来

2021年07月21日 23時59分00秒 | 読書
最近まで読んでた本
湊かなえ「未来」

これ…面白かったんです…
でも…とても嫌な話で、全編全員いじめと虐待にかかわっているという(加害者と被害者)
内容が濃すぎて、面白いんだけど(本当に嫌な話だが)読むのにとにかく時間がかかる。
あらゆる伏線が張られ
1つ残らず回収され
嫌な嫌な話だがなんか、未来とか希望みたいなのが感じられるんですね。
人に薦められるような話ではないのだが。

お腹減った…




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愛なき世界

2021年06月26日 23時39分12秒 | 読書
最近本を読むスピードが本当に落ちて、このくらいの本なら3〜4日で読めるはず…と思って図書館でかりても結局延長させてもらって1か月くらいかかる。
1か月くらいかかって読んだ本↓
三浦しをん「愛なき世界」

というのは、愛とか感情とかなくても発芽し交配し子孫を残す植物たちのことで、それを研究している名門T大の大学院生の女性に恋をする洋食屋さん見習いの藤丸くんという男の子の話なのです。
藤丸くんは師匠の腕に惚れ込み頼み込み住み込みで円福亭で働いているのだがお店がT大の真ん前にあり研究室の人たちが来たり出前に行ったりで大学院生の本村さんに出会うのだが彼女はシロイヌナズナの研究に夢中で恋愛や結婚にマジで興味がないのだ。
興味ないとは言いつつも内心あわよくばと思っている人が世の中にはたくさんいるが、彼女は本当に興味がなく藤丸くんはフラれるのだが、結局はうまくいくのでは…と思いつつ読み進めたが…
結局も…
まあこれ以上は言わないでおきますけども、対象がシロイヌナズナであれ、料理であれ、好きでそれを極めたいと思っている気のいい連中というのは本当に気持ちがよいな!


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これから

2021年05月01日 23時54分45秒 | 読書
矢部太郎くんのまんがの続編出てたンだ
知らんかった。

「大家さんと僕 これから」
何年か前に大家さんが亡くなったのは知っていたけどちゃんと単行本にまでしていたんだね…
面白かったですしちょっと泣いちゃった。
いつか中村屋のカレー食べに行こうと思ってるんだけど未だ行ってないなあ。
レトルトでも中村屋のカレーがめっちゃうまい、大好き

レトルトカレーのときは、炊きたてご飯よりも冷凍ご飯をチンしたやつで食べたいと、なぜか思う。



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初夏の訪問者

2021年04月30日 23時59分00秒 | 読書
神宮前のTHE GREAT BURGERを応援するクラウドファンディングに参加したんだけど返礼品が届いたーイェイ(お食事券とステッカー)

今年はGBにたくさん行く

ニュースとか見ててもゆううつだしネットばかり見ても仕方ないので本を読まないと。
最近まで読んでたこれ↓
吉永南央「初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ」

このシリーズもずいぶん長く続いているなあ。第一作の文庫版が出た時から読み続けている。
回は主人公のお草さんの、幼くして生き別れその後事故で亡くなったはずの息子、を名乗る男が現れなんやかんやなんやかんや…
って話だ。
シリーズをトータルして覚えてないとなかなか楽しめないけど、全作品そんなにはっきり覚えてるわけじゃないからなあ〜
でもまあ、ほのぼのと面白い、時にシビア。というのがこのシリーズです。



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ゲノム

2021年04月14日 22時51分23秒 | 読書
最近読んでた本↓
誉田哲也「歌舞伎町ゲノム」

これ、ジウの流れをくむ歌舞伎町セブンシリーズの短編集なんだけど「歌舞伎町セブンてなんだよー名前ダサー!」っていまだに思うが、面白いんだよね〜
歌舞伎町界隈で起こる、法では裁けない悪事を歌舞伎町セブンという必殺仕事人みたいな人たちが裁くという、こう書くとなんか笑っちゃうけど面白いんだよね〜
私はこの人の作品は長編のほうが俄然面白いと思うんだけど、今回は短編集なのだが5篇すべて雰囲気の違う事件でさらにそれを通してこのシリーズを一歩二歩進めている。
硝子の太陽(ノワール)で空いた穴を埋めたり、また新たな厄介事がありそうな含みがあったり。前作の長編(硝子の太陽)は同じ時系列を姫川班の視点で書いたルージュと歌舞伎町セブン側から見たノワールがあるが絶対にノワールから読むのがおすすめ。
ジウの三部作また読みたいけど他にも読みたい本たくさんあるからいくら時間あっても足りないていうか携帯見る時間減らせばいいんだけど。
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人生学校

2021年02月24日 22時29分33秒 | 読書
最近まで読んでた本
美輪明宏「続・人生学校 虎の巻」

これは寄せられた多くの人生相談に美輪様が答えていくのをまとめたもの。
先ほど私、「多くの人生相談」と書きましたが、まあとにかく田舎の農家の嫁からの、家庭内(ほぼすべて義父母、夫)の文句・悪口・愚痴である。
つまり
田舎の農家の嫁の愚痴に美輪様が「死ぬよりまし、気にするな、気の持ちようだ、義父母はすぐ死ぬ、ほんの少し我慢だ」と答えていくのがこの本である。
農家さんはこういう大変な思いをしながら野菜や米やフルーツやお肉や牛乳を作ってくださっているのだなあ、残さずいただかねば。
と思った。
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特集「ハンバーガーに夢中」

2021年01月26日 21時46分31秒 | 読書
ゆううつでゆううつでしかたないけど予約注文していた雑誌が届いた。今日発売の

RiCE
季刊誌だよ。
ガチのハンバーガー特集でいろんな人がいろいろ出ていて面白い!
かなりの読みごたえがありハンバーガー界隈がざわついている。
南新宿の駅裏の美味しいバーガー屋さんで撮影されたハンバーガーグッズたちのページおすすめ
(31番のトートバック私が片寄さんにあげたやつだ、去年のマクドナルドの福袋と物々交換で)

隣のページにKings Toyのハルキくんのバーガーマン(ソフビ)とジャンクさん(革作家)の革バーガーも載ってるという知り合いぎゅうぎゅうづめ
(この日の夜はICONて忘年会のはずだったのにこういう時代のせいで無しに…)
最強ハンバーガー女子エリさんと東日本ハンバーガー協会会長しんごさん(あきこさんのだんなさま)と松原さんの鼎談ページもアホみたいに面白い
まだピラっと見ただけなので時間をかけて読む。どうせ夜は長くて暇だ。
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誉田哲也2冊

2020年12月26日 21時42分16秒 | 読書
こないだ図書館行って本を2冊借りたんだけど、最近ほんとにほんとに本を読むのが遅くなって1冊読むのに2週間かかっちゃった。
もう1冊は読まずに返すか…と思ったんだけど、昨日猛烈にがんばって4時間かかってもう1冊読んだ。
2週間かけたのがこちら
誉田哲也「あの夏、二人のルカ」

これはミステリーじゃなくて、音楽がらみの青春小説。高校生のガールズバンドのひと夏と、そのメンバーのひとりが大人になって偶然の縁があって、やがてメンバーが再会を果たすという話なんだけど、大人になった主人公がウジウジしていてそんなに魅力を感じないのである。
でも青春時代の話は、主人公は根暗だがやはり青春でキラキラしていて良かった。

こっちはがんばって4時間で読んだもう1冊
誉田哲也「ボーダレス」

こっちはサスペンス要素がふんだんにあり、スピード感をもって読んだほうが面白いと思うのでがんばって4時間で読んだのは良かったんだと思います。
よくわからない別々の、4つのシチュエーションから始まりそれがひとつになってくという、宮部みゆきさんの「スナーク狩り」みたいな展開で面白かった。

2冊とも女の子が活躍する話だ。ていうか誉田哲也は女性がメインの話多いね
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ファンタジーだったのか…

2020年10月25日 23時39分00秒 | 読書
ここ2か月くらいひとつの作品にかかりきりになってしまって、なんだか雁字がらめだった。
辻村深月さんという作家のデビュー作品「冷たい校舎の時は止まる」

上中下に分かれていてかなり長い!
思い入れが強すぎてこんなに長くなっちゃったんだろうなあ〜って感じでなんかかったるいほど長い。もっと文章を簡潔にできる!
そして学園ミステリだと思って読み始めちゃったのが誤算だった。これはファンタジーだったのだ。
私はファンタジーが苦手です、なんでもアリになっちゃうから。
だけど途中で本格ミステリのように読者への挑戦的なものがはさまれていて、なんかそれ自体矛盾してないか。
(ファンタジーだから何でもアリなのに)すべての証拠は開示済みだから推理しろ、みたいな。
読み始めたからには最後まで頑張って読んだけど、ファンタジー好きな人には面白いかもしれない。でもファンタジーが好き!という人には逆にものたりないのかもしれない。
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