のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

チェンバロからピアノフォルテへ

2010-04-20 | 『音楽のはなし』
ピアノの本当の名前は、ピアノフォルテです!

18世紀の終わりころに、鍵盤楽器は大きな改良がされました。

それまでは、チェンバロという、打鍵の力が大きくても、小さくても、一定の音量しか出ないものが主流でした。

そこから、ピアノフォルテという、その名のとおり、小さい音から大きい音まで出る、現在のピアノに近い形へと移行します。

余談になりますが、当然、作曲家たちも創作の幅が広がります。

創作物が、時代の器具の性能によるなんて、なんかおもしろいですね!


チェンバロは、鍵盤を用いて弦をプレクトラムで弾いて発音させる楽器で、撥弦楽器(はつげんがっき)や、鍵盤楽器の一種です。

英語ではハープシコード
フランス語ではクラヴサン


チェンバロはバロック音楽において幅広く用いられました。

わたしは、その金属音みたいな、シャンシャンした、優雅な音が大好きです!

チェンバロは西ヨーロッパ圏において中世末期には開発されていたと考えられています。


16世紀にはイタリアのチェンバロ製作家が、弦にかかる張力の弱い、軽い楽器を作っていました。

ルッカースのチェンバロは、イタリアのものよりも重く、より力強くはっきりとした音を発しました。

最古の二段鍵盤のチェンバロは、ルッカースが作りました。

二段鍵盤は移調に用いられた。

チェンバロは、19世紀にはオペラで使われる、通奏低音用の楽器として用いられる以外には、ほとんど使われなくなってしまった。

当時の楽器の現存数は少なく、演奏できる状態のものは貴重です。




種類は、イタリアン、フレミッシュ、フレンチ、ジャーマン、イングリッシュなどがあり、外見や音色に特色がある。


構造では、一段チェンバロ、二段チェンバロと分けることができる。


スピネット、ヴァージナルなど、小型の同属楽器もある。




1段鍵盤のチェンバロ

2段鍵盤のチェンバロ

リュカースのチェンバロ

モーツルト時代のチェンバロ

(絵の4点:出典:ヤマハ;絵本で読む音楽の歴史③モーツアルトと古典派音楽)




すてきな曲、2曲を!


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