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東京駅近くの三菱一号館美術館で、「奇跡のクラーク・コレクション」を観ました。
ニューヨーク・ボストンから車で約3時間のところに、クラーク美術館というクラーク夫妻の蒐集した絵画を収める美術館があるそうです。
同館の作品がまとまって海外へ披露されるのは、今回が初めてとの事です。
それは、2010年より建築家・安藤忠雄氏の指揮のもと、美術館の増改築工事が行われているためのようです。
ルノワール22点、コロー、ミレー、マネ、ピサロ、ドガ、ロートレック、シスレー、ブーダン、ティソ、ジェローム、ステヴァンス、といった、フランス絵画73点が飾られていました。
エメラルド、ペリドットの透明を感じさせる緑の光溢れる木々、ぬるい空気が漂う河口、スピードある空気がすり抜ける海、柔らかい光が包む恒久的な農村、ほほえむ少女の豊かなふくよかさ、清潔な少女の肌、摘みたくなるような可憐な笑顔、イノセントなバレエの部屋と踊り子、上質な青のビロードのドレス姿…
画面に施された技術への感嘆は歩みを進めるごとに重なっていきました。
切り取られた日常のひとこま、ひとこま、は、人生の中の美しい瞬間を教えてくれました。
絵画の表面に漂う香りを楽しんだように思います。
いつも音声ガイドを使うことにしていますが、今回は黒柳徹子さんで、その語りも楽しみながら鑑賞しました。
黒柳さんのバラについてのコメントもあり、トットちゃん(黒柳さんの愛称)というバラも紹介されていました。
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