「宵待草」原詩
遣る瀬ない釣り鐘草の夕の歌が
あれあれ風に吹かれて来る
待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草の心もとなき
想ふまいとは思へども
我としもなきため涙
今宵は月も出ぬさうな
竹久夢二作詞
(Wikipedia)
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来ることのないあなたを待って
ひとりベッドに
でも、もしかしたら、と、思う
ほんの少しでも信じたい
なにを信じたいのかも、わからないけど
ドアをみつめて
また布団にもぐる
窓から差し込む月が美しくて
少し微笑んでしまった
こんなにむなしいのに
こんなにかなしいのに
佐藤容子
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