のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

ヘンデル

2006-10-02 | 『音楽のはなし』
ヘンデルのアリアを歌っているので、ヘンデルについて書いてみます。

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685年2月23日 - 1759年4月14日)は、ドイツ生まれでイギリスに帰化した。

バロック音楽最大の作曲家とされ、「音楽の母」といわれることもある。

バッハと同年、ザクセン=アンハルト州のハレに生まれ、ハンブルクへ出てオペラで成功した。

1710年ハノーファー選帝侯の宮廷楽長となったが、宮廷楽長の地位はそのままに1712年にはロンドンに移住し、1727年には正式に帰化した。

バッハが主として教会の礼拝で用いる音楽(教会音楽)で活躍したのに対し、ヘンデルはオペラや(劇場用の)オラトリオなど、劇場用の音楽で本領を発揮した。

よく知られる曲として、
オラトリオ『メサイア(救世主)』「ハレルヤ・コーラス」

オラトリオ『ユーダス=マカベウス(マカベウスのユダ)』中の合唱曲「見よ、勇者は帰る」

オペラ『クセルクセス(セルセ)』中の「オンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰よ)」

オペラ『ジュリアス・シーザー』

オペラ『リナルド』の中のアリア「私を泣かせてください」


管弦楽組曲『水上の音楽』

管弦楽組曲『王宮の花火の音楽』など。


オラトリア「メサイア」は、聖書でいう「救世主」のこと。
1741年、彼の友人ジェネンズによって書かれた旧新約聖書の言葉に曲をつけました。
歌詞は英語。
演奏に2時間半、全53曲のこの曲を、ヘンデルは24日間という早さで書き上げました。
その中でも有名な部分が、「ハレルヤ・コーラス」。
「ハレルヤ」とは喜びの声で、神を賛美している。

ヘンデルがプログラムに書いていた序文

偉大なのがこの信仰の奥義であることは、議論もない。
主は肉体としてこの世に現れ、聖霊において義となられ、天使たちに見守られ、諸国民の間で宣べ伝えられ、世界中で信じられ、栄光のうちに天上へと召された。
主の中にこそ、その知恵と知識の宝が秘められている。

And without Controversy, great is the Mystery of Godliness: God was manifested in the Flesh, justified by the Spirit, seen of angels, preached among the Gentiles, believed on in the World, received up into Glory. In whom are hid all the Treasures of Wisdom and Knowledge

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もみじ

2006-10-01 | 『毎日のこと』
土曜日秦野に帰って来たら、とてもいいお天気だった。
駅から見える青い山はきれい。
レッスンのとちゅう、午後5時をお知らせする音楽が流れて、もみじ 、だった。
高野辰之が作詞した曲。

  秋の夕日に照る山紅葉
  濃いも薄いも数ある中に
  松をいろどる楓や蔦は
  山のふもとの裾模様

  渓(たに)の流に散り浮く紅葉
  波にゆられて離れて寄って
  赤や黄色の色様々に
  水の上にも織る錦

歌詞がきれいですよね。この曲を聞くと、思わずはもる方のパートを歌いたくなってしまう。
レッスンの後、ちょっと早く終わったし、中華が食べたくなって、出かけて、ワインとお茶と両方飲みながら、食べた。
アボガドと鳥の甘酢炒めがおいしかった。
ほかには海老攻めで食べてみました。
えびえびえびえび。

今日は朝から気になっていた本棚の片づけをしてたら、かわいい曲があったから書いてみます。
日本歌曲の研究会のときに、他の人が選んできた曲。
まえはこういう歌詞の曲にはあまり興味がなかったけど、年を取ったんだろう、ほのぼのした感じがほっとします。

むこうむこう
三井ふたばこ詩 中田喜直曲

だれでもきっと 思うでしょう
いいことばかり 思うでしょう
むこうむこうむこう
山のむこう 海のむこう
窓のむこう
何かがまっている 楽しいことが

だれでもきっと 思うでしょう
優しい人を 思うでしょう
むこうむこうむこう
屋根のむこう 雲のむこう
空のむこう
誰かがよんでいる
優しい人が



夕方のお母さん
サトウハチロー詩 中田喜直曲

カナカナ蝉が遠くでないた
ひよこの母さん 裏木戸あけて
ひよこを呼んでる
ごはんだよお
やっぱりおなじだおなじだな

ちらちら波に 夕焼けゆれた
めだかの母さん 小石の影で
はよはよお帰り
ごはんだよお
やっぱりおなじだおなじだな

サヤサヤ風が 笹のはなでた
こねこの母さん あちこちむいて
おいしい おととで
ごはんだよお
やっぱりおなじだおなじだな



お料理の写真がなくて、なぜかお茶だけ撮った・・・



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