のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

波の会日本歌曲振興会定期演奏会『新作歌曲の夕べ』

2014-11-27 | 『演劇・舞台』
11月6日、千駄ヶ谷の駅前にある津田ホールで、波の会日本歌曲振興会定期演奏会『新作歌曲の夕べ』がありました。



いずれの歌手の方も日本語をとても丁寧に、そして伝わるように歌われていて、心に響くものがありました。
それぞれの曲の世界観をかみ砕き、消化した歌で、1曲1曲に引き込まれました。


作曲家の吉本隆行先生(信州大学名誉教授・東京芸術大学出身)も、「水澄める」という新曲を発表しました。
『水澄める』は、信州の安曇野を表現した曲となっています。
この曲の詩を書いた太田眞紗子さんも東京芸術大学ヴァイオリン科を卒業され80歳近いのですが、精力的に創作活動をされている、とのことでした。

吉本先生とは、20数年ぶりに再会することができ、とてもうれしかったです。
わたしは吉本先生にピアノとソルフェージュを習っていました。

水澄める、は、とても素晴らしい曲でした。
身体の中が浄化されました。
アルプスの雄大な景色から始まり、水の戯れ、せせらぎ、躍動、清涼、透明、自我、
魚が跳ねる様子、跳ね返る光、猿が水辺へ近づく様子。
雪解けの水、光あふれ、葉の間を通りぬけ、またたき、またたき‥

変わらない力強さ、変わり続ける逞しさ

長野、安曇野の恵みのシャワーを浴びたようでした。

吉本先生の清純と品格 、剛健を感じました。

すてきな曲でした。



波の会は、1966年(昭和41年)に発足したようです。
美しい日本語による芸術歌曲の創作と発表・普及を行い、詩・作曲・声楽の三部門の連携による活動を継続しているそうです。
 

中学生のころに憧れていた秋山恵美子先生の歌を聴けて、とてもうれしかったです。美しいままでした

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ソプラノ赤池優さん

2014-11-27 | 『演劇・舞台』
池袋・東武デパートで『ジュネビビアンのドレスショー&ミニコンサート』がありました。




ソプラノの赤池優さん、フルートの赤木香菜子さん、ピアノの下田望さんのドレスショーと歌、フルートの演奏を聴きました☆


ドレスはひとり2着ずつご紹介くださいました。


赤池さんと赤木さんの演奏、曲はドリーブの花の二重唱(オペラ「ラクメ」より)から始まりました。

赤池さんの歌は‥
カッチーニのアベマリア
グノーのオペラ「ロミオとジュリエット」『 Ah! Je veux vivre dans ce reve / 私は夢に生きたい』
ミュージカル『レ・ミゼラブル』からエポニーヌの『On my own オン マイ オウン』
赤とんぼ、もみじ、など、秋の歌メドレー



フルート赤木さん独奏は‥
ショパンのノクターン
クライスラーの愛の喜び

でした。

お客様も美しい音色にどんどん集まってきました。

 ドレスも演奏もすてきでした。



赤池 優さん





熊本県出身。
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。
日本声楽アカデミー会員。
名探偵コナンの劇場版「戦慄の楽譜」で、ソプラノ歌手秋葉怜子役の歌を担当(アメイジンググレイスなど)。
オペラでは「オルフェオとエウリディーチェ」アモーレ 、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ、ツェルリーナ、「コシ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、 「魔笛」パミーナ、パパゲーナ、童子Ⅰ、「カルメン」フラスキータ、「ラ・ボエーム」ムゼッタ、「愛の妙薬」アディーナ、「こうもり」等を演じる。
ヘンデル「メサイア」、ハイドン「天地創造」、フォーレ「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」他ペルゴレージ、バッハ等の宗教作品でソリストを務め、韓国やスロヴァキア等の海外においても現地のオーケストラと共演している。
 岩津整明、故木村宏子、高橋大海、オリヴェラ・ミリヤコヴィチの各氏に師事。

※写真掲載はご本人の許可を得ています。
※プロフィールは日本声楽家協会ホームページ、赤池優さんツイッターから引用させていただきました。

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生もみじ饅頭

2014-11-27 | 『おやつ』
広島のにしき堂さんの生もみじ饅頭をもらいました。



もちもちしている~!

お店のホームページを見たら、店主さんは毎朝作ったものを試食する、と、書いてありました。
それは、すごいことですよね。
また、大切にしている言葉は『百試千改』だそうです。

 甘さは、ほどよい甘さで、こしあん(少しゆず風味)、つぶあん、抹茶味。

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佐藤容子ソプラノコンサートオータムシリーズ1

2014-11-27 | 『コンサート』
16日日曜日は、多くの温かいお客様にご来場いただき、無事に会を終えることができました。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました、心から感謝申し上げます。

タウンニュースホールの会場の係員の方々にもご親切にしていただき、快適に会を進行させることができました。
ホールの皆様、ありがとうございます。

お客様が演奏中の写真を撮ってくださいましたので、ご覧いただけますと幸いです.
株式会社コナカの湖中謙介社長が撮ってくださいました。
ありがとうございます。
記事最下段に掲載いたします。




美しい花束をたくさんいただきました。
お花をくださった皆様、ありがとうございます。
秦野高校の同級生の男性がお子様を連れてご来場くださり、写真をくださいました。
許可を得たので、掲載したいと思います。

とてもかわいいおふたり
おそろいのお洋服で、おそろいのト音記号の大きなキラキラブローチ。
アンコール合せて25曲演奏の長い時間を、ずっと静かにきいてくださいました。





ピアノ伴奏は国立音楽大学の同級生の藤川志保さんでした。
わたしは彼女の技術と音楽性を信頼しています。
またいっしょにやっていただけたらいいな、と、思っています。


藤川さんは国内外でピアニストとしての受賞も多いのですが、
第4回 東京声楽コンクールでは、優秀伴奏者賞も受賞しています。
普段はクールですが、とても温かい方です。
うわさでは、3台のピアノを自宅で弾き分けていて、
ベーゼントルファー、スタインウエイ、ヤマハを所有しているはずです…すごい。




今回の曲目は下記になります。


【第1部】
主よ、人の望みの喜びよ    J.S.バッハ
あなたのおもむくところ、どこへでも   オペラ『セメレ』 G.F.ヘンデル
アメージンググレース   J.ニュートン
カーロ・ミオ・ベン   T・ジョルダーニ
もう私の心には輝きを感じない   G.パイジェッロ
私の偶像である美しい人よ   V.ベッリーニ
喜ばせてあげて   V.ベッリーニ
アレルヤ  モテット「踊れ喜べ、幸いなる魂よ」 W.A.モーツアルト
ぶってよ、マゼット   オペラ『ドン・ジョバンニ』 W.A.モーツアルト
ああ、信じられない~ああ、この喜びは   オペラ『夢遊病の女』 V.ベッリーニ
この心の光      オペラ『シャモニーのリンダ』 G.ドニゼッティ


【第2部】
夕焼けこやけ   中村雨紅
ふるさと   岡野貞一
ななつの子   本居長世
十五夜お月さん   本居長世
青い目の人形   本居長世
荒城の月   滝 廉太郎
霧と話した   中田喜直
もののけ姫     映画『もののけ姫』より 久石譲
テル―の唄    映画『ゲド戦記』より 谷山浩子
シェナンドー   アメリカ民謡
ジプシーの女   G.ドニゼッティ
わたしがまちを歩くと   オペラ『ラ・ボエーム』 G.プッチーニ 
アヴェ・マリア    オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』 P.マスカーニ

【アンコール】
Let it go  『アナと雪の女王』




今回のコンサートを終え、勉強してきた外国の歌や、日本の美しい歌を紹介していく活動を継続してやっていきたい、と、改めて思いました。
今回のコンサートをオータムシリーズ1、としたので、2、3、と続けることができたらいいな、と思います。
止めることなく、永く永く続けることが、今の目標です。
周囲の皆様のご理解、ご協力を賜れますと幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。




★★★★★




また、午前中はピアノ教室の発表会を行い、多くの方々にご来場いただきました。
早朝からご来場・ご協力くださった生徒様のご家族の皆様、ありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。
生徒さんの皆さんは、日頃の成果を発揮し、堂々と演奏ができました。
いつも通りうまくいかなかった箇所もありましたが、それぞれの生徒さんが着実な歩みを見せてくれました。
また、次への課題も明確になりましたので、わたくしといたしましてはその点をこれからの指導に繋げていきたいと思います。

ピアノ発表会は、下記のような構成になっておりました。
第一部:生徒さんそれぞれ、ソロの曲を2~4曲ずつ弾きました。
     今年5月から、各人5~6曲の候補曲を仕上げ、各々の意向を尊重して発表曲を選定
     いたしました。
     ある子は厳選して2曲集中、ある子はやった曲はすべて発表してみたい、といった
     具合です。

第二部:生徒さんそれぞれ、先生との連弾曲を披露しました。
     曲は月の光、ミッキーマウスマーチ、10人のインディアン、サザエさん、
     千と千尋の神隠し、白雪姫、魔女の宅急便、でした。

第三部:わたくしの講師演奏と松倉真奈美さんのゲスト特別演奏。

かわいい生徒の皆さんをご覧いただきたいですが、個人情報の関係と生徒さん保護の関係でがまんです。




ゲスト演奏をしてくださったのは、秦野高校の同級生の松倉真奈美さんです。
プーランクの『ナゼルの夜会』『前奏曲、変奏2(手の上の心臓)』、ラベルのソナチネ(第1楽章・第2楽章)を弾いてくださいました。
松倉さんの演奏に触れ、その音楽性や技術に刺激を受けました。
高校の頃以来の鑑賞でして、年を経てますます深みを増した音楽を感じました。

松倉さんが高校1年生の時に音楽室で弾いてくれた
メンデルスゾーンの『ロンド・カプリチオーソ 』がとても印象に残っています。
わたしもそうなふうに弾けたらな、と、思いました。
また来年も弾いていただきます。
松倉さんの愛車ならぬ愛ピアノは、ディアパソンDR-300
純日本ブランド。
ディアパソンは、音の輪郭がはっきりしていて、高音部も低音部も
バランス良く揃った音、が特徴だそうです。
ディアパソンは、日本が戦後、ピアノがほとんどない昭和23年に
“日本でヨーロッパ製のピアノに負けない理想的なピアノを”という目標で、
当時の天才的技術者大橋幡岩(当時ヤマハ技術部長)さんが、
ドイツのベヒシュタインピアノをモデルにして設計、製作したものだそうです。
基本設計は ディアパソンピアノ独自のオリジナル設計。




わたくしもベートーベンのピアノソナタ『月光』を演奏しました。
練習と違って思い通りにならないのはいつものことですが、以前より鍵盤との一体感を感じる瞬間が増えて参りましたので、今後とも練習を積み重ねたいと思いました。
また、今後3年をかけてベートーベンの3大ピアノソナタを弾くこととしました。
来年は『熱情』にしました。
タウンニュースホールのスタインウイ D型 フルコンサートピアノは弾きやすく、演奏し始めてすぐに手になじみました。
このような素晴らしい環境を身近に得て、幸いだなあ、と、思いました。

スタインウェイのグランドピアノは、振動膜の原理を応用した響板や
ヘクサ・グリップ式のピンブロックなど、125以上の特許と製造工程によって作られている。

ピアノの完成までに約一年かかる。
リム(側板)、大屋根、響板、そしてアクションに使われる厳選された木材は、
さらに一定の含水率に安定するまで何ヶ月ものあいだ乾燥される。
リム(側板)は、無垢の堅いメープル材と最高級マホガニーを何層にも貼り合わせて作られ、
強大な弦の張力に耐久する鋳鉄製フレームを採用している。

振動膜の原理を応用した響板には最高級のシトカスプルースが使用され、
中心部から端に向い徐々に薄くなっており、
これにより美しい響きが実現している。

最終的に鍵盤を調整し、また一つ一つのハンマーヘッドを硬くしたり
柔らかくして調整する作業を経て、微妙なニュアンスが引き出される。
全12,000ものパーツで作り上げられ、スタインウェイピアノとなる。



残念ながら、皆様お顔出しができませんので、わたしひとりとなりましたが、ピアノ発表会の記念の写真です。








以下、頂戴した写真です。
感謝です。











































【おまけのストーリー:タイトル:どじなわたし、そしてすみませんでした】




コンサートの前日、宅急便やさんからメールが来ました。
16日
午前のお届け。
あら、日時を変更しなくっちゃ⇒受取日時を変更⇒翌日夜に。
コンサートが終わって、翌日の夜、ホールの係員さんから電話。
佐藤さん、いま、お花が届きました!!
あちゃーーーーーー
失敗‥
ホールさんが届いたお花のお写真を撮って急いで送ってくださいました。
お花をくださった方にはお詫びをして‥
そして、こんなすてきなお花でした、って、メールしました。
そしたら、思った以上に札が存在感あります、って(笑)

たしかに!
でも、素敵です。
コンサートに間に合わなかったので、いま皆さんに見ていただいて、お花さん、ごめんなさい!!










【おまけのストーリーその2:タイトル:おいしいかわいい

ピアノ発表会で生徒さんに差し上げたお菓子は福岡県にある
株式会社石村萬盛堂さんのヴィンテージアンジュです。
お味は濃くて、しっとりおいしかったです。
4種類の味が入っていて、ショコラ、フロマージュ、キャラメル、深味栗ガトー。
わたしはキャラメルが好きでした。


※画像を株式会社石村萬盛堂ホームページより拝借しました。




【ピアノ説明引用】
★スタインウェイ&サンズ.公式ホームページ
★株式会社浜松ピアノホームページ







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第三回書道家金子大蔵書展・第二回玉燕書展

2014-11-27 | 『美術館・絵画に関すること』

11月3日、東京芸術劇場で書道家金子大蔵書展と玉燕書展を観ました。

金子大蔵書展は高村光太郎の詩の作品でした。

書道ってすばらしい。

エキサイティングな作品で、観る側にいろいろなことを想像させます。

入口のところにあった、天井まで届く高さの巨大な屏風の書は圧巻でした。
内容も素晴らしかったけれど、仕上げたらどこに保管しておいたのか、興味津々でした。


金子 大蔵さん

1973年 東京生まれ、中央大学卒業、中国北京第二外国語学院漢語進修生、中国中央美術学院中国美術史系進修生(3年間)、書家金子卓義に師事。
創玄展 特選(以後2回)、毎日展 秀作賞(以後2回)、創玄展 秀逸(以後2回)、創玄展 毎日新聞社賞
毎日展 毎日賞(以後2回)、中国北京発展大厦にて二人展、 日展五科入選(以後10回)、創玄展 創玄展大賞受賞、毎日展 会員賞(グランプリ)、金子大蔵書展 -シルクロードを巡る旅-、創玄展理事長賞、金子大蔵書展-古典と対峙して-。

※プロフィールは金子大蔵さんホームページから引用させていただきました。

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