たしか、ゴートスキークィーン、だったような、、、キャラメルのような味の、、
自粛前にあった、ワインとチーズの会
会話がはずむはず
たしか、ゴートスキークィーン、だったような、、、キャラメルのような味の、、
自粛前にあった、ワインとチーズの会
会話がはずむはず
公図上で地番が記載されていない土地を赤道と言うらしいが
遠めの電話で赤道、赤道、と言われて
なんか壮大な話だなあ、と思った
そのあと、あ、接道か、と思って話は着地したが
実際には赤道だったようだ
でも、道や土地はただ広がっているように感じるが
目に見えないルールが適用されているんだな、と、思う
※ほんとうは、あかみち、と読むようですが、慣例的にはなんと呼ばれているのかは、わかりません
4月の初めに 不思議なことがあり
とある場所に頻ぱんに行くことになった
ある日違う小路に入ってみて、道なりに歩いてみた
知らない道はとてもふしぎな感覚で、現在ではない夜に歩いているみたいで、おもしろかった
途中で入ったお店にミントのパフェが売っていて、変わっているなあ、と思いながら買ってみた
またそのあともよくわからない道を歩き続けると、大通りらしき場所にでた
そこは、ああここか、と思える場所だったので、よかった
その空間は、突然訪れた
わたしは急いで挨拶し、自己紹介した
知っている、そういう感じを与えるその場所は、はじめてなのに慣れ親しんだ空気が立ち込めていた
宇宙船のような内部は時間を持っていなかった
だから、割合、複雑ではなかった
以前、博士が言っていた「時間という概念は大幅に結果を狂わせる…」
その写真は罪深い
一瞬の切り取りは説明不足で、前後の質感も成れの果ての喜怒哀楽も斬り捨てられていた
白い花は綺麗でしょ、写ってはいませんが赤い花はもっとよかったんです
宇宙船は連れていく
宇宙ではない不可思議な場所に
人には寿命というのがあるらしいのです
いちおう伝えてはみたものの、あまり聞いていないようだった
窓の外は知っているような、知らないような光景だ
「昔はよかったよね」昔を知っているふりをしようとしたら「いまの方がいろいろ便利だよ」といわれたので、もういちど外を見てみた
終わりがある旅に終わるつもりがない時間が行く宛のない場所にすべてを乗せて
愉快でつまらない、陽気な孤独と団欒と
いつもと違う春に
ただ風の音をきく
いまだけを手に取り
探しているものを確かめた
不確かなそれは、確かに不確かながら、ちいさな光を宿す
ささやかに行きさきを示し、ちいさく頷く
木の下で賢者にであい、古い盃をもらった
ひとしきり雨がふると
盃はこなごなにくだけたが、
あわてて飛び散ると、一部は空に散った
たぶん、と思い、そのうちのひとつに飛びつく
憧憬は終わりなき慟哭に消え、辺りは笑いにつつまれた
多少、羞恥を覚えながらも同調し、拍手した
白みはじめた空にすべては吸い込まれていった