本日2月23日は横浜市港北区の篠原地区センターで活動しました。
ドクター5人で10個のおもちゃを修理しました。この日、昨年末のクリスマスで活躍したサンタが二人やってきました。クリスマス前に押し入れから出したら動かず、事前におもちゃ病院へ来るサンタも多いですが、この二人は活動しすぎて体調不良にでもなったのかな(笑)。
二人ともスイッチを入れると、クリスマスの音楽とともに体を楽しく動かします。まず、大きなサンタから。
このサンタ、靴の横にあるスイッチをいれるとクリスマスの音楽に合わせて、腰を振って踊るはずなのですが、音楽しかなりません。サンタの体に耳を当ててみると、モーター音がしますので、ギヤ割れを想定して体の中を開けてみます。
簡単にはギヤは出てきません。もう少し分解を進めてみると、こんな感じ。
モータの力を使って体を動かすため、プーリーを使っているのですが、そこにあるべきはずのOリングが外れています。Oリングは切れているわけではないので、つけ直してみたら、ギヤ用のグリスでベタベタになっているため、滑ってしまいます。製造時に、ギヤ用のグリスをつけすぎなんじゃないかな〜。
やるべきことは、修理というよりグリスの清掃! Oリングはもちろん、プーリーの溝も綿棒にゴムに影響しないディクリーザで掃除しました。
しっかり腰を振って踊るようになりました(動画はこちら)。
もう一人のサンタは、この方。
このサンタは両手をぐるぐる回し、クリスマスの音楽と共に転げ回ります。こちらも音楽はなるけど動かないということで、同じように体に耳を当ててみると、モーター音はします。こちらも、ギヤ割れかプーリーのOリング外れを想定して、体の中を開けてみました。
こちらのサンタは、プーリーを動かすOリングが切れていました。たまたま、Oリングをいくつか持っていたドクターに内径の近いOリングを譲ってもらいました。ということで、二人のサンタはどちらもプーリーを回すOリングの修理でした。治ったサンタが転げ回る様子は大変楽しいです(動画はこちら)。