横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

コロナ渦でのおもちゃ病院(プリキュアのモフルンほか)

2020-10-17 21:46:59 | 活動の記録

やっと、おもちゃ病院を再開しています。ドクターの人数を絞り、お客様には見学をご遠慮いただき、できるだけ密にならないようにして、再開しています。

今日は、駒岡地区センターで活動しました。雨のせいでしょうか、予約も少なくゆっくりとした活動でしたが、なぜかぬいぐるみの修理の多い日でした。その中から2件の修理を報告します。

最初のひとつがこれ。多かったぬいぐるみの一つがこれ。

スイッチを入れると、「いっしょに遊びたいモフ」と話し始めます。本当は、胸に入れるペンダントを変えると、おしゃべりが変わったり、占い?をしてくれるようですが、無くなってしまったとのこと。ペンダントが無くても、左右の手を握ると、話が変わるはずが反応しないので、直して欲しいとのことでした。

たぶん、左右の手の中にあるスイッチが断線しているのだと想定し、分解をしてみると、

想定通り、断線でした。簡単と思ったのですが、両手のスイッチ断線を直したら、全く音が出なくなりました。

ありゃ、修理どころか、余計壊れてるじゃないか。よくみると、修理中に電源線が断線していました。古いおもちゃは、リード線が脆くなっているので、直す先から壊れていくこともよくあります。案の定、電源線に続き、スピーカーも断線しました。こんな時は、根気よく治すしかありません。

全ての断線を直したら、「遊びたいモフ」と話し始め、左右の手の握ると、話が変わることが確認できました。

よかった、よかった。

そして、次の修理はよく見かけるものの、修理は初めてのおもちゃでした。太陽電池でエネルギーを得て、フラダンスを踊る人形です。いろいろなタイプがありますが、みんなユラユラします。このフラダンスの人形は、胴体の芯がポッキリ!

あまり強度は要らないものの、接着剤ではもたないでしょう。さて、どうしたものか。芯と同じ中空パイプでもあれば、スリーブに使いたいのですが、そんな都合の良いものはありません。しょうがなく、半田コテで、折れたところをゆっくりと溶かしながら、プラの破片を溶かし込んで融着しました。

この後、余計な部分を削って完成です。あいにく、雨の日でしたので、太陽電池の起電力は弱いのですが、わずかなユラユラが確認できました。これで、二軒目も修理完了!