横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

トミカ自動車工場他の修理(日吉地区センター)

2020-11-09 23:41:25 | 活動の記録

今回は日吉地区センターの修理記録です。

日吉地区センタは、半年に一回しか開催していません。今回はコロナによる自粛もあって久しぶりの開催となりました。ということで、5人のドクターしかいないのに23件の予約が入っていました。

満員御礼!

2つ以上のおもちゃを持ち込んでいただいた方には、事情を話して遠慮いただく状態でした。さあ、残業にならないように効率よく修理しなくちゃ。

23件のうち、ちょっと変わった修理をご紹介。まずは、トミカの整備工場です。トミカはパトカーやスポーツカーなど自動車そのものも人気がありますが、街や工場など大きなセットも人気です。持ち込まれたのは、自動車整備工場でした。

なんでも、2年前に私たちで修理したらしく、楽しく遊べたのですが、別なところ(ベルトコンベア)が動かなくなったとのこと。

裏のパネルを開け、モーターユニットを確認すると、問題ないことを確認できました。次に、ギヤユニットをみていると、空回りしているピニオンギヤを見つけました。簡単、簡単と思って同じ歯数のピニオンギヤに交換しようと思ったら、シャフトにギヤが入りません。あれ?

外径も歯数も同じピニオンギヤですが、内径が異なるのです。そこで、ドリルでピニオンギヤの内径を大きくして、解決。

次のラジコンは、スティックタイプの送信機にある2つの操作レバーが折れていました。左側にある前進と後進を操作するレバーは折れた部品があったので、UV硬化樹脂で補強&接着して完了です。難しいのは右側にある前輪の左右を操作するレバー。なんと折れた部品がないとのこと。修理ではなく、操作レバーを新しく作成する必要があります。

操作レバーを木の丸棒で作成し、中心に金属を入れてしっかり固定しました。修理した感じがいいでしょう?

もうひとつのラジコン は、ホイーラータイプの送信機内部にある接点スイッチが損傷していました。ホイーラータイプの送信機は、丸いホイールを回すと、前輪の左右をコントロールできます。この接点スイッチの交換部品はありません。さて、どうしたものか。損傷して短くなってしまった接点スイッチの電極部分に、同じような電極をハンダで付け延長することにしました。

補修した接点スイッチを組み込むと、全く問題なく操作できることを確認して完了!

次のおもちゃは、忙しかったので全体の写真を撮りそびれました。故障内容としては、電池ボックス内にある電極の一つが無くなってしまったとのこと。これも電極を作成して完了と思ったところ、電池ボックスのフタがありません。あらま。

持ち込まれたお客様に聞くと、フタも無くなってしまったとのこと。これでは、せっかく直した電池ボックスに電池を入れても、電池が落ちてしまうので、遊べません。ベニヤでもないかな〜と、探していたところ、使わなくなったファイルを見つけました。適当にハサミで切って、応急処置のフタを作りました。結構いい感じ。これなら、テープで押さえても使えそうです。

最後に紹介するのは、赤ちゃんに「いないいないばあ」をするクマのおもちゃ。足裏のスイッチを押すと、ブランケットを持つ手が上がり、クマの顔を隠し、「いないいない」と喋った後、手を下げて、「ばあ」と顔を出します。故障内容としては、動作しないとのことでした。時間がないので、簡単な故障であることを祈りつつ(笑)、電池の電圧を測ると、電池が消耗していただけでした。

これが変わった修理かって? いやいやお約束通りの修理(故障もしてない)でした。ちゃんちゃん。

 

 

 

 


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