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2015年夏ドラマとそのほかの感想

2015年09月25日 | 映画・DVD・テレビ

以下、何本かのドラマの軽いネタバレあります。ご注意ください。



我が家は放送中のTVドラマを滅多に観ない(一気見したいからDVD化まで待つ)のですが、
2015年夏ドラマは珍しく何本か、追っかけてました。
夫が観たいというので、録画していたのは「花咲舞が黙っていない 2015」「リスクの神様」。

「花咲舞が黙っていない 2015」のほうは、一話完結勧善懲悪の毎度安心して観られる水戸黄門方式で、
特に真藤常務の魅力が終盤目立ちました。
(あれね、組織の理不尽さに物申す舞の真っ直ぐで勇気ある姿勢もカッコいいんだけど、
実は相馬さんが地道に裏付け調査して、舞の発言を支えているっていうのがいいんだよね)

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「リスクの神様」はキャストは豪華なのに脚本が自分の好みではなくて、
いつ面白くなるのかなと思い続けてついに最終回が来てしまったのだけど、
堤真一のスーツ姿だけは堪能できたのだった(我ながらひどい感想)。
胸板がほどほど厚い有能で魅力的な中高年、颯爽としたスーツ姿とくれば…
サイモン・ベイカーさんのように、わたくしの好みなのです。

「まんまこと」は、のだめの黒木くんである福士誠治くんが主演の時代劇ということで、
なんとなく観始めて最終回一歩手前まで付き合ってきたのだが、
原作ネタバレで知った通りの展開になって、おお…という感じ。そこまで描くとは思いませんでした。
ていうか、麻之助あの状態でこのまま本当に最終回なの?どうせなら第2シーズンもあればいいのにな。
お由有さんの思わせぶりな態度は、同性としてはあいつ天然悪女タイプやで…と思うけど。
幼馴染の男ども三人が仲良くじゃれあう様子は観ていて微笑ましい。

「クラシック音楽館」と一部時間帯がかぶる「刑事フォイル」(NHK版)は、
前後篇一気見したいので、録画2で予約しています(うちのレコーダーは二番組まで録画可)。
イギリスのミステリドラマは、無理やり視聴者の血圧上げようとしてんじゃないの?という派手な展開はあまりないけど、
渋くて奥深い感じがして好きです(「刑事フォイル」の脚本家は「名探偵ポアロ」と「バーナビー警部」も書いてるから、
両方好きなわたしには馴染みやすいのかもしれない)。
戦時下の英国で起こる殺人事件の捜査が興味深いです。
混乱の中でも、警察官としての原則を守り、公平な目で捜査をするフォイルの姿には共感するし、
運転手のサムが聡明で可愛くて、今後も期待が持てます。


そういえば、「エイジハラスメント」は、ああ…これ武井咲ちゃん主演か…というのと、
現実に職場でエイジハラスメントを一番受けているのは若い女性ではなく中年女性であろうに、
と思ったので、なんか食指が伸びませんでした。
「民王」と「ナポレオンの村」は後から興味がわいたので、DVDで観たい。


海外ドラマ「エレメンタリー」シーズン2は4巻目まで観たところです。
わりと面白いのだけど、やっぱりホームズっぽくはない…。
レストレードとかマイクロフトの扱いがひねっていて、この作品らしいです。
シーズン1の仕掛けがよくできていてうまく完結しただけに、今シーズンはどうなのか心配。
人気が出るとシーズン重ねて、そのうち視聴率のために主役2人の恋愛が入り組んできて、
陳腐な騒動が続いた後、打ち切りが決まって強引に主役がくっついて、中途半端におしまいという、
アメリカドラマのパターンにはまってほしくはないものである。
いつまでもホームズとワトソンは友情のまま、仲良く対等に捜査していてほしい。
(シーズン3で捜査陣に新たなメンバーが加わるみたいな情報読んで、微妙な気持ちになる…。
事件が複雑なのは面白いけど、捜査側の人間関係が乱れるのはめんどくさいと思っちゃうんだ)

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「隠蔽捜査」はDVDで全話観ました。面白かった。
警察のキャリア官僚視点の話(しかも事件捜査より庁内政治が中心)、
主演が演技派の杉本哲太と古田新太、という、一見地味なんだけど底力を感じるドラマでした。
原理原則重視の堅物キャリア竜崎に、無茶ぶりの指令が下ったり、同期の画策で妨害受けたり、
上層部から圧力がかけられたり、同時に家庭問題が起こったりして、毎回ハラハラさせられるのです。
脇を固めるのも実力がある俳優さんばかりなので、
「この大根は芸能事務所のバーターでねじ込まれた子でしょ!」と苛々せずにすむ。
みんな劇団ノリか!と言いたくなるくらい濃くて存在感があって嬉しいのだが、
特に上條が、最初から最初まで上條らしいというのが流石でした。
大体シリアス調なんだけど、6話・7話での、中年期の恋に大きく動揺する竜崎には笑った。
分かりやすく翻弄されすぎてコメディ回かと思ったよ。

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