本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

あさが来た メモリアルブック

2016年03月22日 | 

本屋で見かけて、迷わずレジに持って行ってしまったね。
もう今月は慰めにこれを買うだけの思いはしてきたから!って、自分に言い訳して。
「あさが来た」が終わらなければいいのに…。
神回連発の前半に比べると、後半は詰め込み感が出て来たけれど、
(それにしたって、後半も個人的には並みの朝ドラより面白い気がする)
半年間に限られた予算で、よくぞここまで作り上げてくれたものです。

あさが来た メモリアルブック (ステラMOOK)
クリエーター情報なし
NHKサービスセンター


「ステラ」の購読をしていないもので(すぐ売り切れるし)、特集記事まとめを待っていた。
キャストが役柄をどう理解し演じていたかをインタビューで読んで納得し、
全26週の写真を見ては名台詞を思い出し、嫁入り前後の華やかな衣装にうっとりし、
お茶目なオフショット写真館に大喜びしています。

まあ、発売日の関係で放送前の内容も掲載されているのですが、わたしはネタバレ平気なので。
もっと「あさが来た」関連本、出ないかなあ…。
キャラクターがみんな魅力的だから、それぞれに特集があってもいいんじゃないかと思ったよ。
雁助さんや亀助さん、うめさんやふゆちゃんの話をもっと沢山読みたかったし、
後半登場の千代と宜にもページを割いてくれたらよかったのに、と思う。
(寮の部屋とか、2人の衣装とか、写真付きで紹介してほしい)
ああ本当に、またさらにがっつり濃い内容の解説本、出してくれないかなあ…。



*:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*



なんなのさ、今年の3月は。
全記事でもあれこれ大変だったことを呟きましたが、他にも色々…。
夫がわたしから借りたマフラー(十数年前に実家母から貰ったもの)を紛失したので、
方々問い合わせて、やっとJRの忘れものセンターにあることを突き止め、どうにか取り戻したり。
(大事なものなので諦めないで良かった…。夫には二度と貸さない…)

長期出張から戻ってきた夫がインフルエンザB型にかかっていたり。
(回遊魚みたいな人なので、隔離部屋で大人しくせず、動いてばかりいるから困る。
ご飯を出すとお酒飲んじゃうし。そのためか、なかなか平熱に戻らない。
わたしはまだ発症していないから、看病と予防が大変なんだよ…)

そんなてんてこ舞いな時に限って、また身内に対しての理不尽な話を耳にしたりするし。
(言っても詮無いことだと自分を抑えるが、わたしの中のあさちゃんが『はああ?!』って感じで、
相手の論理の矛盾点を指摘し啖呵を切りたくてたまらず、暴れまわっている)

本当にどうしたんだ、多事多難すぎる、この3月は。
ストレスで胃痛がひどくなっちゃったぞ。体重も微減した。ううう…。
(考えてみると夫がらみのことばかりなので、夫が一番堪えてそうなのですが、
メンタル強い子なのでわりと大丈夫らしい。
なんでわたしが代わりにストレス溜めてるんだろうか?)


3月に買った漫画とムック

2016年03月16日 | マンガ

ストレス解消に色々買ってしまいました…。


マリーマリーマリー 3 (マーガレットコミックス)
クリエーター情報なし
集英社

マイペースな新婚夫婦。
とても初々しくラブラブな日々を過ごしているのだけれど、
長年連れ添っているようにも見える2人の空気感。
森田さんは色々な女の人と付き合った経験がありそうな感じがするが、
純粋でおっとりしつつも自分を持っているリタがまさに運命の人なんだろうな。
(森田さん飄々としてるけど、結構べた惚れだよね)



僕と君の大切な話(1) (KC デザート)
クリエーター情報なし
講談社

「となりの怪物くん」のろびこさんの最新作。
男女の価値観の違いについて語り合う高校生男女のお話。
駅のホームが中心なので、ワンシチュエーションコメディみたいです。
屁理屈こねる黒髪眼鏡読書少年である東くんがドンピシャ好みですが、
ややストーカー気質で片思いこじらせてる暗めの美女、相沢さんも魅力的。
(2人とも言葉使いが丁寧なところが、ろびこさんっぽい)
2巻からは学校生活編らしく舞台が広がるそうですが、今後も楽しみです。


連続テレビ小説 あさが来た ファンブック (洋泉社MOOK)
クリエーター情報なし
洋泉社

「あさが来た」はまだ放送しているけど、ファンブック買っちゃいました。
名場面の写真が一杯だし、あさ絵も綺麗だし、インタビューやレビューも読みごたえがあります。
(各界の有名人による『あさが来た』論も、それぞれの視点を通した解釈が面白かった。
収録のはずの『世界入りにくい居酒屋』で朝ドラ受けがある理由も分かった!
それから、ドラマの衣装だった着物の特集も素敵でしたよ)
本当はあとで発売されるメモリアルブックも欲しいのだが、お金ないし、どうしよう…。
ハマりすぎじゃないか…。


*:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*
 

3月半ばだが、もう疲れている。
身内がトラブルに巻き込まれ、それが解決するまで安眠できず。
その後も矛先が妙なところに行くものだから、内心(゜Д゜) ハア??ってなったり。
(どこも、それぞれがどういう動きをしてるのか把握してないから問題なんだな。
まあ、人を見極める出来事だったと思うしかないが…)

新しい鼻炎の薬がわりと効いているので、今年の花粉に油断してしまい、
洗濯ものの外干しとか、外出から帰った時にシャワーをしなかったりとか、
花粉を体につけたまま寝ちゃったりとかしていたら、
瞼が腫れあがり目の痒さに身もだえ。眼科に行くはめになった(多分結膜炎)。

しょぼーんと誰もいない家に帰ってきたら、玄関前で異音がしてびっくり。
外してある電動灯油ポンプのスイッチが入っていたんだけど、
その他もあれ?おかしい!誰かうちに入った?という感じがして、怖くて怖くて…。
各部屋覗きましたが、ビビリの猫らがまったくいつも通りなので、
おそらく夫が出かける前に全部やりっぱなしにしていたんだろう、
という結論が出ました(本人に記憶はないが、いつもそうだから)。
目のことばかり気にして、わたしも出かける時には気づかなかったんだろう。
ああ、どっと疲れた。何かいいこともあればいいのに…。


春は近づき…

2016年03月04日 | うちの猫

エルくん、いつものペットヒーターの上で定番決めポーズ。


花粉が飛んで鼻がぐずぐずするのに、まだまだ寒い季節です。
エル坊は朝ごはんを食べると、すたすた日の当たる部屋に移動し、日向ぼっこ。
相変わらず自分の陣地だと思っている様子。
(あのね…止まり木みたいになってるけど、そこは机の上棚なのですよ)

午後は大抵毛布にもぐって、巣篭もりした小動物のように寝ています。


さくらさんはエルのケージが好きみたいで、自主的に入り浸っておりますが。

夜はここでまったりする確率多し。


そういえば、さくらは「あさが来た」のOPで遊ぶようになりました。
(画像は消したけど、本当はアップのあさちゃんが上を向いているの)

雲と波がゆっくり動くのを見て、最後の紙飛行機で画面に飛びつく感じです。
興が乗ると遊びたいって顔して待機姿勢を取り続けるので、
何度も何度も巻き戻し再生を繰り返してやらなければならない。
さくらなりに紙飛行機が捕まえられない理由を考えるらしく、
テレビの横に移動したり、裏側に入ってごそごそしたり。
(中に棲息しているって思うんですかね)


そのうち、ここからなら確実に狩れるかもしれないと、上に乗ってしまうから困る。

ブラウン管じゃないんだからやめてよ~と降ろしても、すぐ乗る。
時々音量ボタンを踏んじゃって、ぎょっとするほど大音量にするのやめてほしい…。
(こっちが慌てて音量を下げ直す間に、さくらは逃げてしまうのだった)


「ぼくはテレビ観ませんよ!」

現実に動いているものにしか興味が無いエルくんである。
お前、リア充って感じだよな…。


「火星の人」上・下巻

2016年03月03日 | 

久しぶりにがっつり系のSFを読んだので数日かかりました。
物知らずなのでEVA(宇宙での船外活動)や、
サプライ(供給)の意味を辞書で引くような有り様ですよ。
しかし、非常にほわんとした理解度で読んでも面白かったです。
映画を観ていたからイメージが思い浮かべやすかったのかもしれない。


※小説「火星の人」と、それを実写化した映画「オデッセイ」の個人的な感想です。
以下、ネタバレがありますので、ご注意ください。














考えてみると「ふしぎな島のフローネ」は、父が医師、母が農家出身で、
無人島サバイバル生活にはお誂え向きのメンバーが揃っていました。
(家畜と豊かな自然環境、あとから航海士が加わるって、相当有利じゃないか!)
ワトニーは火星にたった一人で取り残された。
植物学者にしてエンジニアでもある宇宙飛行士という設定は、
科学知識を駆使して前向きに生き抜くための必須条件だったように思います。

小説は映画よりもトラブル続出で、分析と対策が詳細に描かれていたため、
過酷な状況が一層際立ちました。
せっかくNASAと通信できたのに、途中途絶えたりするから、
基本のストーリーは把握しているはずなのにハラハラ…。志村、後ろ!みたいな感じ。

映画では唐突に中国が協力を申し出たように見えたけれど、原作にも登場。
国家や組織の違いを乗り越えて、一人の男を救助しようとする地球の人々に、
作者の健やかな性善説が現れているような気がします。

アレス3のクルーの人たちも、仲間思いの冒険野郎で格好いいです。
事と次第によってはシビアな状況になることも想定しつつ、現実的で合理的な判断を下す。
ワトニーも含め、危機に際しては素早く考えを巡らし、躊躇わず対処に動く、
クレイジーでクールな宇宙飛行士たちでした。

映画版は原作の面白いところを上手に抜き出していて、娯楽作品として成功していると思いました。
ワトニーの孤独な奮戦を描きつつ全体的に明るいし、音楽選びも実に良かった。
ただ説明を省いているところもあるので(あと、わたしが上映中にトイレで数分席を外した部分もあり)、
映画で疑問に思ったことは原作で判明しました。
・備品がどれくらいあって、限られたものをどの計画に当てたのか。
・音楽を聴く以外の気晴らしは何をしていたのか。
・ジャガイモ以外の栄養はどう摂取していたのか。
・ローバー(探査車)などで移動中にトイレはどうしていたのか。
・ハブ(居住施設)が壊れた後は、どう対策を立て実行したのか。
・終盤MAV(火星上昇機)に向かっての道中に困難な点はなかったのか、などなど。
映画のほうには火星の景色やワトニーの肉体の変化など映像で見る良さがあるので、
今度は原作を踏まえて観たいです。

そうそう、映画ではジャガイモの栽培と食事が妙に印象的でしたが、
小説では予想外にエンジニア側面が強くて、臨機応変に備品を改造しているシーンが多かったです。
(時にはNASAに待てと言われても、自己判断でやってたね)
レンジでチンしたジャガイモを来る日も来る日も食べ続けるのが大変そうだったので、
実は地下世界に潜んでいたとかいう火星人でも現れて、
ハンバーガーやお好み焼きをご馳走してくれないかと、ひそかに考えました。
しかし「ダンジョン飯」を思い出すと、ワトニーが飢えから狩猟採集民族の血に目覚めて、
火星人のほうをご飯にしてしまうのではないかと心配に…。
せっかくのファーストコンタクトが悲惨な結果に終わって、宇宙戦争が始まってしまうかも。
だって地球外知的生命がトマト星人やチーズ星人やイカール星人に似ていたら、
いけないことだと分かっていても、ジャガイモに合いそうとか思っちゃうじゃないですか。
ああ、妄想してたらおなか減った!!

火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)
クリエーター情報なし
早川書房



火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)
クリエーター情報なし
早川書房


映画「オデッセイ」の感想はこちら→「2月に観た映画



*:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:**:;;;:*



そういえば「真田丸」第8話「調略」を、数日遅れで観ましたが面白かったです。
真田家当主兄弟の冷酷さに一瞬ひきましたけどね。
その後、うわーこれは目が離せないわと、わくわくしました。

※以下、「真田丸」のネタバレがあります。ご注意ください。





一兵も動かさず謀略で国を守るということは、兵法においては最上の策のはず。
真田家と領土を守るためなら何でもするという気持ちも理解できる。
しかし、昌幸父ちゃんが悪魔に見えるのは何故であろう(笑)。
事後けろっとしているからか。被害者が心の美しい人ばかりだからか。
「真田丸」はいわゆる時代劇語でなく現代語台詞なのだけど、
登場人物の内面はこれまでになく戦国時代らしいのではないかな。
(まあ、戦国時代の記憶が無いのでイメージだけど!)

ふと酒見賢一の「泣き虫弱虫諸葛孔明」を思い出しました。
戦乱で始終人を殺したり、敵味方が変わったりする、そんな混迷の世の中で、
英傑が生ぬるい現代人と同じ感性な訳が無い。
みんな振り切れちゃってある意味危ない人として描かれていて、
そうでもないと当時は大暴れできなかったかもと、一人頷いたのですが。
昌幸にも同じ匂いを感じるのです…。
乱世に活躍した武将が非情な面を持たない訳ないものね。
(状況に応じて主君を変えることが普通だからこそ、出浦様の言う通り、忠義に値打ちがつくもので…。
己の都合のために人を陥れたりすることが日常だから、尚更上杉様が尊く感じるのでしょうなあ…)
そういえば女性陣も、いつ形勢がひっくり返って死ぬかも分からない日々では、
刹那的にならざるを得ないから、悔いが無いように言いたいことを言っているのかもしれない。