本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

ミステリ回文

2007年12月28日 | そのほかの趣味
『46番目の密室』(有栖川有栖 講談社)を読み終えた。
多分既読…なのに何も覚えていない。
元々“密室もの”というジャンルに執着がないにしても、
犯人くらい覚えていてよさそうなもんなのに。
どういうことになっているんだ、わたしの記憶力は。
もっと日頃から、脳を鍛えなければ…。

そしてふと、昨夜ニュースで見た干支交代式の駄洒落を思い出したのです。
ネズミに「頑張りマウス!」と言わせたやつ。
あんな感じに、ミステリをお題にして何かおやじギャグでも…と
しばし考えてみたけれど、
“めためた(めちゃめちゃ)メタ”というありふれたものしか生まれなかった。

仕方がないので今度は回文に挑戦。

密室迷い 愛よ待つし 罪」(みっしつまよいあいよまつしつみ)

という、雰囲気はあるけどよく分からないのが出来ました。

『得たり』とポアロ アポ取り、耐え」(えたりとぽあろあぽとりたえ)

わが意を得た!と真相にたどり着いたポアロさんだけど、
関係者全員にいちいちアポを取らなきゃいけない。耐えましょう、ということか。
(ポワロではなくポアロ表記にしてみました)

推理だ!梅雨軒先のゆったり椅子」(すいりだつゆのきさきのゆったりいす)

誰がこのじめじめした時期に、うちの軒下に居心地のいい椅子を置いたのさ?
どうだみんな推理してみろ!という感じ。(←無理やり)

近日さ 歌う殺人鬼」(きんじつさうたうさつじんき)

これは怖い…。
『歌う殺人鬼』というミュージカル映画が、近日公開されますよ、という話ですね。
(あの…それはもしかして『スウィーニー・トッド』のことでは…)


以上は、今夜お風呂の中でじーっと考えて作り出したものですが、
同じ回文がすでに創作されていたのなら、ごめんなさい。
(一応ネットで検索したら見つからなかったので、記事にしてみたのです)

…あれれ。そういえば。
うちで晩酌前に仕事の続きをすると言っていた夫が、どこかに消えてしまった…。
もしや、ブログを書いている妻の姿を見て、
「ツマミはどこ?」と思いながら、自室で待つことにしたのかしら?
(こっちも夫待ちなんだから、声かけてくれたらいいのに…
時々、妙な遠慮をする夫なのです。さて、呼びに行かなければ…。

ごごご、ごめんなさい…。

2007年12月28日 | 日々のこと
友人知人親戚の方々へ。
喪中葉書、今からポストに出しに行きます。
遅くなってごめんなさーい!!!

(夫婦して、お互いに相手が印刷するものと思い込んでいた…。
例年ならギリギリ投函でも失礼はなかっただろうが、今年は喪中。
年賀葉書をすでに出された方、すべてわたしたちが悪かったのです!)


しかも引越し通知の葉書は結局出してなくて、
…本当に申し訳ない!!!
(郵便局には住所変更の届けを出していたので、油断しきって数ヶ月経過…)


クリスマスの反省

2007年12月27日 | 日々のこと

深く深く悔いるものであります…。

我が家ではクリスマスのお祝いを、今年は前倒しで先の日曜日に開催。
シェリールのチョコレートケーキと、ケンタッキーのオリジナルチキン、
それに生ハムマリネやら塩トマトやらを用意して、
夫婦二人、ひっそりと宴会を始めたのでした。
(おまけでもらったクラッカーを鳴らしたけど)

飲んだお酒は、ツェラー・シュワルツ・カッツゼクト(スパークリングの猫ちゃん)と、
マドンナのシュペトレーゼの二本。

禁酒のあとだったので、早く酔っ払いました。
しかし、なおもご機嫌で飲み続けました。
…やがて限界を超えて、その晩はひどいことになりました。

翌日のクリスマスイブは二日酔い。ふらふらするやら、気持ち悪いやら。
(夫の方は全く平気だったので、その日は午後から5時間かけて飲んでいた。
次々ツマミを出さなくてはいけなかったし、
観たいTVも我慢しなければならなかったし、
夫が眠る時は20時前でも無理やり寝かしつけられるしで、
ちょっと、いやかなり迷惑だった…
胃を傷めたらしく、その後も症状を引きずっております。

こんなわたしの元にサンタさんが来なかったのは当然の報いであろう。
もう、飲み過ぎないんだ。嗜む程度に抑えるんだ…。
しかし年末年始と、夫が昼となく夜となく酒を楽しむであろう期間に、
果たして妻は耐えられるのであろうか。
(自分まで負けずに飲んでしまったら体が付いていかないだろうし、
しらふなら毎日毎日長時間夫の選んだアニメDVDを観ながら、
延々とツマミを作り続けなければならないし。
どちらにしろ、虚しい気持ちになるに違いない

夫の要望によりネット注文した日本酒が先日大量に届きましたが、
その瓶を見ていると、休みの間飲みまくるぞ!という覚悟が伝わります…。
だ、だけど、妻の要望でネット注文した書籍も、大量に届きましたし!
状況に不満を覚えても、読書欲でお酒の誘惑に勝つんだ、わたし…。
酩酊した夫の面倒を見るのは大変だけど…本を片手に、頑張れっ。

…といっても、我ながら呆れるほどにひどい二日酔いの経験は、
片手にも満たないくらいか。
誰かさんに比べたらまだ理性的かもね。ホーッホホホホ…!
(↑比較対象が悪い)


年末の読書記録

2007年12月26日 | 

ジャンルの違うミステリを色々読んでみました。
『インシテミル』ハードな本格。
『人形の部屋』衒学的なご家庭もの。
『翡翠の家』ノスタルジックなコージィもの。
『リチャード三世「殺人」事件』コスチュームプレイで「見立て」風。
『珊瑚礁のキス』ロマンティック・サスペンス。
読んだあと時間が経過した上、少しずつ感想を書いては中断しているので、
頭がちょっと混乱…。でも、記憶に留めるために無理やり書いてみる。

 <以下の感想には、軽く内容に触れる箇所があります。
                 念のため、未読の方はご注意ください!>


『インシテミル』米澤穂信 文藝春秋
夫のために図書館から借りてきた本。随分楽しそうに読んでいるので、わたしも手に取ってみたのです。またしても苦手なサバイバルものか…と思ったら、新本格テイストの強い作品でした。異様な設定だけど、肝心の推理はしっかりしています。ミステリマニア大喜びの内容です。
勿論、わたしがこれまでサバイバル風推理小説に抱いていた、状況そのものに対する疑問は残りますが(大抵、正体不明の主催者ネタなのも、どうかと思う)。不自然だとしてもこれはこれで、ミステリを極めるためのお約束と捉えるべきなのでしょうね。
わたしたち読者が、“もっと究極に閉ざされた環境で究極に論理的な推理を!”と求めすぎるから、こういう設定が近頃増えてきたのかも。『ダークホルムの闇の君』(こちらはsayukiの本棚の方で感想を書いています)を読んだ時みたいに、なんだかホスト側に加担した気分になるのでした。
(夫にこの手の小説が好きな理由を聞いたら、動機を考慮に入れる必要がなく、純粋に論理だけで解決するから、だそうです。やっぱりクイーン派はそういう発想なんだなあ)

『人形の部屋』門井慶喜 東京創元社
探偵にも色々な人がいるけれど。本文に書かれた内容だけで推理している探偵(読者と情報量が同じ。推理材料の結び付け方が見事なタイプ)と、専門的な知識を有している(または読者に見えないところで調べている)がために謎を解決することが出来る探偵、という分類もできるような気がします。
この作品の専業主夫(本人は“家主”だと自己主張している)のお父さんは、後者。それも教養がにじみ出ているというより、積極的に知識を披露する薀蓄王タイプ。
殺伐としたところのない「日常の謎」風の短編集の中に、娘のつばめちゃんの健やかな成長も織り込まれているのですが。わたしが思春期の娘だったら、黙って聞いていても内心で「お父さん、話長ーい。しかもくどーい」などと考えているだろうな、と思いました。素直なワトソン役のつばめちゃんは偉い。大人だ。
あと、家事従事者が年に二日、里帰りでなくひとり旅ができるなんて、非常に妬ましいと思いました(笑)。まことに個人的すぎる感想でございます。

『翡翠の家』ジャニータ・シェリダン 東京創元社
ニューヨークで住居を探しているジャニスが、昔の知人リリーと再会。とある邸宅の貸し部屋に二人で引っ越すことになる。他の住人たちは風変わりな芸術家ばかり。やがて殺人事件が起こるのだが、被害者の正体は…という展開。
語り手のジャニスより、ルームメイトのリリーの方が印象に残ります。聡明で謎めいている中国系の若い美女。
ひとつ疑問に思ったのは、物語の中で、“これが中国人の価値観なのだ”と語られたことは事実なのか、ということ。“あれ”を部屋に飾るのも普通なのか?ハリウッド映画に登場する不思議な東洋人とは、違うと思うけど…。

『リチャード三世「殺人」事件』エリザベス・ピーターズ 扶桑社
リチャード三世といえばわたしには『時の娘』の知識しかない…(義経といえば『成吉思汗の秘密』しか知らないというのと、同じレベル)。薔薇戦争の人間関係は入り組んでいて、読んでいて思わず涙が…。くじけそうになりました。
リチャード三世擁護派の集まりで起こる奇妙な事件…なのですが。学問的論議をしながらも、コスプレ宴会を催したりするこのグループ、かなりマニアックです(リチャード三世とその周辺人物に扮したあのコスプレがね、太秦の映画村で時代劇の格好をする観光客みたいに楽しそうなんです)。
探偵役は、旅行中の図書館司書ジャクリーン。小気味がいいほど皮肉っぽくて、傲慢で魅力的な大人の女性。歴代王妃などのいい役を占めたグループのおばさまたちから、“あなたの役は小間使いくらいしかない”と苛められても、平然と“リチャード三世の愛人(がいたことにして、その役)になる”と切り返す、いい性格をしております。つよいな。

『珊瑚礁のキス』ジェイン・アン・クレンツ 竹書房
不眠症に悩んでいたSF作家のエイミーは、恋人未満の微妙な関係にあるジェドと、両親の別荘がある南の島に滞在する。そこはエイミーに悪夢を見せることになった、恐ろしい事件の起こった場所だった。ジェドはエイミーの抱える問題を引き出そうとするが、実は家族の秘密が隠されており…という話。
ええと。やたらと激しいラブシーンが多かったので、その度にストーリーが停滞するのは困るな、と思いました。(本当にわたしって、ラブストーリーには向かない性格だ…)
ジェイン・アン・クレンツは変化球派だと思っていたので、ハーレクインの王道を行く展開が、意外な感じです。



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また再放送&DVD化されている、『名探偵ポワロ』ニューシーズン。
先のシーズンのファンの方は、皆さんどうお思いなのでしょうか…。
わたしは戸惑っているのです。なんか違うよなぁ…と。

原作のトリックを微妙に変化させたり、
設定に手を入れたり、といったことは前にもありましたけれど。
ユーモアが減りましたよね。ロマンスも減って、
性描写や犯行時の映像がどぎつくなった感じ…。
コージィ・ミステリ的な抑えた表現が好きだったわたしは、
やけに現代風になってしまったニューシーズンについていけないのです。

原作に手を加える誘惑に駆られるのは、ドラマ製作者の常かもしれないが、
本来結ばれるはずの恋人同士まで別れさせるのはやめてほしい。
物語の中での犯罪とその解決は、
突然の秩序の破壊と、再構築という形式になっている訳で。
ラストにはまだ、人間関係の混乱や真実の暴露などの苦い余韻が残っている。
クリスティーには、新しいカップルを誕生させることで
希望に満ちた未来を描き、後味を良くするという、特徴があったのに。
(まあ、一方では凄まじく怖いカップルを描いたりもしているが)

今度のドラマ版はその“ご都合主義”を排したのだろうか。
それが今回の“売り”と言われたら仕方ないけれど、
クリスティーの持つロマンティシズムを愛するわたしとしては、
近頃とても淋しいのである。
(ストーリーと登場人物にしても、『青列車の秘密』は他の作品と
ネタがカブるから改変する、というのは分かるのですが、
『満潮に乗って』をそこまで変える必要が果たしてあったのかどうか)

原作通りに映像化した作品なんて、あり得ないのかしら…。がっくり。


このところ、ざくざく読んだ記録。

2007年12月19日 | 

毎年暮れには「ダ・ヴィンチ」で、
ブック・オブ・ザ・イヤーをチェックするのが楽しみなのですが。
今年は「このミス」も買っちゃいました。
“本好き”&“ミステリ好き”のランキングだから、
なんとなく嗜好が合いそうで未読の本にも手を伸ばしたくなる。
(書店発表のベストセラー作品は…多分読まないだろな…)
さっそく読みたい作品リストを作り、図書館に予約。
まだまだ順番待ちですが、その間にも暇さえあれば本を読んでいます。
あ~~幸せ…。(←傍に読む本が積み上げられていないと不安になる体質)

さて、確かに読んだ記録として、一言感想でも。
(読了本の内容を忘れる速度が…年々早くなる。やばい)

『遠まわりする雛』米澤穂信 角川書店
古典部シリーズの短編集。あの事件とあの事件の間にこの事件があったのねっ!と、なんだか美味しい思い。そして、あの省エネ人間折木奉太郎にもついに春が来るのか?!と次作への期待も高まる。(余談であるが。夫が読後、よく分からない…というので、作中の男性陣の気持ちを想像して解説してみた妻である。いや、モラトリアム期の男性心理なんて、正直わたしにも分からないから!)

『田舎の刑事の趣味とお仕事』滝田務雄 東京創元社
黒川鈴木巡査部長が、不出来な部下に足を引っ張られながらも、の~んびりした田舎で起こる数々の事件を解決する、というユーモア・ミステリ。かなり可笑しかった!(特に黒川の奥さんが。糠みそ、そりゃー大事ですよねえ。いひひ)

『ハンプティ・ダンプティは塀の中』蒼井上鷹 東京創元社
安楽椅子探偵も色々いるが、留置場に滞在中とはまた、珍しい(『百万のマルコ』とはまた場合が違いますしね)。様々な事情から逮捕された面々が、暇に任せて小さな謎を推理し合うが、真相を見抜くのはいつもあの人…という展開。連作短編集ならではのまとめ方でしたが、しかし、あの感じでは続編は無理だろうなぁ。

『消える密室の殺人』柴田よしき 角川書店
『猫は密室でジャンプする』柴田よしき 光文社
『猫は聖夜に推理する』     〃
『猫はこたつで丸くなる』     〃
猫探偵正太郎シリーズ。今まで読んだことのない作家さんだったんだけど、続々図書館で借りることになりました。だって正太郎が格好いいんだもーん!(猫好きにはたまらない猫ミステリ♪)もっとも、光文社の三作は色々取り混ぜた短編集なので、本格風味はあまり味わえないかも…。ひとみ先生、男はチェンジできても、猫は一生のお付き合いだから、正太郎を(もっと)大事にしてねっ!

『林真紅郎と五つの謎』乾くるみ 光文社
これも短編集。若くして隠遁生活を送る元法医学者の林真紅郎が、偶然から巻き込まれた事件の謎を解いていくという話。内容はちょっとビターだが、ミステリ的には「陽炎のように」が一番面白かったかも。

『極限推理コロシアム』矢野龍王 講談社
夫から与えられた課題本。まずドラマ版DVDを見せられ、次に原作本を渡されました。サバイバルもの、苦手なんだけどなぁ…。どうしてかっていうと、登場人物の人間性が段々なくなるのが怖いのと、トリックが解かれても、設定そのものに対する疑問が放置される点が納得できないから(だーかーらー、誰がそんな状況を作ったんだよ。何のためにだよ。今後どうなるんだよ。という具合に、読後もぶつぶつ呟いてしまう…)。逆に、極限状況の中で命の尊さや人間性に目覚め、ラストは希望を描いている…という展開なら、まだ受け入れられるのです。だから、ドラマ版のほうが好きだったかも。そう、今回はネタバレ状態で読んじゃったけど、原作を先に読んでいたら、パズル的な面白さを感じたかもしれません。(しかし、夫はこういう設定が何故か好きなんだよねえ。この著者の別の作品も、嬉しそうに読んでいましたよ)

『愛は売るもの』ジル・チャーチル 東京創元社
グレイス&フェイヴァー・シリーズ。健全なるコージーもの(笑)。前作の解説で、主人公である兄妹たちにも恋の気配…という話だったのですが、どうなんですかねえ。このシリーズは大恐慌後のアメリカが舞台で、探偵活動と同じくらい歴史的背景が主軸に置かれている様子。今回は妹のリリーに比べ、兄のロバートの活躍が少なかったのが淋しい(ロバート、大統領選の方に夢中になっちゃったからなぁ。残念。軽そ~うに見せといて、実は優しく賢いお兄ちゃんのことが、ちょっと好きだから)。

『水妖日にご用心』田中芳樹 祥伝社
最新のドラよけお涼シリーズですな。今回は訪日中の某国王子の命を狙う、謎の半魚姫が敵らしい。マンガしか読まない外務大臣も出てきたりして笑えます。でも、最近のお涼様は、お涼様らしくないなーと思いました。相手を完膚なきまでに叩きのめすあの破壊力が今ひとつ生かされていないような。お涼様にとって、日本は狭すぎるのよ、きっと。また、海外出張してほしいな(そんで、ゴジラのような大活躍を…)。



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どうにもついていない日々。
自転車のブレーキは早くも弱くなるし(安物なので乗りつぶすしかないらしい…)。
借家トラブルには悩まされるし(あの不動産屋は物事をこじらせる名人だ)。
せめてブログでも更新しようと思えば、
あらかた書いたところでネットが通じなくなるし(がーん!内容が全部消えたー)。
前厄が小出しに現れているのか?と空に問いたくなるけれど。

それでもわたしは頑張るんだ。
何故って…この間美味しい蟹を食べたから。
先週末、夫が竹崎かにの店に連れて行ってくれたのですよ。
茹でカニ、カニ鍋、カニシュウマイ、カニ雑炊にカニの唐揚げ等々…。
身がしっとりして、甘く…、卵とカニ味噌がまた美味くて美味くて。
思い返すたびにうっとりするような、夢のひとときだった。
なんてよい旦那様なんだろう、あんな美味しいものをおごってくれるなんて。

帰ってからも大満足で、(優しいなぁ。この人と結婚してよかったなぁ
などと、傍らでぬくぬく寛いでいたら。

夫「この間、妻が歩いているところ見たけど、むちむちしていたね
妻「……むちむちって、ぷくぷくしているってこと?!
夫「うん。ぱっつんぱっつんしていた
妻「……(ショック)

実に容赦ない感想(批判ではないと思うが)。いけません。
蟹との真剣勝負のためにダイエットを一時中断してしまいましたが。
せめて平日はキャベツやこんにゃくやきのこで節食を心がけなければ。
それにしても、むちむちって…むちむちって…。
夫は優しいのか意地悪なのか分かりません!


大人の女には、まだなれない。

2007年12月14日 | 日々のこと
体重が未知の領域に入ったので、ダイエットを始めました。
そのため、いつも食べ物のことばかり考えています…。
(↑ちゃんと三食食べているのですが、気持ちが飢えているのです。
キャベツはもう飽きたよ~!ビリーはきついよう~!)
土日はやや解禁、と考えているので、すごいことになるでしょう。
(ご飯に飛びかかるかもしれない)
でも、でも、お酒はクリスマス近くまで我慢しよう。しくしく。

そんな折にまた、よそ様に女の体内時計の話をされてしまいました。
(例の、どうして子供作らないの、早い方がいいよ、という執拗な勧め
踏み込まれたくないところまで、色々と聞かれました。
(ちなみに、こちらから話は振っていない。やんわりと牽制もしている)
ただでさえ空腹で気が立っているのに、ますます機嫌を損ねたわたくしです。
なんで自分の価値観を他人の私的領域にまで押し付けたがるのかしら。
別に当たり障りない話題がいくらでもあるでしょうに。
不思議です。

しかし、わたしのほうがちょっとおかしいのかもしれない…。
場を和ませる程度の適当な会話というものが苦手なんです。
お天気の話なら一分くらいが限度で。
先日美容院に行った時は、ひたすら運転免許の話をされました。
(どこの店に行っても、いつも、免許取ればいいのに、という展開になる。何故)
昔から口下手で、如才のないお付き合いをすることが出来ないのですよ。
だからかちんと来ることを言われると、上手に受け流すことができない…。
いや、平気なふりをするから相手が引かないのか。
さりげなーく、話をそらせることができない、ということですね。
少女の頃、大人の女になったらできるんじゃないかと思っていたのに…。
ちっとも成長してない~。

相手が押し付けがましい態度を取ってくる場合、
「そうだね」とただ受け流していればいいんだよ、と夫は言うのですが、
いっそ『プロティスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
を読んで、徒然に議論するという状況の方が、はるかにマシ…。
みんなもっと、本の話をしてくれたら助かるのに~。
(ええそうですよ。わたくしは古き良きオタクですよう!)

赤いチェックでスモッキング刺しゅう

2007年12月08日 | handmade(縫い物)

二度目のスモッキング刺しゅうでございます。
最初のは(→このグラニータイプ)、バッグ自体も手縫いだったから、
手間がかかって何かと大変だったけど、
今度はミシンで袋を縫ったから、それほどの時間もかからずに出来ました。

レシピ:『はじめてのソーイングレッスン』(ナツメ社)


ハニコムスモッキングもなかなか素敵だなあ、と思う。

この綿麻生地はリバーシブルで、裏は水玉模様です。
裏袋がないから、端の始末や刺繍糸を渡したところなどが気になるけれど、
中を覗くと 赤地に水玉 という感じは、かなり可愛いのでした。
(このシリーズの布は、色合いも好みだったので、もっと欲しかった~。
でもそれなりのお値段なので、少ししか買えなかった…。
やはり町の手芸屋さんはネット販売より高いですね。
材料を直に手にとって見られるから、つい入ってしまうけれど)

ところでスモッキングって、本の通りに作りたいと思っているのに、
チェックの間隔が見本と同じという布を見つけるのが大変ではないですか?
いろいろ探しているんですが、
微妙にます目が大きかったり小さかったりするんですよね。
この布もブロックの寸法が本とは異なります。
だから持ち手側と刺しゅうまでの間が、ちょっとズレてしまいました。
(両端の幅が違うの、分かりますでしょうか
自分で応用を利かせてサイズ調整できるようになりたいな。

   ・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:


今日のお昼は近くのレストランで食べました。
初めて行ったところ。こじんまりしたお洒落なお店です。
地元ではとても人気があるらしいので、
美味しいのかどうか、一度試してみたかったのでした。

入ってみれば、女性が好みそうな雰囲気で、実際お客さんも女の方ばかり。
ランチもそう高い値段じゃないし、まあまあ美味しかったです。
しかし、うちの夫はこういうお店が大の苦手。
ナイフとフォークで食べる形式も、堅苦しくて嫌いだそうです。
終始居心地が悪そうな表情をしていました。
なんて分かりやすい人なんだろう…。

この間、入籍記念日に行った小洒落たお店も、
夫的には堅苦しい印象だったらしい。
箸で食べられる和食の店の方が気楽なんですって。
寿司屋でも?と聞いたら、全然平気だって。
わたしは寿司屋とか料亭とか割烹のほうが、なんか怖いよー。
(↑多分料理の値段でくつろげなくなるタイプなのだと思う)

とどのつまり、この店には二度と二人で行けないだろうな、と確信した妻でした。
美味しい店は、“和食”限定で探そう…。


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ラウンドバッグ!フランス風の布で

2007年12月07日 | handmade(縫い物)
次に作ったのはコレです。
まるっとしています!そして、布の持ち味のまま、くにゃっとします。
こういう形が好きなんですよ~。

レシピは、『らくらく作れるおきにいりバッグ』(主婦と生活社)から。
ラウンドバッグは写真で作り方が説明されていたので、挑戦する気になったのです。
この本は他にも魅力的なバッグばかり掲載されていました。
ミシン縫いがもっと上手になったら、色々作ってみたいです。

今回の反省点
○脇をみると、両面のプリントが微妙にずれている。
○ミシンの前にしつけ縫いをしたにもかかわらず、持ち手も少しずれた。
いつになったら、ちゃんとしたバッグができるのでしょう…。


でもこの柄はお気に入り。
スタンプみたいな、エッフェル塔、王冠、レース。どれも好きなモチーフ。
裏地には色が合いそうなギンガムチェックを使ったんだけど、
紺色だし、ます目も大きいし、ちょっとカジュアルすぎたかな…。


ひっくり返すとこんな感じ。リバーシブルです。
こんなに可愛いポケット、初めて!

   ・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:

ところで、夫は今「逆転裁判4」にまんまとハマっています。
夕食前も、就寝前も、起床後も、「異議あり!」連発。
せっかく家にいるのに…やっぱり妻は構ってもらえないのか…。( ̄ロ ̄lll)

仕方がないのでわたしは図書館から借りてきた本を読んでいます。
『火の鳥と魔法のじゅうたん』(←岩波少年文庫の新装版で出ないかな)
『十字路のあるところ』
『田舎の刑事の趣味とお仕事』などなど。
現在は『遠まわりする雛』を読み始めたところ)

一昨日の晩は『センセイの鞄』を読破。
それで無性に柿の種で日本酒が飲みたくなって…。
昨夜はおつまみをいろいろ用意して、『美少年』を飲みました。
で、今日はどうにも頭がふらふらします。
二日酔いらしいよ!平日なのに!シュフなのに!

恥ずかしく、情けない気持ちを持ちながらも…全く懲りず、
今度は塩らっきょうと日本酒の組み合わせを試してみたいのでした。

いかんいかん、しっかりしなくては!


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あかずきんちゃんのミニボストン

2007年12月05日 | handmade(縫い物)
その後のミシン道…。
失敗しながらも、幾つかバッグを作りました。
このミニボストンは、「COTTON TIME」のレシピで。
ばりばりに固い接着芯を使い、形きっちりです。

反省点:直線縫いの修行が足りなかった(所々、縫い目が歪んでいる)。
布の持ち味をうまく生かせなかった。

↓赤頭巾ちゃんが上下に並んでいる生地なんですが、

正面に、逆さまの赤頭巾ちゃんのほうが多く配置されてしまいました。
折りたたんで作るやり方だから、どの面にどういう模様が出るか、
出来上がりが想像できなかったんです。
むらがない花柄か何かで作るべきでした。
(あるいは、安全ピンで留めながら一度組み立てておけば良かったのかも…)


裏地にはピンクの小花を使いました。


ファスナーはアンティークゴールドで。
これを作るために、初めて、お店でファスナーの長さを調節してもらう。
なるほど、便利!と今更ながらに思ったのでした。

   ・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:*:・゜’★,。・:*:・゜’☆・:

やっぱり、12月の街は殺気だった人々の群れで溢れている…。
スーパーでも、他人を押しのけて買い物をするお客さんで一杯でした。
生存競争って感じだ…。

それでも、どうにかこうにか、
夫の誕生日には、あじのお刺身と、きのこご飯と、ニース風サラダを出しました。
(わたしたちの結婚式のDVDを夢中で観ていて、あまり食べてなかったけどっ)

30歳…ということで今後の抱負を聞いてみたら、「ない」そうです。
今の状態に充分満足しているので、現状維持のために頑張るにしても、
こうなりたいとか、これが欲しいとか、これがやりたいとか、ないんですって。
達観しているんだなあ…。
わたしなんて、もっと強く優しくなりたいとか、素敵な布がもっと欲しいとか、
ミシンで洋服が作れるようになりたいとか、欲ばっかりなのに。
「欲があったら、誕生日のプレゼントにコレが欲しい、とか言うでしょ」だって。
そうよね。今回のプレゼントはDSの『逆転裁判4』と『200万人の漢検』。
半分わたしが欲しいもの、だもの…。
妻は煩悩ばかりの人生を思い、後ろめたい気持ちになるのでした。
(…いや。こうも考えられるか。
夫は自分大好きで常にしたい時にしたいことをしているマイウェイの人だから、
記念日だからといって、特に強く望むものがない、とかね!



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人間恐怖症気味?

2007年12月04日 | 日々のこと

昨日の一件で改めて身に染みて感じたことがある。
わたしは、つくづくある種の人々を苛立たせる性質らしい…。
(ある種の人々…主に○○タリアン)

一所懸命だけど少しトロくて、気が弱そう。
おそらくそんな風に見られるから、
“こちらに非があるにしても、何もそこまでキレることないじゃん…
といった事態を招くらしい。
(そして、“この子チョロイわ”と舐めていると、
意外に思い通りに動かなかったりする点も、相手を怒らせるのであろう)

あからさまに嫌味を言われたり。
やってもいない失敗を、やった!と決め付けられたり。
まあ、過去もいろいろございました。

通信教育のスクーリングに行った時には、
実習中にパソコンで分からないことがあって。
他の受講生に尋ねたら、その人もできなかったんだけど、
“意地でもやってみせる”姿勢になってしまって。次第に、
(わたしも忙しいのに、なんでこの女は“わたしに答えられないこと”を聞くのよ!)
みたいな空気が漂い…。
なんだか気まずーくなって、
「また自分でやってみますから…」と退こうとしたんだけど、
相手も善意と言うより面子があるらしくて、諦めずにチャレンジし続けるのです。
長い間、その横に立ちながら、
(自分に苛々している人間から、どうしたら解放されるのか…)
そればかりを考えていたような気がいたします。

そう。強いイラつきをぶつけられた時には、何もかもがどうでもよくなって、
とりあえずその場から逃げ出したくなっちゃうのです。
この間も手芸店でそんなことが…。
見本を眺めていたら、おばさま店員が近づいてきて、
「そのバッグの作り方のコピー、差し上げましょうか?」と言うので、
材料とかを詳しく聞いてみたのでした。
でも、全く同じバッグを作るのもつまらないから…と思って、
軽く「他の布を買っても、作り方はいただけるんですか?」と質問したら。
おばさま店員の顔色が変わって、
「これはっ!この布を買っていただくために差し上げているんですよっ!」
とすごい勢いで怒られた…。
(こっちは客だよ。普通に言えば済む話じゃん)と思いながらも、
一瞬にして手のひらを返したような態度がなんだか怖くなって、
適当に同じ材料を買って、そそくさと逃げたのでした。
(あとで、何も買わずにおけば良かったと後悔…

誰かに苛々された後は、いっつも自己嫌悪。
どうしてこんなに、とろいのかな…。
ゆっくりでないと何にもできなくて。話をするのも下手で。
周りを怒らせても、仕方ないのかな…。
全てを完璧にこなす、非の打ち所のない人間になれたらいいのに…。
(どう考えても怒られる場合じゃない時は、反撃できない自分がイヤになる)

やがては、「どう生きたって、かならず敵はできるし。
ごく少数の愛する人から、愛されれば、それでいいよ」
と己に言い聞かす段階が来るんですけどね。
それまでは人がコワイ。接触するだけで怒られそうでコワイ。
特に師走は皆の気が立っているので、外出が恐ろしいです。
今日は夫の誕生日なんだけど…。
晩御飯、宅配寿司…とかで済ませたら、いけないかしら。
…いけないですよね。
こら自分。もうちょっと、頑張れ。