本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

『ニノチカ』

2007年01月31日 | 映画・DVD・テレビ

『ニノチカ』監督エルンスト・ルビッチ 出演グレタ・ガルボ/メルヴィン・ダグラス 1939

 1930年代、ソ連は没収した伯爵夫人の宝石を売却するために、三人の男たちをパリに送り込んだ。しかし伯爵夫人の愛人であるレオンが、宝石を取り戻すために三人を手懐けてしまう。一向に進展しないこの状況を解決するために派遣されたのが、ニノチカ。冷ややかな美貌を持つ彼女に出会ったレオンは、たちまち恋に落ちてしまうのだが…。

モノクロ時代のツンデレ美女ニノチカ(笑)。
喋り方も身にまとう空気も実にお堅い女性なんですが、
恋によってやわらかく変化するのが素敵だと思いました。
ガルボって、完璧なヨーロッパ美人でいかつく見える時もあるのに、
ふとした瞬間、すごく可愛らしいんですね!
キャラクターがうまく生かされたラブコメで、こういうの好みです♪
さすが名画。笑えるうえにお洒落なんだわ!



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今日、ある店に立ち寄ったら中古ビデオが販売されていました。
そこで掘り出し物を探していたら、夫が前から欲しがっていた
DVD化されていない映画を見つけたので、さっそく購入。
あらま。つい最近夫婦喧嘩したばかりなのにね~。

しかも勢いで「リコンするよ」と脅したら「本気なら、いつでもしてやるよ!」と返され、
泣きながらも(とっちゃん坊やみたいな顔してよくも生意気なことを…)
と胸の内で思っていたのに。(ホホホ、女は恐ろしゅうございますねえ
いそいそ夫を喜ばすものなんて買っちゃうのか。

欲しいもの、食べたいものなど、いつのまにか一対で考えてしまうのだから、
夫婦とは奇妙です…。


『ラブシーンの掟』

2007年01月30日 | 
『ラブシーンの掟』石川三千花 文藝春秋 2005

印象的なラブシーンという視点から、「ベティー・ブルー・インテグラル」
「氷の微笑」などの有名映画をイラストと共に紹介しているエッセイ本。


文庫版が出たというので、試しに単行本のほうを図書館で借りました。
買わなくてごめんなさい(笑)。
イラストはラブシーンそのままなのでちょっと恥ずかしいのですが、
手順や表情などの演出・演技の詳細を辛口にぶった切っているので、
思わず笑ってしまいました。
それでこの著者の本を他にも読んでみたのですが、映画の批判の仕方が
とても主観的だなぁ、という感想を持ちました。
(石川三千花さん、結構好き嫌い激しいから!それはそれで
遠慮のない語り口が面白いんだけどね)
同じ作品でも人によって受ける印象は違うのだから、
おそらく名画・名優の基準なんてあいまいなものなんだろうなぁ。
沢山本数を観て知識もある人が、感性で語るのが映画評論の世界なのかも…。
(そういえば淀川長治・佐藤有一共著の『ビデオで観たい名画200選』
という本も借りたよ。ネタバレ的紹介もあったりしましたが、
名画はそれでも観れば面白いのです!

さて、わたしも映画の中で忘れがたいラブシーンがあるかな、とよく考えたら、
なかった…。
激しい恋愛ものって、ほとんど観ていないのでした。
(そういえば学生時代、レンタルビデオで『ベティー・ブルー・インテグラル』を
借りたことがあったのですが、冒頭のラブシーンだけで「うぎゃっ」と思い、
観ずに返却したくらい照れ屋だったのでした…)
あからさまな映像より、『昼下がりの情事』のような粋な省略が好きだったりします。
もういい年なんですが、家族と一緒にいる時にTV放映されている
『氷の微笑』や『ショーガール』を観るはめになるのは避けたいもんです。
(かまととぶってる訳じゃないが…鑑賞態度の選択に困ります

   ※  ※  ※  ※  ※  ※

またネット接続が切れてしまい、時間も文章も労力もどこかに消えてしまいました。
「打ち直せったって、長文をそんなに覚えているかよー!」
とがっくり気を落とすわたくしです。まあ、頑張ってもう一度入力だ。

まだ確定していないけど、今度の引越しの話をしようとしていたのっ。
昨日はパソコンを通して、一日中賃貸物件を探していたんです。
わたしは、防犯や生活上の細々したことを考えて、
やっぱりマンションがいいなぁ…と思っているんだけど。
夫は「一軒家がいい」そうです。
(地価が高くない場所だから、それもアリかもしれんが。
絶対自分スペース拡大のことしか考えていないだろう…
彼が帰宅してからプリントアウトしておいた候補を見せたら、
真っ先に一軒家情報に飛びつく飛びつく(笑)。
もう通勤経路すら想像していたね!
慌ててマンションも勧める妻である。
「ここは1X階建ての最上階だよ!」(高い所が好きそうな気がしたから☆)

地に足ついてるふりして、結構ドリームを描いている夫なのであった。
妻も妄想激しいしね。類は友を呼ぶってことか。

お久しぶりです。面目ない…。

2007年01月29日 | 日々のこと
コメントのお返事がたいへん遅れてしまいました!
せっかく来てくださったのに、皆様ごめんなさい…。
パソコンの調子が悪いので、しばらくお休みしていたのです。
(さっきも、打ち込んだ内容がまるまる消えるしね…。どうなっとるんだ、こりゃー)

携帯電話を使えば記事の更新まではできるのですが。
(↑私の能力で、ですよ。本当はコメントも投稿できるようです
ちょっとね…。いろいろと…その、崖っぷちな感じで。
またか…と思われそうで恥ずかしいんですけども、
例のごとくひとりで我慢して行きづまってやさぐれていたのです!
暮れの教訓から学ばない自分がイヤになってしまいます。

…正月明けから夫がまた仕事人間に戻ってしまったのですよ。
彼が置かれた状況を考慮すれば無理もないことなのですが、
連日の泊まり、早朝出勤深夜帰宅で、こちらも疲れてしまいました。
(「妻は家にいるだけなのになぜ疲れるの」と夫に言われそうだな。
孤独感と閉塞感で疲れる人も、い・る・ん・で・す!

たまにぐったりした顔で帰ってくる人を責めることもできず、
寂しい夜に家で一人晩酌をしてみたり(芋焼酎の味に慣れそうな気配)、
出掛けるたび靴下を買いあさってみたり(ムカデじゃあるまいし)。
夫も好きでここまで働いているわけではないと思っていたから、
ひっそり憂さ晴らしをして堪えていたのです。

ところがどうだ。奴は、体調を真剣に案じる妻をよそに、
「猛烈に仕事に燃えている」的発言をするような男なのであった。
今、とても仕事が面白い時期だと、なんだかいきいき語ってくれるし…。
それは夫にとって幸せなことだと感じたものの、
そこまで元気があるのなら妻の気持ちも分かってほしいと思い、
先の土曜に愚痴を言ったらいい加減に流されたので、
腹が立ってあれこれ文句を連ねたら激しい喧嘩になりました。
困ったもんだ。

私もね、体を壊さない程度に仕事を加減するとか、
家事雑用を担当する妻にもねぎらいの言葉をかけてくれるとか、
ごく真っ当なことをしてくれたら怒らないですよ。鬼じゃないんだから。
でも、過労死しても別に構わないという無責任な態度と、
決して立ち止まって周囲を見直すということをしない姿勢に、
いつも引っかかるんだな…。

山の頂上で思い切り叫びたい。
「この猪突猛進の仕事中毒のエゴイストが~!
自分ひとりで生きてるつもりなら、妻に甘えるな~!!」
と。
(時々、脱力するほど勘違い男だからなぁ。
この間なんか『そういうこと言うと、もう甘えてやらないよ』だと。
あのねえ。できるもんならそうしてくださいよ…

本当に寝正月

2007年01月06日 | 日々のこと

年末年始と、夫と二人きりの日常が続いたのですが、
珍しく今まで喧嘩していません(笑)。
お互いに時間的余裕があって、好きなことをして、
相手に自分の要求を押し付けたりしなければ、
比較的平穏に日々は過ぎるようです。
(いつまで続くかなぁ…この居心地の良い状態

無理はしないつもりだったので、家事は手抜き。
夫の隣で昼寝三昧。
まるで、普段は忙しい飼い主が家にいる時、傍に寄って行き、
温もりを確かめながらうとうと眠る飼い猫のようです。
(クールなはずの飼い主に突然ごちゃごちゃ可愛がられ、
にゃあにゃあ嫌がる猫の気分も味わう。
人のほっぺたを肉球扱いしおって…

お料理も簡単なものばかり。
年越しそばは、いただいた田舎そばにとろろを添え、
蕎麦屋さんの出店から買ったそばつゆと天麩羅と共に食しました。
お雑煮はあごだしで、お醤油ベースです。
(焼いた餅に、鶏ももと塩ぶりと、かまぼこと大根。
かつお菜が売り切れだったので、ゆでた蕪の葉で青菜分を代用)
おせちは夫が好きな栗きんとんだけ。
おつまみで作ったのは…ええと、カプレーゼとゆで塩豚と、
醤油漬けたまごと浅漬けとサラダと、細かいの色々。

「妻が疲れないように」と夫がお寿司をとってくれることになりましたが、
「どれがいい?」と聞かれて遠慮なく「特上」と答えたので、
次にピザの宅配を頼んだ時にはワリカンになりました…。

特別出かけることもなく、お酒を飲んだり、本を読んだり。
(夫も白ワインの魅力が分かってくれたようで、嬉しい。
これからはたびたび飲めるかもしれぬ。いひひ…
食事中はDVDで、懐かしい『西遊記』を見せられた。
いつも活躍して一行の難儀を救うのは悟空なのに、
三蔵法師は叱ってばかり…なんだよね。
「お礼の一言も言わんのかこいつは」
「これが夏目雅子じゃなくて、むさ苦しいおっさんだったら許さん」
などと言いながら楽しみました。
『フルハウス』第4シーズンも観たのです。
ジェシーとベッキーの結婚式のエピソードが大好き。
(ベッキーのね、“結婚で冒険が終わるんじゃない、
これからが二人の冒険なのよ”というような台詞が良いです。
ホント、結婚はゴールじゃないんだよね!と共感)

あとは…DSの『逆転裁判』にはまった我らでした。
始めは夫が遊んでいたのですが、途中からわたしが横取りしてしまい、
第4話と第5話を夢中でクリアしてから、返却した次第。
(同時並行して遊べないので、セーブデータ増やしてほしいものです)
『逆転裁判』には探偵パートと法廷パートがあって、
夫は証人の発言の矛盾を見つけ追い詰めていく後者が好き。
わたしは「足でちまちま捜査する」前者が好き。
しかし、実際にプレイしている様子では、
夫は大胆にさくさく証拠を集めて探偵パートを終わらせるが、
法廷パートでは勘に頼って「つきつける」ため、失敗も多いみたい。
わたしの場合は、「これはおかしいのう…」と
おじさん刑事っぽい独り言を呟きながら調べまくり、
見つけた証拠は何度も詳細を確認し、
証言を繰り返させて熟考し、慎重に「つきつける」という、
結構粘着質な性格であることが分かりました。
日頃のお互いのイメージとはかけ離れているが…
これもまた隠れた一面らしいです。

   ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※

さて、あまりにこの『逆転裁判』に没頭したため、
わたくし、「殺人事件の捜査をする」夢を見ました…。
ああ、単純かつ素直すぎる感性…。

夢といえば、二日の晩には夫の愉快な寝言を聞きました。
「豆腐とヴァイオリンは、いかんよ」だって。
何が?何があったの夢の中で?!
母の昔の傑作寝言、「北海道のコーヒー」より面白いです。

それにね、夜中にふと目を覚まして、
「人が見ないような夢を見た…」と呟くから、
「どんな?」と聞いてみたら、
「大根抱えて走っていく夢…」だって。
大根畑の泥棒でもしたのですか、夢の中で?!
朝になったら、夫はやはりなーんにも覚えてなかった。
二つの夢の詳細を知りたいよ、わたしは!


明けましておめでとうございます

2007年01月01日 | 日々のこと
旧年中は一方ならぬご愛顧を下さり有難うございました。
本年もよろしくお願い致します!
(まずは携帯にて、新年のご挨拶をさせていただきます♪)

年末は夫の協力を得て、年賀状だ買い物だ掃除だと、ばたばた働きましたが…。
年初はお寝坊したものの、お雑煮に栗きんとんに大量の皿洗いと、やはり忙しい。
ハレの日に多忙になるのは主婦の宿命か(笑)。でもまあ、夫がこんなに長くうちにいるのも久しぶりのことですし、できるだけゆったり楽しもうと思います。

去年は(特に師走になってから)いろいろあったけれども。今年も頑張りましょうね、夫。時々はお互いの道を行き、寄り添ってばかりでもないかもしれませんが…。
あなたが大切で、一緒にいる時間を貴重に思う気持ちは、いつまでも変わらないから。
また問題が起こっても、なんとか乗り越えよう!喧嘩すらも、毎日一生懸命生きてる証拠だもん。どんどん戦って仲直りしよう。そして、何気ない平穏な日々を慈しもう。

…と、胸の中で誓いを新たにする妻でございました。さっ、休憩終わり。働くぞ。