来月は、福島の母が新居にやって来ます。
わたしの里帰りが去年のゴールデンウィークだったから、
直接会うのは一年四ヶ月ぶり。
嬉しくて、直前キャンセルが今から怖いくらい。
(これを杞憂というのだけれど…ぜひ、ぜひ、無事に実現しますように!)
実の親だから緊張することはない。
でもなんとか泊まれるような家にしなければ…という訳で、
夫が留守の夜、のそのそ片づけを始めました。
(切羽詰らないと動かない性分。整理整頓は引越しと来訪の時しかしない。
でも所詮、間際に焦って手を出すだけだから、成果は乏しい)
そこで、空けていなかった段ボール箱の中に、幾つもの写真立てを発見!
結婚式や新婚旅行の時の写真などが、色々入っている。
喧嘩もするけど仲がいい…はずの二人なのに、
写真立てを五ヶ月も封印したまま、全く気にも留めず暮らしていたんだなあ。
その適当さが、いかにもわたしたちらしい…。
しかし、来訪者に仮面夫婦かと誤解されても困るので、
これを機にそそくさと飾り直しました。
するとその並べ加減がまた、かえってわざとらしい気がしてくるんですよね。こういう装飾も微妙なもんだ、と笑っちゃった。
ところで、遠距離恋愛中に夫の写真を入れていた
わたしの無印のフォトスタンドには、
いつのまにか実家の猫の写真が入っていました。
あは…。(多分、喧嘩をしている時に入れ替えた)
猫君にはアルバムへ移動してもらい、
当時眺めていた和服の写真に再登場願いました。
(これもいかにもって感じか?と思い、他の人の目に触れない寝室へ飾る)
青春真っ盛りの頃の夫…なんだが。
今より老けてるし…。人相変わってるし…。
いや。もう何も言うまい…。
徐々に家の中の用事を片付けていこうと思っていたのですが、
洗濯物を干し終わってベランダから室内へ戻ろうとした時に敷居につまづき、
無意識に体勢を立て直そうとして、腰を妙な感じにひねりました…。
直後はそれほどでもなかったのに、後から響いてきて。
うっかり大きな動きをすると、いたたたたた…!
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わたしよりも休息の時間がとれず大変なはずの夫に、
シップを張ってもらう始末。とほほ。
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そりゃ元々トロいけど、なぜこのタイミングで腰を痛めるのでしょう。
やはり疲れが残っていて、足元も見えないほどボーッとしていたのかなぁ。
ゆっくりじっくり休んだのに…。昔はこんな感じではなかったのに…。
・・・・・・・・・・・・。
なんとなく『いつまでも疲れを引きずるような年』になったのだ、と自覚。
心は20代でも、体がついていかないものですね。
哀しい…。
(そしていつのまにか、テンパってるわたしを心配した義母に、
『わたしたち年よりは休もうよ。あとは若い人たちに任せてたらいいわ』
というようなことを言われても違和感を感じない状態になっていたのでした。
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『そこで、わたしは年じゃないって言わないと!』
という義妹のツッコミがあってから、ハッ!と思った。
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夫の世話を焼いているうちに、随分年上のような気持ちになっていたけれど、
ホントは若いと分類された義妹たちに近いのだった。
でもその分け方、なんか一瞬納得してしまったのよね
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近頃夫に対して、母や姉の気持ちになっちゃうんだよね…
もう恋愛感情を通り越して大きな家族愛になってるし…
という話をしてしまいました。
よく考えたら、あまり笑えないし。
深刻に受け取られそうな話をして、悪かったなぁと後悔。
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(まあ、多くの局面で年上のお姉さん気分になることは事実なんだけど。
家庭面では、それも無理ないと思うのよ。
…引越し間もない頃、夫に頼まれて通販でCDラックを購入したのね。
壁一面を占めるような大型家具なので、二人で組み立て始めたんだけど、
うまくできないので段々夫がイラついてきて。仕方がないから先に寝かせて、
夜中の2時までかかってわたしが最後まで組み立てたのでした。
翌日『どこからか小人さんが来て、頑張って作ってたよ』と語りながら、
妻は、夏休みの宿題をギリギリまで忘れて泣きべそをかく子供をなだめ、
代わりに夜なべして見事な工作を作り上げる母の心境になりました…
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その後、なぜか夫が玄関のチャイムを鳴らして帰宅。
両手がふさがっていて、ドアが開けられない…と言うのでした。
お出迎えしてみたらば、夫が困惑した表情で、
両脇に2つの
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可愛すぎる…。なんなの、この不思議な取り合わせは。
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(『ザテレビジョン』みたいにレモン持っててもびっくりするけど)
このいただきもののパイナップル、早速、食することにいたしました。
わたくし、丸ごとのパイナップルをさばいたのは生まれて初めてですよ!
ネットで調べてなんとか切り分けましたが、その美味しいこと美味しいこと。
よく熟していて、ちっとも口の中でいがいがしません。
(二人とも果実を手に『おもいでぽろぽろ』を思い出したのであった…)
「結婚してなかったら、これ食べてなかったろうなぁ」と夫。
独身の時に貰っていたら、おそらく切り方も分からず放置して、
そのうち駄目にしてしまったろう、とのこと。
その一事だけでも、妻はお役に立てたかしら…。
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家庭ではなーんにもできない夫に呆れつつも、ちょっと愛しい。
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まして今は疲れが取れるまで主婦業手抜きを決め込んでいたりするけれど、
傍にいるだけで夫の力になれることもあるのかもしれない。
頭に来ることはたくさんあっても、
夫の寝顔が(たまに、ひそかに)可愛いと思えるうちは、
もっともっと相手を大事にできるよう努力したい…。
でも相手を守りたいばかりに頑張りすぎても裏目に出るから、
「あるがままのわたし」が「さりげなく寄り添う」ことを基本に…。
つまりは、普通にしていればいいのかもしれないなー、という気がする。
夫婦は色々なんだから。
こんな形もまたアリなのでしょう。うん。
夫が疲れ果てている。
頑張って支えてあげなくちゃならない時なのに…
わたしにはまた口唇ヘルペスができた。
風邪を引いた時、疲れた時、ストレスがたまった時などに、
唇の端にじくじくと長居する憎い奴!
今度の家は、どこに行くにしても自転車移動で大変だけれど、
これまでの経験から放置すればヒドイと学んでもいたので、
即座に皮膚科に向う。
日頃からビタミン剤でも飲んでいたらいいのかな…と、
お医者様に予防についてたずねたら、
「疲れないような生活」をすること、だそうです。
それ無理…!と思い、たははと笑ってしまった。
おまけに久々に体重をはかったら、1.5kg減。
この間いろいろと大変だった時、ここで倒れたら絶対いかんし!と、
折りを見て食べ物を詰め込み、栄養ドリンクを飲み干したにも関わらず。
なんだか打たれ弱すぎなのでした。
そんなわたしの脳内メーカーの結果。
きっぱり、悩みと嘘しかないとは。
偽りだらけの人生に懊悩しているのか…。
悩みが多いから嘘まみれなのか。
これもやっぱり…たははと笑うしかない!
久々にブログの編集画面を開いて、変化にびっくりしてしまったわたくしです。
皆様、大変ご無沙汰してしまいました…。
沢山のコメント、ありがとうございます。
お返事は、また少しずつ…お返ししたいと思います。
もう少しだけ、お時間を下さい。
更新を止めてしまったので、友人たちには色々と心配をかけてしまいました。
だから今回は…今までのご報告。
殻に閉じこもってしまって、ごめんなさいでした。
※ ※ ※ ※ ※
ええと。わたしは元々、人一倍理不尽なコトや非常識なヒトが苦手なんですが、
もう30ですから、ある程度までは我慢してきました。
自分の忍耐力は、決して普通以下ではない、と思うのです。
しかし…ある時どうしても堪忍袋の緒が切れてしまうようなことがあったのです。
自分のためにも夫のためにも友人のためにも怒りを覚えるようなことが。
本当に驚嘆するような非常識さに直面した訳ですが、
それでもオトナですからオトナの対応をしなければなりませんでした。
この怒りの感情が他人にも理解されたなら…消化もできたでしょう。
それが一時的な人間関係なら…やがて忘れてしまえたでしょう。
けれども夫は、あとでわたしから話を聞いただけなので、
簡単に相手を許せてしまえたのでした。
あちら側も全く自分の言動に疑問を覚えていない様子。
謝罪があればわたしも許そうと思うけれど、
どうもこちらのほうが厭な奴だと思われている節があるのです。
閉じられた人間関係の中で、考え方が違うわたしだけが異端…という事態。
かなりつらいです。
暴言に傷ついていたので、何度も実家母に電話をかけ、励ましてもらいましたが、
しばらく落ち着くまで、友達に相談することもできませんでした。
だって、想像を絶するほど理不尽な目に遭った…と思っているのに、
相談した相手まで「なんでそこまで怒るの」と返してきたら、
こちらの精神が危うくなるではないですか。
(つまり…一番身近にいるはずの夫にそれほど共感されなかったので、
軽い人間不信になってしまったのです。皆の感性を信じなくて、ごめんなさい)
のちに、親友に詳しく事情を話したら、心の底から怒ってくれて。
ようやく気持ちが救われました。
最近また同じようなコトがあって、
またしても夫が“許す”モードになっていたのですが、
その親友はまたまた一緒に怒ってくれました。感謝です。
やっぱり、抱え込むのはよくないみたい。
※ ※ ※ ※ ※
引越し後の一軒屋の暮しも、何かと大変でした。
夫は大満足なんですけど…確実に妻の用事が増えましたよ。
町内清掃とか、庭の草むしりとか。
新しい畳にカビが生えたので、対策には必死になりました。
かめの水槽の水替えも…夫が多忙だった6月以来、
わたしひとりでやっているような有り様です。
(引越しの時には大騒動でしたが、みどりもカメも、元気です!
みどり、産卵期に脱走すること三回。自分の卵を食べること二回。
カメ、怪我も治ったらしく、指先を見せると無駄に求愛行動)
あと…自分の部屋を持った夫が、そこにこもりがちになったかな。
念願の仕事と趣味の空間らしいです。
傍にいられない訳ではないけれど…妻は孤独。
しかしこちらが望むような夫婦関係は半ばあきらめてしまったので、
喧嘩は減りました。
(なんだか語弊がある…。仲は良いです、多分)
家のことで大変…といえば、外壁の塗装がありました。
わたしたちがすでに入居している状態なのに、
家主さんが夏の最中、塗り替えを決めてしまったんです。
暑いのに窓は開けられず、家中を漂う塗料の匂いで頭は痛くなる。
加えてご近所からの苦情にまで対処するはめになりました
(こちらはただの借り手ということで、こじれなくて良かったです)。
悲しかったのは、わたしが一番気に入っていたメルヘンな壁の色が、
汚れにくいという理由で暗ーい色に変わってしまったこと。借家ではなく、自分の家がほしいと、初めて真剣に思いました…。
しかしもう、これも今では終わった話。
※ ※ ※ ※ ※
ごく最近、身内に不幸があった時には、
友人たちの言葉に何度も励まされました。
自分なりにぎりぎりまで頑張っている時って、
何も知らない人から『(あなたが)しっかり頑張って!』等と言われると、
かえって重たいものですね。
これ以上どう頑張ればいいの?!と叫びたくなる。
そんな、責任感でつぶれてしまいそうな時、思わずメールで泣きついたら、
『泣いていいよ』とか『ちゃんとやってるじゃない』とか、
『今でも頑張ってるの、知ってるよ!』とか、
言ってもらってすごく元気出たからね。
みんな、本当に本当にありがとう…。
人生ってこれからも色んなことがあって、順調にはいかないけれど。
相変わらず不器用で、人様にできることがなかなかできないけど。
ささいなことで、すぐ泣いたり傷ついたりも…するけど。
わたしは変われないから。あくまで自分らしく、
大切に思う人たちをそっと守りながら、歩いていきたいと思っているんだ。
夫のことも、いつでもこの両手で抱きしめてあげたいし。
本当は何もかもがすごく難しいけど…前向きにさらりと取り組んでみるよ。
…以上、お礼も含めた報告終わり、でした。