名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

大山将棋問題集 20180710

2018-07-10 | 大山将棋研究
後手番田丸先生の手を考えます。

第1問


ゆっくりした攻めで先手から動いてもらいます。
A 65歩 B 74歩 C 54金

第2問


振り飛車的な感覚です。
A 65歩 B 76銀 C 42飛

第3問


これが急所でした。
A 49角 B 54金 C 26歩

第4問


これが決め手になりました。
A 26歩 B 36歩 C 47歩
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大山将棋研究(942);四間飛車に右四間飛車(田丸昇)

2018-07-10 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180710
昭和63年2月、田丸昇先生と第52期棋聖戦です。

大山先生の四間飛車に田丸先生は腰掛銀にして右四間飛車をねらいます。大山先生は右桂を使われないように早々と75の位を取りました。

田丸先生は右四間飛車で

45の位を取りました。

左美濃へ。田丸先生はこの22玉型の左美濃が好きなのだと思います。

大山先生は85歩を伸ばして向い飛車に。

45の位を意識して銀を上がります。穴熊の組換えもあるのですが、凹矢倉を見たのだと思います。

田丸先生は攻め将棋ですから動きます。銀を交換して

74歩。74同歩には75銀です。

大山先生は玉頭方面で動き

田丸先生も呼応します。

大山先生は強気に玉頭を攻めます。

どちらが玉頭戦を制するのでしょうか。

角も交換になり

56飛も好位置ですが、田丸先生の49角は厳しいです。26歩や45金をねらって先手玉が危なくなりました。

大山先生は53飛成~64竜を入れて受けに回ります。

しかし26歩が思ったよりも厳しかったのです。2筋が詰まると47歩が痛いので

反撃してみますが

と金を作られてしまいました。

49歩の受けも28歩で効果がなく(28同銀は26歩で詰めろ)

投了図。

大山先生が玉頭から動いた後に何かないのかと思うのですが、どうも無理をしているみたいです。35歩同歩が位になって残るのではだめなのでしょう。
左翼から動く(65歩とか84歩とか)筋を探すべきだったということにはなります。もともと75歩や85歩を指して、左に手をかけていたのですから。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:田丸昇7段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 6二銀(71)
5 7八銀(79)
6 6四歩(63)
7 6七銀(78)
8 6三銀(62)
9 6八飛(28)
10 5四銀(63)
11 7五歩(76)
12 4二玉(51)
13 4八玉(59)
14 3二玉(42)
15 3八玉(48)
16 5二金(61)
17 5八金(69)
18 6二飛(82)
19 7七角(88)
20 1四歩(13)
21 2八玉(38)
22 4四歩(43)
23 3八銀(39)
24 4五歩(44)
25 8六歩(87)
26 3三角(22)
27 8五歩(86)
28 2二玉(32)
29 5六銀(67)
30 3二銀(31)
31 8八飛(68)
32 8二飛(62)
33 3六歩(37)
34 4三金(52)
35 3七銀(38)
36 5五銀(54)
37 同 銀(56)
38 同 角(33)
39 8六飛(88)
40 3三角(55)
41 1六歩(17)
42 2四歩(23)
43 4八金(58)
44 9四歩(93)
45 3八金(49)
46 2三玉(22)
47 2六歩(27)
48 7四歩(73)
49 4六歩(47)
50 同 歩(45)
51 同 銀(37)
52 7五歩(74)
53 3七金(48)
54 4二飛(82)
55 3五歩(36)
56 同 歩(34)
57 2五歩(26)
58 3四金(43)
59 2六銀打
60 2二玉(23)
61 4五歩打
62 3六銀打
63 6五歩(66)
64 3七銀成(36)
65 同 銀(26)
66 7七角成(33)
67 同 桂(89)
68 2五歩(24)
69 5六飛(86)
70 4九角打
71 5三飛成(56)
72 3三桂(21)
73 6四龍(53)
74 4四歩打
75 3九玉(28)
76 5八角成(49)
77 4八金(38)
78 5九馬(58)
79 4四歩(45)
80 2六歩(25)
81 4三歩成(44)
82 同 銀(32)
83 2三歩打
84 1二玉(22)
85 5三角打
86 2七歩成(26)
87 4九歩打
88 2八歩打
89 4二角成(53)
90 2九歩成(28)
91 同 玉(39)
92 1七桂打
93 投了
まで92手で後手の勝ち

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大山将棋研究(942);四間飛車に右四間飛車(田丸昇)

2018-07-10 | 大山将棋研究
今日の棋譜20180710
昭和63年2月、田丸昇先生と第52期棋聖戦です。

大山先生の四間飛車に田丸先生は腰掛銀にして右四間飛車をねらいます。大山先生は右桂を使われないように早々と75の位を取りました。

田丸先生は右四間飛車で

45の位を取りました。

左美濃へ。田丸先生はこの22玉型の左美濃が好きなのだと思います。

大山先生は85歩を伸ばして向い飛車に。

45の位を意識して銀を上がります。穴熊の組換えもあるのですが、凹矢倉を見たのだと思います。

田丸先生は攻め将棋ですから動きます。銀を交換して

74歩。74同歩には75銀です。

大山先生は玉頭方面で動き

田丸先生も呼応します。

大山先生は強気に玉頭を攻めます。

どちらが玉頭戦を制するのでしょうか。

角も交換になり

56飛も好位置ですが、田丸先生の49角は厳しいです。26歩や45金をねらって先手玉が危なくなりました。

大山先生は53飛成~64竜を入れて受けに回ります。

しかし26歩が思ったよりも厳しかったのです。2筋が詰まると47歩が痛いので

反撃してみますが

と金を作られてしまいました。

49歩の受けも28歩で効果がなく(28同銀は26歩で詰めろ)

投了図。

大山先生が玉頭から動いた後に何かないのかと思うのですが、どうも無理をしているみたいです。35歩同歩が位になって残るのではだめなのでしょう。
左翼から動く(65歩とか84歩とか)筋を探すべきだったということにはなります。もともと75歩や85歩を指して、左に手をかけていたのですから。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:田丸昇7段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 6二銀(71)
5 7八銀(79)
6 6四歩(63)
7 6七銀(78)
8 6三銀(62)
9 6八飛(28)
10 5四銀(63)
11 7五歩(76)
12 4二玉(51)
13 4八玉(59)
14 3二玉(42)
15 3八玉(48)
16 5二金(61)
17 5八金(69)
18 6二飛(82)
19 7七角(88)
20 1四歩(13)
21 2八玉(38)
22 4四歩(43)
23 3八銀(39)
24 4五歩(44)
25 8六歩(87)
26 3三角(22)
27 8五歩(86)
28 2二玉(32)
29 5六銀(67)
30 3二銀(31)
31 8八飛(68)
32 8二飛(62)
33 3六歩(37)
34 4三金(52)
35 3七銀(38)
36 5五銀(54)
37 同 銀(56)
38 同 角(33)
39 8六飛(88)
40 3三角(55)
41 1六歩(17)
42 2四歩(23)
43 4八金(58)
44 9四歩(93)
45 3八金(49)
46 2三玉(22)
47 2六歩(27)
48 7四歩(73)
49 4六歩(47)
50 同 歩(45)
51 同 銀(37)
52 7五歩(74)
53 3七金(48)
54 4二飛(82)
55 3五歩(36)
56 同 歩(34)
57 2五歩(26)
58 3四金(43)
59 2六銀打
60 2二玉(23)
61 4五歩打
62 3六銀打
63 6五歩(66)
64 3七銀成(36)
65 同 銀(26)
66 7七角成(33)
67 同 桂(89)
68 2五歩(24)
69 5六飛(86)
70 4九角打
71 5三飛成(56)
72 3三桂(21)
73 6四龍(53)
74 4四歩打
75 3九玉(28)
76 5八角成(49)
77 4八金(38)
78 5九馬(58)
79 4四歩(45)
80 2六歩(25)
81 4三歩成(44)
82 同 銀(32)
83 2三歩打
84 1二玉(22)
85 5三角打
86 2七歩成(26)
87 4九歩打
88 2八歩打
89 4二角成(53)
90 2九歩成(28)
91 同 玉(39)
92 1七桂打
93 投了
まで92手で後手の勝ち

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