第1問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/6f/d27676d0103df3d457f04d6828d7ade4.png)
味の良い手です。
A 67飛 B 75歩 C 46角
第2問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/73/aa586ea1bca5e967b1f18b92d717b77a.png)
これが急所の一手です。
A 46馬 B 73歩成 C 55銀
第3問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/26/a4a4207972f8e68a64f1f5a3a39416d0.png)
少し読まねばなりません。
A 35同歩 B 24歩 C 15歩
第4問
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/e0/1890e3965d3f5dc77f4c7f476aa1f06c.png)
王手の受け方は?
A 37銀 B 37金直 C 29玉
20180707今日の一手
3月4日の名南将棋大会から、MさんとHさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。
一昨日の一手の回答
☆ 形勢判断をします。
先手の1歩得ですが後手に持ち歩があるのでカウントしません。
玉の堅さは後手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は持ち駒角1枚。
後手の攻め駒は75飛59角で2枚。
総合すれば後手もちです。
☆ 大局観として
互いに銀冠ですが、42金47金は一長一短としても、53銀77銀の位置の違いがあります。先手としては玉の堅さで劣っているわけで、左翼で互角以上に戦いたいです。77銀が働けば、それは可能でしょう。
ここでは59角の攻撃力と77銀の守備力はどちらが強いでしょうか。どこかで59角は77銀と交換するくらいなので相殺され、先手の駒得になるのではないか、というのが先手の希望です。少し駒得で寄せ合いならばまあまあのはずです。
× 後手のねらいを知るために先に説明しますが、実戦では45歩と突きました。
45同歩同桂同桂66角
というのが狙いでしょう。
でも後手は42金型が幸いしていて、45歩に手を抜きやすいです。88歩
88同飛ならば77角成同桂同飛成48飛73桂
二枚換えで竜を作れば後手の駒得で、取り残されそうな81桂を使えばその駒得が確定します。
88歩を取れないので、実戦では44歩89歩成66角88と
89桂を失っても66角の筋で反撃すれば、という狙いが崩れました。と金を引かれて取ることができません。飛車の取り合いで
先着しても銀まで取られては大きな駒損です。53角成から突撃しましたが馬を引かれて攻めが切れてしまいました。
△ 76歩はおとなしい手で
後手の88歩を防いでいます。65飛にも68歩
かなりおとなしいのですが、77角成を防いでいます。後手も暴れる順を探すでしょうが、先手も馬を作り良い勝負です。
こういう感じです。
○ 79歩も88歩に対応していて
88歩には同銀もありますが、88同飛77角成同桂同飛成78飛
とぶつけてしまえば駒損は取り返せて駒得になるかもしれません。
後手は65飛として
今度は68歩には76歩があります。66歩75飛82角93香91角成73桂92馬
というところで、先手が駒得になりそうだから先手もちでしょうか。
△ 64歩同歩は
良いか悪いかはこの後の指し方次第です。
△ 76銀と使うと
飛車が逃げれば77歩、角切りを消してしまいます。後手から77歩として飛車を取り合う
というのがどちらが良いか。74銀~63銀成~53成銀まで実現すれば先手よしです。
△ 79飛は
角を取りに行った手で、77角成同飛同飛成同桂というのは駒得で77銀がさばけるのですから先手よしでしょう。76歩59飛(66銀68角成ではつまらない)77歩成
66角68と75角59と
51飛が厳しいから先手よしです。
後手は飛車の取り合いではまずそうなので66角に65飛
77角に67飛成か76銀か。先手の駒得ですが飛角の働きが今一つ(攻め駒とも言いにくい)なので形勢互角です。
○ 後は角を打つ手ですが、88歩に対応しなくてはなりません。66角は
77角成同飛同飛成同桂69飛75角
角を切ってもらって飛車交換は歓迎です。
65飛が嫌なのですが67歩
68銀を狙って、後手は飛角を切って攻めることになるのでしょうが、攻め駒は2枚だけなので何とかなりそうです。
○ 65飛を嫌うならば57角で
(変化によっては84角や39角でも同じになるかもしれませんが57のほうが良さそうです。)65飛には66銀
飛車成りがありますから先手有利です。
74飛に75歩84飛59飛
とすれば安全に角を取れるようですが、77角成同飛86飛87歩82飛
88歩や76歩があっては先手よしとも言えません。
どこに引かれても79飛
で角を取りに行く方が良いです。77角成から銀飛と角飛の交換ならば
57角は今一つでも、左桂を逃げ出すことができます。
57角を打たないで79飛と同じように、76歩
のほうが難しいですが、68銀と引けます。68同角成同角88銀
は嫌な感じですが、78飛89銀不成(89銀成や77歩成同桂89銀成には82角がある)79飛
82角を狙えます。77歩成から飛車交換も歓迎です。
先手は79飛の筋のほか66角から45歩を狙いたくはあるのですが、73桂
から65桂を狙われます。79飛にはやはり76歩、(68銀とはできないので)59飛77歩成
75歩84飛77桂86飛48角88飛成74歩
桂の取り合いか、58銀同飛同竜73歩成か、どちらも先手の駒得なので十分に指せるようです。
× 他には48角が受けの手ですが
48同角成同金寄65飛
先手玉が薄くなり駒得も望めないのでは指しにくい感じです。
☆ まとめ
後手からは88歩同飛77角成で強攻するねらいがありました。二枚換えで竜を作られるのではまずいです。
それに対応しつつ、59角と77銀を交換させると先手が良くなります。
後手玉が堅いからと59角から攻めてきたのは、後手が少し無理なのでしょう。
この方針が79飛あるいは57角74飛79飛です。
後手の強攻を防ぎつつ、82角などを狙って駒得にするというのが76歩や79歩です。
大きな駒得を求めるとやけどをしそうなのですが、先手玉のほうが薄いのですから、少し駒得くらいを求めたいです。