名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

3月の予定

2021-01-06 | 名将会
3月の予定が決まりました。
 
 
 
第213回は
壱1月24日(日)R1800点以上   定員上限29
弐1月9日(土)R1800点以下     定員上限46
 
第214回は
壱2月7日(日)R1800点以上   定員上限29 New
弐2月6日(土)R1800点以下     定員上限46
 
第215回は
壱2月21日(日)R1800点以上   定員上限35
弐3月13日(土)R1800点以下     定員上限46 New
 
*3月の会場に空きが少なく、(壱)は2月にもう一日行います。どちらも四日市R大会と重ねるしかなく、申し訳ありません。
 
 
 
プラスマイナス100点までは参加してよいです。つまり壱は1700点以上、弐は1900点以下です。
100点は超えないように、R区分は守ってください。
 
しばらくは部屋の定員の半分しか入れません。よって参加費を100円値上げさせていただいています。2部屋借りても定員上限がありますが、当面は間に合いそうです。
 
 
また、要請によりマスクの着用が必須です。コロナウィルスの予防を考えれば、対局終了ごとの休憩でしっかり手洗いができるように、ハンカチ・タオルなどを用意してください。飲食する際が一番危ないですから、他人との距離を取り、黙って食べることです。
高齢の方や持病のある方(特に呼吸器系統)は参加を控えたほうが賢明です。このコロナウィルスは、日本人の重症化率は低いですが、重症になると生命の危険があります。また、喫煙者はリスクが高くなりますから、この際に禁煙はいかがでしょうか。
 
コロナウイルスの流行第3波と言われますが、生涯学習センターが使える限りは将棋大会を開催します。名古屋市の判断に応じるということになりますが、推測ではこの時期に学校を閉鎖するわけにもいかないので、春まではこのまま開催できると思います。
 

ご参加お待ちしております。

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大山将棋問題集20210106

2021-01-06 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

ここからどう組み上げても一局ですが、これなら先手の指し手を制限できます。

A 64角  B 73桂  C 73銀

 

第2問

 

持ち歩が増えたので反撃しやすいです。どの筋から攻めましょうか。

A 85歩  B 85桂  C 66歩

 

第3問

 

この後の攻める手順を考えます。

A 72飛  B 77歩成  C 77桂成

 

第4問

 

端を破られましたが、もっと厳しい攻めがあります。

A 33角  B 46歩  C 75銀

 

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大山将棋研究(1848);相矢倉(高島一岐代)

2021-01-06 | 大山将棋研究

今日の棋譜20210106

昭和30年5月、高島一岐代先生と第14期名人戦第3局です。

高島先生の先手で矢倉です。

2筋の歩を突かずに36歩~46歩というのが珍しく

47銀型ですが、銀矢倉を目指したのではないようです。

57に角を移動したのがちょっとおかしかったということになるのでしょう、後手に65桂を見せられて、66歩64歩67金右65歩という進行は不満です。

なので48角~68金右という組み方です。凹矢倉は横からの攻めには強いけれど、上から攻められそうなのでちょっとおかしい感じです。

大山先生は位は好きですから、6筋に位を取ります。

59飛には64角。高島先生は居飛車のまま2筋の歩を伸ばすのは嫌いなのでしょうか。飛先不突矢倉の始まりと思えば、歴史的な意味がある棋譜かもしれません。ただこれでは攻めの形を作れないです。

6筋の歩を交換しましたが、傷を作るので得ではありません。

この形から仕掛けるのですが、作戦負けのほうから仕掛けるのでは形勢が悪くなるでしょう。

45歩同歩15歩同歩35歩の攻め方は前局と同じです。

35同歩(44銀の受け方もあるところ)同角44銀

57角と戻ったところで大山先生も攻めます。後手も84歩のままでしたね。当時としては飛先の歩を伸ばさないというのは珍しい考え方です。升田先生の雀刺しの影響がここまで広がっているのでしょう。桂を跳ねることができて

7筋を攻めます。75同歩には72飛か、77歩同桂76歩か。

67金左76歩79飛は高島先生苦心の受け方です。

でも77歩成を同桂とは取れない(76歩同金75歩や76歩85桂同歩で困る)ので銀で取り

駒損になり、8筋の歩を伸ばされては指し手に困ります。受ける手もないので

端攻めです。

14香に33歩同銀13桂打

24銀21桂成同玉13桂成、攻めとしては成功していますが、桂を渡しています。

33角とされて困っていて、55歩同角76桂、歩切れで受け方が難しかったのです。この桂打も攻防と呼べるものではなく

75桂を打たれて64桂では76歩が痛いです。39飛と使いますが

86歩同歩87銀、これは取れませんね。79玉77角成同金67桂成では受けきれません。

97玉に77角成

77同金76銀成98角、懸命に受けていますが、後手からは詰めろが続いています。

77成銀同桂35歩、大山先生は受けなくても大丈夫そうなところでしたが、先手に適当な手がありません。

76銀87歩

75銀76金、2手すきですが受けはないのでこれまで。

 

この第3局があって、反省して昨日の第2局の指し方に至ったというのであれば高島先生の将棋が進化していると言えるのですが。攻め将棋ならばなおさらのこと、しっかり自玉を守らねばなりません。堅く囲えなかったというのがすべてで、一方的に終わりました。

互いに飛先の歩を保留するとか、37桂~25桂や73桂~85桂と跳ねて使うとか、矢倉の新しい指し方が出てきました。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.44 棋譜ファイル ----
開始日時:1955/05/06
手合割:平手  
先手:高島一岐代8段
後手:大山名人
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 6八銀(79)  
   4 3四歩(33)  
   5 7七銀(68)  
   6 6二銀(71)  
   7 4八銀(39)  
   8 4二銀(31)  
   9 3六歩(37)  
  10 3二金(41)  
  11 4六歩(47)  
  12 5二金(61)  
  13 4七銀(48)  
  14 4一玉(51)  
  15 5六歩(57)  
  16 7四歩(73)  
  17 7八金(69)  
  18 5四歩(53)  
  19 6九玉(59)  
  20 4四歩(43)  
  21 5八金(49)  
  22 4三金(52)  
  23 1六歩(17)  
  24 1四歩(13)  
  25 7九角(88)  
  26 3三銀(42)  
  27 5七角(79)  
  28 3一角(22)  
  29 7九玉(69)  
  30 4二角(31)  
  31 3七桂(29)  
  32 7三桂(81)  
  33 4八角(57)  
  34 3一玉(41)  
  35 6八金(58)  
  36 9四歩(93)  
  37 9六歩(97)  
  38 6四歩(63)  
  39 2九飛(28)  
  40 6五歩(64)  
  41 5九飛(29)  
  42 6四角(42)  
  43 6六歩(67)  
  44 同 歩(65)  
  45 同 銀(77)  
  46 6五歩打    
  47 7七銀(66)  
  48 6三銀(62)  
  49 8八玉(79)  
  50 2二玉(31)  
  51 2六歩(27)  
  52 4二角(64)  
  53 5七角(48)  
  54 6四銀(63)  
  55 4五歩(46)  
  56 同 歩(44)  
  57 1五歩(16)  
  58 同 歩(14)  
  59 3五歩(36)  
  60 同 歩(34)  
  61 同 角(57)  
  62 4四銀(33)  
  63 5七角(35)  
  64 8五桂(73)  
  65 8六銀(77)  
  66 7五歩(74)  
  67 6七金(78)  
  68 7六歩(75)  
  69 7九飛(59)  
  70 7七歩成(76)
  71 同 銀(86)  
  72 同 桂成(85)
  73 同 金(67)  
  74 8五歩(84)  
  75 1二歩打    
  76 同 香(11)  
  77 1三歩打    
  78 同 香(12)  
  79 2五桂(37)  
  80 1四香(13)  
  81 3三歩打    
  82 同 銀(44)  
  83 1三桂打    
  84 2四銀(33)  
  85 2一桂成(13)
  86 同 玉(22)  
  87 1三桂成(25)
  88 3三角(42)  
  89 5五歩(56)  
  90 同 角(33)  
  91 7六桂打    
  92 7五桂打    
  93 3九飛(79)  
  94 8六歩(85)  
  95 同 歩(87)  
  96 8七銀打    
  97 9七玉(88)  
  98 7七角成(55)
  99 同 金(68)  
 100 7六銀成(87)
 101 9八角打    
 102 7七成銀(76)
 103 同 桂(89)  
 104 3五歩打    
 105 7六銀打    
 106 8七歩打    
 107 7五銀(76)  
 108 7六金打    
 109 投了        
まで108手で後手の勝ち

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