名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

大山将棋研究(462); 四間飛車に居飛車穴熊

2017-03-18 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年4月、真部一男先生と第2回オールスター勝ち抜き戦です。


大山先生の四間飛車に真部先生は居飛車穴熊です。

もうこの金の動きは定着したようですね。

真部先生は角を転回し

7筋の歩を交換します。78金右としていなかったら78飛があったのですが。

1歩得て、軽い仕掛けです。

角交換から35歩同歩38飛のつもり。

大山先生は64角46角に42角、変わった受け方です。

34の歩は後で取りに行きます。

こういうところでぱっと成り捨てが見えるのは才能でしょうか。33同角は64歩が入ります。

飛車をぶつけて居飛穴が十分に見えますが

大山先生は1回銀を引いて飛車の打ち込みを防ぎ

34歩に端攻めです。

角も切って

穴熊はかなり弱体化しました。これでよし、とみるのがさすがです。

66銀から49飛と退路封鎖して

真部先生の攻めは93に逃げて(銀冠の小部屋)かわします。ここで76桂が見えているので真部先生はなにか受けるものだと思うのですが

銀を取っても76桂の筋は痛すぎます。

また穴熊に戻るので指せると見たのでしょう。でも71金打が手堅くて

79歩を打ってしまったので香が痛打。

あとは剥がしていくだけです。

でも86桂は勘違いでしょう。67歩成で問題なかったのですが

詰めろでも無いのに銀桂を渡したことになります。

でも波乱はなく投了図。

まだ穴熊の戦い方に慣れていないというか、不必要に自玉を固めるというのが真部先生の美意識に外れるのでしょう。
大山先生の穴熊崩しを堪能できます。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:真部一男6段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5七銀(48)
14 4三銀(32)
15 7七角(88)
16 8二玉(72)
17 8八玉(78)
18 5二金(41)
19 9八香(99)
20 7二銀(71)
21 9九玉(88)
22 6四歩(63)
23 8八銀(79)
24 9四歩(93)
25 7九金(69)
26 9五歩(94)
27 5九金(49)
28 7四歩(73)
29 2五歩(26)
30 3三角(22)
31 3六歩(37)
32 6三金(52)
33 1六歩(17)
34 1四歩(13)
35 6九金(59)
36 5四歩(53)
37 7八金(69)
38 8四歩(83)
39 5九角(77)
40 2二飛(42)
41 3七角(59)
42 5一角(33)
43 6六銀(57)
44 7三角(51)
45 7五歩(76)
46 同 歩(74)
47 同 銀(66)
48 7四歩打
49 6六銀(75)
50 8三銀(72)
51 7七銀(66)
52 7二金(61)
53 6六歩(67)
54 5二銀(43)
55 6五歩(66)
56 同 歩(64)
57 7三角成(37)
58 同 桂(81)
59 3五歩(36)
60 6四角打
61 4六角打
62 4二角(64)
63 3四歩(35)
64 4五歩(44)
65 3五角(46)
66 4三銀(52)
67 2四歩(25)
68 同 歩(23)
69 3三歩成(34)
70 同 桂(21)
71 2三歩打
72 同 飛(22)
73 2四飛(28)
74 同 飛(23)
75 同 角(35)
76 3二銀(43)
77 3四歩打
78 9六歩(95)
79 同 歩(97)
80 9七歩打
81 同 香(98)
82 8五桂(73)
83 8六銀(77)
84 9七桂成(85)
85 同 銀(86)
86 9二香打
87 3三歩成(34)
88 9七角成(42)
89 同 銀(88)
90 9六香(92)
91 同 銀(97)
92 9七歩打
93 8八玉(99)
94 9六香(91)
95 9九歩打
96 6六銀打
97 6八金(79)
98 4九飛打
99 6一飛打
100 9八歩成(97)
101 同 歩(99)
102 2九飛成(49)
103 9一角打
104 9三玉(82)
105 3二と(33)
106 7六桂打
107 9九玉(88)
108 6八桂成(76)
109 9五香打
110 9四歩打
111 6八角(24)
112 9五歩(94)
113 7九歩打
114 7一金打
115 1一飛成(61)
116 7六香打
117 7七桂打
118 同 香成(76)
119 同 桂(89)
120 同 銀(66)
121 同 角(68)
122 6六桂打
123 同 角(77)
124 同 歩(65)
125 7七桂打
126 8六桂打
127 同 歩(87)
128 8七銀打
129 同 金(78)
130 7九龍(29)
131 8九香打
132 7八角打
133 8八金(87)
134 6七歩成(66)
135 8五桂打
136 9四玉(93)
137 7六銀打
138 7七と(67)
139 9三桂成(85)
140 同 玉(94)
141 8二銀打
142 同 金(71)
143 同 角成(91)
144 同 玉(93)
145 9三銀打
146 同 玉(82)
147 9一龍(11)
148 9二銀打
149 投了
まで148手で後手の勝ち
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20170318今日の一手(その479);先手を取る受け

2017-03-18 | 今日の一手
20170318今日の一手

2014年3月の東海団体リーグから、私の将棋です。形勢判断と次の一手を考えてください。


一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
先手の1歩得です。でも後手に持ち歩があるのでカウントせず。35に竜を作っている分だけわずかに駒得です。
玉の堅さは後手のほうが堅いです。美濃囲いは金銀の連結がしっかりしていますね。
先手の攻め駒は後手玉に向かっているものだけを数えると、持ち駒角銀2枚。銀取りなので44歩も数えてもよいかもしれません。ということで3枚くらい。45桂や35竜も働きそうではあります。
後手の攻め駒は49飛55角で2枚。

総合すれば互角か、やや先手もちです。

☆ 大局観として
元は先手後手逆で、先手三間飛車に後手右四間飛車という戦型です。腰掛銀がさばけて、玉が薄いけれども仕掛けは成功、後手(実際は先手ですが)Tさんは銀を打って粘りに出た、その銀を44歩で捕獲できそう、それを55角で返した、という局面。
振り飛車に居飛車が急戦で挑むのは、居飛車の玉が(舟囲いが美濃囲いに比べて)薄いけれども、攻撃力で優ります。
この場合は攻め駒3枚はある、右桂も使えているし、攻め駒は4枚と数えてもよいくらいです。後手は交換した銀を打っているのが痛く、43の銀がお荷物です。44歩に34歩なら43歩成から2枚換えでどんどん攻めれば優勢、と思っていたら角を打たれて悩みました。

銀取りが残っているので駒得にしたい、本音は素早く寄せたいのです。けれど少しでも有利で寄せ合いに持って行ける順は限られています。ここはなるべく読んでおきたいところ。勝ちが見える順もあります。



× 43歩成から見ておくと

一目寄せ合い負けになりそう。88角成同玉69飛成に52と

ここまで進むとぴったりした受けの手がない(58金を守りつつ玉を守る手がない)ので一直線。後手は78銀(詰めろ)98銀79竜97玉89銀不成

で詰めろ。ほぼ受けなしです。

あるいは78銀で58竜78金68金

と一間竜を狙ってもよいです。どちらでも後手の明確な一手勝ちです。


× 一見自然な受けは77銀ですが

44銀31竜45銀

となると駒損です。21桂をとれるとはいえ、先に駒損になるなら自然な手とは言えないわけです。後手の美濃囲いが堅いですし、55角が先手の44角の寄せを避けているというのも大きく、これは後手の一手勝ちになりそう。


× 後手を引いていてはだめなようです。66銀は

44銀34竜33歩55銀34歩44銀45飛成

やや駒得とはいえ銀を助けにくくて困っています。

44銀の時に55銀35銀54銀

というのは銀取りが残っているのですが、逃げずに39飛打68金寄58歩

と攻められた時に速度負けしています。持ち駒が角だけなので、39飛打に59角とは打ちにくいのです。(打ったら35の銀を使って攻めればよい。)

また、66銀に44角もあり

31竜45飛成21竜

というのも歓迎したくありません。先手玉は金銀4枚あっても堅くないのです。


○ 角には角というのが一番自然な受けだろうというのが実戦です。77角。

44銀に同竜同角同角45飛成11角成

というのは先手の駒得(飛桂と角銀香の交換)ですから、長期戦で有利のはず。

ところがこの日は体力がなく、31竜

と逃げてしまったのです。47歩に59金寄から49歩と受ける気力もなく、55角同歩53銀

と無理攻めですが、とにかく早く勝とうとするのが体力のない時の考え方で、大体失敗します。53同金同桂成同銀34角48歩成68金寄71金

53に銀を残されて、62銀からの寄せ筋が実現せず。34から角を打ったのですが、71金がどうだったか。52桂と打つか、62金52金から寄せ合いか、というほうが嫌です。
52角成61桂に53馬同桂62金

と食いついて、62同金71銀92玉62銀成47角

勝ちになったかと思えば、この角が受けにくい。79金打ならまだ難しいところ。79銀と手筋で受けたつもりでしたが、65桂72成銀に69馬

69同金77銀同桂69飛成同玉58金78玉77桂成

と追われて詰んでしまいました。


○ 他には59金引

と飛車取りで88角成の筋を受ける手があります。同飛成はまだ早いので、44銀49金35銀

と飛車の取り合いですが、先手番なので35歩と銀を取れます。29飛59金右48歩に58銀

と守っておいて、19飛成41飛46香に53桂成

取れば62銀で寄りですね。51金引に同飛成同金62銀

飛車を切って寄せに行けます。(切るのが嫌なら31から飛車を打っておくべきですが。)攻め駒4枚なので寄せられます。
これは一例ですが、銀を1枚得するので十分なのです。


△ 59金寄でもよさそうで

やはり44銀49金35銀同歩となるのですが、29飛

の時に、先ほどは58の金が69にありました。このときの受けが悩ましく、38銀は飛車を逃げて37歩が残ります。59金寄に48歩同金上19飛成

の時に寄せあいは怖いですが、56歩28角成(どこに移動するかわからない)41飛

はまあまあです。


☆ まとめ

43歩成からの寄せ合いは後手のほうが速そう、というのは感覚的にわかりますよね。読んで確認することもできますが。

後手を引く受け(77銀)は44銀から桂を取られてつまらない(多分負け)です。

つまり先手を取る受けを選びたいのです。そして43歩成が理想。

66銀と打つのは壁銀が残るので指しにくい手。やや悪いです。

77角と合わせるのが一番自然で、ただしこれは銀得でも竜を角と交換することになります。それで悪くない、まで読んでおけば正解。私のように竜を逃げて寄せあい勝ち、というのは独善です。

59金引あるいは59金寄は、飛車取りで先手を取ろうとする受けです。35竜にひもがついているので、これも銀得でプラス飛車交換になります。飛車を持っているので寄せ合いが速く、一気の寄せがありました。
右の金が良いか、左の金が良いかの比較は悩むところですが、この場合は右の金(金を引く)のが良いようです。

先手を取る受け、というのは逃げてもらえないことのほうが多くて、大駒をしかりつけたつもりが、切られて悪くなった、ということも頻出します。ですからよく考えて指すしかないところですが、ハイリスクならハイリターン。チャンスの局面でした。


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大山将棋研究(461); 四間飛車に棒銀

2017-03-17 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年4月、青野照市先生と第27回王座戦です。


大山先生の四間飛車に青野先生は急戦。74歩が先なのは石田流を警戒したものか。

早くに73銀と出て、棒銀です。

大山先生の対策は、78金が多いです。研究されない力戦型を目指します。

角交換から陣形整備で

青野先生が銀を立て直したら大山先生は56角と据えました。とりあえず64歩の狙いですが

青野先生の92角から84飛は守りすぎのような感じです。角の打ちあいは55に近い方が働いています。92角を打っていなくてもつぶれないと思いますが。

大山先生が72歩から と金を作っている間に、青野先生は右桂を跳ねて使います。これが狙いだったということでしょう。

桂を捨ててから角を追えば

桂と銀の交換です。でも35桂と12銀の打ちあいでは12銀の働きが低いので駒得の意味がなく、青野先生苦戦です。

72と とせかされて、54銀引は味が良さそうでしたが、金を出られて、しまった、というところ。86歩同歩の突き捨てが入っていればまだしも、でした。

飛車が死んで

一応反撃はあるのですが

大山先生は香を補充して

右桂を使って寄せます。

投了図。25玉に23桂成で詰めろを受けにくいです。

研究家の青野先生は力戦だと力を出しにくいか。56角に92角なんてずいぶん考えてのことでしょうけれど、その後がうまく使えませんでした。先手をもって気持ちよく並べましょう。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:青野照市6段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 7八銀(79)
4 3四歩(33)
5 6六歩(67)
6 6二銀(71)
7 6八飛(28)
8 4二玉(51)
9 4八玉(59)
10 3二玉(42)
11 3八玉(48)
12 5二金(61)
13 2八玉(38)
14 7四歩(73)
15 3八銀(39)
16 5四歩(53)
17 6七銀(78)
18 4二銀(31)
19 4六歩(47)
20 7三銀(62)
21 7八金(69)
22 8五歩(84)
23 7七角(88)
24 8四銀(73)
25 9六歩(97)
26 5三銀(42)
27 3六歩(37)
28 7五歩(74)
29 6五歩(66)
30 7七角成(22)
31 同 金(78)
32 4四歩(43)
33 4七銀(38)
34 4二金(41)
35 3八金(49)
36 7六歩(75)
37 同 金(77)
38 7五歩打
39 7七金(76)
40 7三銀(84)
41 1六歩(17)
42 1四歩(13)
43 6六銀(67)
44 7四銀(73)
45 5六角打
46 9二角打
47 9五歩(96)
48 8四飛(82)
49 7二歩打
50 7三桂(81)
51 7一歩成(72)
52 6五桂(73)
53 同 銀(66)
54 5五歩(54)
55 3四角(56)
56 6五銀(74)
57 3五桂打
58 1二銀打
59 7二と(71)
60 5四銀(65)
61 6六金(77)
62 3三玉(32)
63 5二角成(34)
64 同 金(42)
65 7五金(66)
66 5六歩(55)
67 同 歩(57)
68 4五歩(44)
69 8四金(75)
70 5七角打
71 3一飛打
72 3二歩打
73 5八飛(68)
74 8四角成(57)
75 9一飛成(31)
76 6五角(92)
77 3七桂(29)
78 5七金打
79 2五桂(37)
80 3四玉(33)
81 2一龍(91)
82 同 銀(12)
83 2六桂打
84 投了
まで83手で先手の勝ち
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大山将棋研究(460); 四間飛車に居飛車穴熊

2017-03-16 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番米長先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年4月、劔持松二先生と第27回王座戦です。


劔持先生も振り飛車党だったと思いますが、大山先生が四間飛車で

劔持先生は居飛穴です。

右金の移動が工夫されました。

78金右は保留して、75歩同歩同銀~46角~78飛という指し方はまだ開発されていなかったのでしょう。

しっかり4枚穴熊に囲って攻める、理想的のようですが、昔はうまい攻め方が見つからず、駒が片寄りすぎている、とされたものです。(本局のような振り飛車の指し方があったからでしょう。)35歩は軽すぎてあまりよくないです。右桂を使えれば居飛穴が良くなるのですけど。

37飛からぶつけるのは初めてみました。もちろん取ってもらえず

抑え込まれそうです。

それでも劔持先生は手を作りました。

大山先生は桂を使えるので、振り飛車のほうが良さそう。けれどここで23と ならどう指したものか。

65歩だったので、37桂成から65歩で技ありです。

49桂は苦しい受け。大山先生は25桂を打って飛車成りを狙います。

劔持先生は飛車がさばけないのです。

大山先生は35角から桂を成り飛車を封じ込めます。

駒損していなくて、穴熊が残っているのですが、劔持先生は戦力不足。

大山先生は強引に決めに行きます。

金の取り合いで薄くされても寄せてしまえばよいと。

7筋が壁になったら端を攻めて

投了図。

居飛穴に対して平凡に組んでいるのですが、振り飛車の作戦勝ち、飛車を抑え込んで簡単に勝って見せました。居飛穴からの攻め筋がよくわかっていなかった頃で、まだ脅威には思われていませんでした。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:劔持松二7段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5七銀(48)
14 4三銀(32)
15 7七角(88)
16 8二玉(72)
17 8八玉(78)
18 7二銀(71)
19 9八香(99)
20 5二金(41)
21 9九玉(88)
22 6四歩(63)
23 8八銀(79)
24 9四歩(93)
25 7九金(69)
26 9五歩(94)
27 2五歩(26)
28 3三角(22)
29 5九金(49)
30 7四歩(73)
31 6六銀(57)
32 6三金(52)
33 6八角(77)
34 2二飛(42)
35 6九金(59)
36 8四歩(83)
37 7八金(69)
38 8三銀(72)
39 3六歩(37)
40 7二金(61)
41 1六歩(17)
42 5四歩(53)
43 3五歩(36)
44 同 歩(34)
45 同 角(68)
46 5一角(33)
47 3八飛(28)
48 3二飛(22)
49 3七飛(38)
50 7三角(51)
51 4六角(35)
52 3六歩打
53 2七飛(37)
54 4五歩(44)
55 2八角(46)
56 3四飛(32)
57 7七銀(66)
58 4四銀(43)
59 6六歩(67)
60 8五歩(84)
61 2四歩(25)
62 同 歩(23)
63 2三歩打
64 3三桂(21)
65 2二歩成(23)
66 2五桂(33)
67 6五歩(66)
68 3七桂成(25)
69 同 桂(29)
70 6五歩(64)
71 4九桂打
72 3七歩成(36)
73 同 角(28)
74 2五桂打
75 7三角成(37)
76 同 金(63)
77 5七桂(49)
78 3八飛成(34)
79 2八歩打
80 3五角打
81 6五桂(57)
82 6四金(73)
83 4六歩(47)
84 3七桂成(25)
85 1七飛(27)
86 6五金(64)
87 1一と(22)
88 4六角(35)
89 6八香打
90 5六金(65)
91 6四歩打
92 6七歩打
93 同 香(68)
94 6二歩打
95 5二角打
96 6七金(56)
97 同 金(78)
98 6五香打
99 6三歩成(64)
100 6七香成(65)
101 7二と(63)
102 同 玉(82)
103 6八歩打
104 7八金打
105 同 金(79)
106 同 成香(67)
107 7九金打
108 同 成香(78)
109 同 銀(88)
110 3九龍(38)
111 7八金打
112 9六歩(95)
113 同 歩(97)
114 9五歩打
115 4七歩打
116 5五角(46)
117 投了
まで116手で後手の勝ち
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20170316今日の一手(その478);歩を使って攻める

2017-03-16 | 今日の一手
20170316今日の一手

2014年3月の東海団体リーグから、私の将棋です。形勢判断と次の一手を考えてください。



一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
歩歩と桂の交換で先手が少し駒得です。(持ち歩がないのでその差は小さい)
玉の堅さはやや先手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は48飛は(45歩が後手陣とするかどうかで)数えてよいかどうか悩みます。持ち駒角銀桂で3枚。
後手の攻め駒は持ち駒角銀で2枚。

総合すれば先手有利です。

☆ 大局観として
3つの項目すべてで先手が上回っていますが、その差はわずか。どれを重視すべきでしょうか。
歩切れなので歩を持てば駒得がはっきりします。
玉を固めて待っていると、後手から46歩~47銀が見えています。ゆっくりしていると攻められそう。
攻め駒を増やしたいのですが、29の桂は使えそうにないので、33桂を取りに行くのでしょうか。42飛をいじめながら取れるとよいのですが。

後手からは46歩~47銀あるいは47歩成など、2手待っていると攻められそうです。その前になにか攻める手を考えるのが良さそうです。


○ 自然なのは31角でしょう。

42飛が働きそうなのでその前に追いかけておきたいです。32飛なら86角成

はぼんやりしているのですが、後手から46歩が消えているし、先手から44桂がありますから、これならよいでしょう。

飛車は縦に逃げるのですが、41飛は22角成46歩23馬

手順に歩を入手できます。21飛33馬27飛成28歩26竜

この図は歩がないけれど桂2枚得ですから、有利が拡大しています。

後手は31角に43飛が最善のようです。

22角成46歩に34銀42飛33馬47銀

これが自信なかったのですが、42馬48銀成52馬49飛88玉52金

まで必然のようです。66桂から攻めた時に後手は角しか持っていないので受けにくいから先手有利。34の銀が遊んでいるのが気に入らないところなんですけど。

後手は47銀ではなく47歩成

という攻め方もあります。47同金39角は43歩

と止めて、41飛に32馬から飛車を取りに行きます。これは先手の駒得が拡大しそうなのです。

ということは39角ではなく46歩として

42馬同金46金39角47飛38銀

というのが後手の最善です。これも先手有利とはいえ、かなり難しそう。


× 86桂は83銀打

と替って、少し損です。75歩同歩31角に85歩42角成同金

という図が自信なし。駒得は消えそうで、48飛が残ってしまいます。


× 66桂は65銀

77桂66銀同銀46歩

というのは歩歩と銀の交換で駒得は拡大しているのですが、後手の攻めを受けにくいです。


○ 実戦は75歩と突きました。

75同歩は74桂の筋が狙えるので取りにくいですが、すぐにはやらないで31角43飛75角成

として74桂からの攻めを含みにしておけばよいでしょう。歩を手に入れて馬を作ったのですから完全に駒得です。46歩の筋も駒をもらえるので歓迎です。

実戦は75歩に46歩74歩64銀

と粘られました。でも歩を手に入れて74に拠点ができているのですから、問題図よりもかなり得です。
31角41飛22角成47歩成

47同金39角でも悪くはないですが、47同飛同飛成同金49飛69歩

47の金を取られても33馬が攻防ですし、攻め駒4枚あります。77歩同桂76歩と攻められたのですが、喜んで73銀

と打ち込んで、73同銀引同歩成同銀65桂64銀打73桂成同銀74歩同銀86桂85銀33馬

長く進めましたが、銀を剥がして拠点を作ってから桂馬を補充しました。この馬が攻防に働いているのです。47飛成74桂打から簡単に(と言いたいのですが)寄ってしまいました。


△ 他には34銀もないことはないです。

46歩に33銀成44飛56桂

とにかく4筋から飛車をずらせばよいです。24飛46飛27飛成41飛成29竜69歩

33成銀や56桂の働きが悪いのですが、一応使えます。69歩の形がしっかりしているので先手よし。


△ 88玉も悪いことはなく

46歩に66桂65銀56銀打

とするのでしょう。66銀同銀69角67銀打55桂同銀直同歩

先手玉が堅い、とはいえ、後手からの攻めがわかりやすいので今一つ。形勢は互角ですが。


☆ まとめ

普通の手は31角で、元の形勢が良いので、平凡な手でも悪いことはないです。

75歩は考えて見つけた手ですが、歩を入手できるので先行きが明るくなります。桂得が確定しますし、後手玉が弱体化します。歩を使って攻めれば攻め筋が広がるのです。後手に(実際は先後逆ですが)77歩同桂76歩という筋が生じるのですが、それも逆用してクロスカウンターがうまく決まりました。

86桂や66桂は指したい手なのですが、後手に持ち駒の銀を使われると次の攻めがありません。

歩を使わないと34銀のような重い攻め筋になります。こういう場合、重い攻め筋のほうがよいということもあるのですが、その後間違わないように注意します。

88玉など、自玉を固める手は悪い手ではないのですが、その後の指し手が難しくなっていきます。先の見通しがあればよい手になります。





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大山将棋研究(459); 位取り中飛車

2017-03-15 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

後手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年3月、米長邦雄先生と第37期名人挑戦者リーグ(A級順位戦)です。


大山先生の中央位取りから

中飛車です。48玉から囲うよりも56銀を先にするのもあります。48玉を見て

米長先生は位の奪還に動きます。

48玉としたために、45歩が間に合わないので位を取り返されます。

55銀左とぶつけられるのを避けて、大山先生は銀を引いても

米長先生は構わず55銀左から52飛。これで66銀があります。67金と守っても65歩から攻めるのでしょう。

それを放っておいて、取りますよ、取ってきなさい、と主張しつつ陣形整備、やっと米長先生が取ることになりました。

飛車がぶつかりましたが、取ると少し損なのでにらみあったまま。大山先生は銀を追い

押さえられたらすぐに反発し

中央は押し返しました。米長先生は飛車を8筋に戻し

仕切り直しで開戦です。

角交換を挑むのは振り飛車の常套手段。

でも65桂が少しでも生き残っているのは居飛車のほうがうまくいきそうです。大山先生は馬を作って

桂を取るのですが

馬は消えて結局は角桂の総交換、竜を作った分だけ居飛車もちです。

大山先生の主張は玉の堅さなんですが、米長玉が出ました。

米長先生は少し安心して攻めることができます。

大山先生は歩の手筋で受けます。でも大山先生は持ち歩が少ないことが多く(気にしていないのでしょう)34桂と跳ねて1歩手に入れたので

33歩からの桂取りが残りました。仕方ないので角切りの催促です。

(76の竜を86に移動したのですが82角を防いだものか。)手を渡されて困った感じです。

44歩から71角、気がつかない手です。

76歩には飛車を切って取れば53角成です。

(すぐに取らなかったのですが)62角成から銀を取って41金に当たり

銀を取って2枚換え。ただし34の桂を取られているので、駒得というほどでもないです。

67飛には74角を利かせて(52歩と受けるのは必然ではないのですが)銀を投入。

それから攻めるのですが、44の歩を取ったので

46歩から24桂を利かされ

98竜と香を手順に取られたのは痛いです。これで米長先生が有利になりました。

大山先生は銀取りを放置して端を攻めたのは勝負手ですが

16桂打があるので不発。玉を上に逃げていくしかありません。

上部は案外狭いのです

脱出できればよいのですが

この香打ちが痛打。

投了図。

この将棋も名勝負、名局にあげて良い内容なのですが、大山先生は米長先生相手だと意地を張り合う、という感じがわかるでしょうか。気合いでも負けたくないのです。それでいて一直線で終盤に向かうわけでもなく、相手の指したい手を封じながらの駆け引きが見られます。米長玉には端を攻めてとがめてしまおう、と考えてしまったのが敗因です。
勝った後手をもって並べたほうが楽しいでしょうか。駆け引きを味わえます。

このプレーオフは、この後森雞二先生を破って、中原名人に米長先生が挑戦します。ご存知の通り6回挑戦失敗して、7回目の50歳手前にしてようやく名人になりました。「名人は選ばれた者がなる」と自分でハードルを上げ過ぎたのでしょう、悲劇の主人公になるところでした。みている方は楽しいのですけどね。


#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:米長邦雄8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 5六歩(57)
4 3四歩(33)
5 5五歩(56)
6 6二銀(71)
7 5八飛(28)
8 4二玉(51)
9 7七角(88)
10 3二玉(42)
11 6八銀(79)
12 4二銀(31)
13 4八玉(59)
14 6四歩(63)
15 6六歩(67)
16 6三銀(62)
17 6七銀(68)
18 3三銀(42)
19 5六銀(67)
20 4四銀(33)
21 4六歩(47)
22 5四歩(53)
23 同 歩(55)
24 同 銀(63)
25 4七銀(56)
26 5五銀(44)
27 6八金(69)
28 5二飛(82)
29 3八玉(48)
30 5一金(61)
31 4八銀(39)
32 4二金(51)
33 2八玉(38)
34 8五歩(84)
35 9八香(99)
36 6六銀(55)
37 8八角(77)
38 8六歩(85)
39 同 歩(87)
40 6三銀(54)
41 6七歩打
42 5五銀(66)
43 3八金(49)
44 7四歩(73)
45 3六歩(37)
46 5六歩打
47 5七歩打
48 同 歩成(56)
49 同 金(68)
50 7三桂(81)
51 5六歩打
52 4四銀(55)
53 6六歩(67)
54 8二飛(52)
55 7七角(88)
56 8四飛(82)
57 3七桂(29)
58 7五歩(74)
59 6七金(57)
60 6五歩(64)
61 4五歩(46)
62 5三銀(44)
63 6五歩(66)
64 同 桂(73)
65 2二角成(77)
66 同 玉(32)
67 7三角打
68 8六飛(84)
69 5五角成(73)
70 3三角打
71 6五馬(55)
72 6四銀(53)
73 6六馬(65)
74 同 角(33)
75 同 金(67)
76 8九飛成(86)
77 4六桂打
78 1二玉(22)
79 1六歩(17)
80 6五歩打
81 6七金(66)
82 4九角打
83 6九歩打
84 同 龍(89)
85 6八飛(58)
86 7九龍(69)
87 3四桂(46)
88 3二金(42)
89 6九歩打
90 3三歩打
91 3九金(38)
92 6七角成(49)
93 同 飛(68)
94 7六龍(79)
95 6八飛(67)
96 8六龍(76)
97 4四歩(45)
98 3四歩(33)
99 7一角打
100 7六歩(75)
101 6五飛(68)
102 4四歩(43)
103 6二角成(71)
104 6五銀(64)
105 6三馬(62)
106 3一金打
107 6四馬(63)
108 8七龍(86)
109 6五馬(64)
110 6七飛打
111 7四角打
112 5二歩打
113 5八銀打
114 7七飛成(67)
115 4三銀打
116 同 金(32)
117 同 馬(65)
118 3二銀打
119 4四馬(43)
120 4六歩打
121 同 銀(47)
122 2四桂打
123 6三角成(74)
124 9八龍(87)
125 1五歩(16)
126 5八龍(98)
127 1四歩(15)
128 1六桂打
129 同 香(19)
130 同 桂(24)
131 1七玉(28)
132 4八龍(58)
133 同 金(39)
134 2八銀打
135 2六玉(17)
136 2四香打
137 2五桂打
138 1四歩(13)
139 3五歩(36)
140 3七銀(28)
141 同 銀(46)
142 2五香(24)
143 3六玉(26)
144 4二香打
145 7七馬(44)
146 2四桂打
147 2五玉(36)
148 3三桂打
149 投了
まで148手で後手の勝ち



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大山将棋研究(458);四間飛車に玉頭位取り

2017-03-14 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番米長先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年3月、第37期名人挑戦者リーグ(A級順位戦)のプレーオフです。この期は下から二上、大山、米長、森と4人が並んで、下から順番に勝ち抜いて(パラマス方式)挑戦者を決めます。最初が二上大山戦です。つまりここから3連勝が必要です。


大山先生の四間飛車に二上先生は玉頭位取り。珍しい選択です。

昨日と同じで、大山先生は石田流に組み

二上先生は57銀33桂を入れないで6筋の歩交換です。

二上先生は65の位も取るのですが、手数をかけていることになるので今は指さないほうが良さそうです。手が詰まってきてから指す手でしょう。

大山先生はやはり24歩から25歩の筋。

二上先生はおとなしく25歩を打たせて銀を出る、このほうが普通の対応なのです。(昨日は米長先生が意地を張っていたということ。)

二上先生は17桂から25桂を狙うのですが、これは3筋が薄くなるので指しすぎか。位取りの方針と合いません。

もちろん右で互角のやり取りなら位取りが大きくものをいうのですが

大山先生は桂交換から33桂も打ってしまい、と金を作ってやや有利。

あとは6筋を謝り

端も謝ります。米長先生が相手で無ければ我慢するのも平気です。これが二上先生相手にはとても有効で

と金を引き付け竜を作り

竜を引いて47金を誘い(二上先生は玉が薄いのを気にしないタイプ)

23歩にも焦らず と金を使います。

33の桂を取られるのは痛そうですが、とにかく と金を使います。

これで銀と交換になり

86桂には玉を引いて、まだ大山先生が少し良さそうです。二上先生としてはここで56馬としてまだまだだと思うのですが

38歩と壁を作り、55銀を打たせて馬を切って寄せに行く、自玉の薄さを気にしないで、斬り違えていく棋風なのです。

継桂で攻めていき

一手違いを目指します。

大山先生も66歩から19竜と香を取り寄せ合いに行きます。後手玉のほうが手厚くて有利に見えますね。

二上先生の攻めも強烈ですが

合駒に打った香の利きを生かす一瞬のチャンスがあり

投了図。

二上先生は大山先生とは将棋の相性が悪いのです。玉が薄くても動きたいのに、大山先生はじっと我慢してのってくれないので悪い条件でやっと斬り合いに持ち込める、という感じです。位取りの将棋があっていないのだろうと思います。後手をもってならべて、中盤の我慢や、終盤で相手にも指させてなにか狙っているという感じを学ぶところでしょう。相手の棋風を知って誘導している感じがします。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:二上達也9段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5八金(49)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5六歩(57)
14 8二玉(72)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 6八銀(79)
18 7二銀(71)
19 7七銀(68)
20 4三銀(32)
21 7五歩(76)
22 3五歩(34)
23 2五歩(26)
24 3三角(22)
25 7六銀(77)
26 3二飛(42)
27 1六歩(17)
28 4二角(33)
29 2六飛(28)
30 3四飛(32)
31 6六歩(67)
32 6四歩(63)
33 6五歩(66)
34 同 歩(64)
35 同 銀(76)
36 5四歩(53)
37 7六銀(65)
38 3三桂(21)
39 5七銀(48)
40 5二金(41)
41 6五歩打
42 5三角(42)
43 6八金(69)
44 2四歩(23)
45 同 歩(25)
46 2五歩打
47 2八飛(26)
48 2四飛(34)
49 4六銀(57)
50 3四飛(24)
51 1七桂(29)
52 4五歩(44)
53 5七銀(46)
54 3六歩(35)
55 2五桂(17)
56 同 桂(33)
57 同 飛(28)
58 2四歩打
59 4五飛(25)
60 3三桂打
61 4六飛(45)
62 3七歩成(36)
63 5五歩(56)
64 3六と(37)
65 6六飛(46)
66 6三歩打
67 9五歩(96)
68 5五歩(54)
69 9四歩(95)
70 9二歩打
71 6七飛(66)
72 3五と(36)
73 5五角(88)
74 4五と(35)
75 6六角(55)
76 3八飛成(34)
77 4六歩(47)
78 4四と(45)
79 5六銀(57)
80 3五龍(38)
81 4七金(58)
82 3八龍(35)
83 2三歩打
84 6四歩(63)
85 同 歩(65)
86 5四と(44)
87 3七金(47)
88 2八龍(38)
89 3三角成(66)
90 6四と(54)
91 6六馬(33)
92 5四銀(43)
93 6五歩打
94 5五歩打
95 6四歩(65)
96 5六歩(55)
97 8六桂打
98 7一玉(82)
99 3八歩打
100 5五銀打
101 同 馬(66)
102 同 銀(54)
103 7四桂打
104 同 歩(73)
105 同 桂(86)
106 7三角打
107 5四歩打
108 6四角(53)
109 6五銀(76)
110 6六歩打
111 7七飛(67)
112 1九龍(28)
113 6四銀(65)
114 同 銀(55)
115 4四角打
116 6二香打
117 5三銀打
118 同 銀(64)
119 同 歩成(54)
120 6七銀打
121 8八玉(78)
122 6八銀(67)
123 6二と(53)
124 同 金(61)
125 6五香打
126 7七銀(68)
127 投了
まで126手で後手の勝ち

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20170314今日の一手(その477);本手と俗手

2017-03-14 | 今日の一手
20170314今日の一手

2月の東海団体リーグから、私の将棋です。形勢判断と次の一手を考えてください。



一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
角と金の交換で先手の駒損です。
玉の堅さはわずかに先手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は22飛45桂と持ち駒金で3枚。
後手の攻め駒は43角と持ち駒飛で2枚。

総合すれば互角です。

☆ 大局観として
実際には私が後手番で、三間飛車にされたので右4間、無理に動いて悪くして、右桂を使えたので持ち直したのかな、という感触。22飛と打ち込んで、32角打と粘られたところ。打たなければ53桂成がありました。
駒損ですが、攻め駒は3枚、44歩の拠点があるのでうまく攻めを続けられれば有利になる、というところです。

攻め駒を4枚にできれば優勢になりますが、その4枚目は難しいです。56銀が使えれば理想ですが今は動けないです。戦いながら相手の駒を取るのでしょう。
駒損ですから、基本的にはじっとしていると悪くなるはずです。なにか動く手を探します。


× 備えられたところですが、目につくのは43金です。

43同銀同歩成同角引に44銀

という継続手段があります。76角53桂成に58飛

と目の覚める手がありまして、これは頓死です。

まあ互いに対局中はわかっていなかったので、58飛ではなく87角成68玉53金同銀成

くらいの進行で、86馬~53馬では32飛成があるから、31金でやや後手が指せるのでしょう。
私はこの局面に自信がなく、嫌な感じがしていたので避けました。(飛び込んだら頓死筋を発見されていたかどうか。)


× 実戦では87角成を避けて、88銀76角の後で43金

と打ちました。でも43同銀同歩成同角引に44銀は74飛

があります。「両取り見えない病」ですが、44銀と打つ前に気が付きました。

仕方なく32飛成と角を取り

32同角22角に44歩

44歩の拠点を失ったのが大きく、11香を取って攻め駒を増やしたいのですが、45桂を取られては増えません。わかってはいるけれど、44同角成74飛77馬76金

で馬を取らせ、65銀打以下暴れては見たけれど、形勢が逆転することはありませんでした。


△ 感想戦で指摘されたのは65金。

そんなばかな、という手ですが、65同角同銀同角53桂成

があるのでないこともなく、53同金42飛成52金打41竜51歩

というのは桂損だけ、まだ指せないことはないです。


△ また、77桂76角65銀というのも指摘されました。

これも65同角引同桂同角53桂成

今度は後手が金を持っていないので、53同金とは取りにくいです。33銀打みたいな手もありますが、75桂86金(76銀を避けた)84飛

というのが攻め筋で、88銀86飛同歩87銀68玉88銀成

が78金以下の詰めろ。78歩と受けて76角34角56歩同角65銀

と攻めれば後手のほうが良さそう。(角か飛を受けに使わせないと52成桂が詰めろになります。)


○ でも前の二つは2枚換えで角を取るのですから気が引けます。66歩として

76角には65銀

(65歩もありそう)とするほうが筋が良いです。これなら駒損を回復して攻められそうです。

後手は66歩に31銀として32飛成同銀22角

というほうを選ぶのでしょう。これは形勢互角です。まだ長いですが、11香を取れば4枚目の攻め駒なので先手も十分に指せるはず。


○ 最後は32飛成とすぐに切る手。

32同角に16角

という自陣角が狙いです。対局中は53桂成の筋ばかり考えていたので気が付きませんでしたが。
62玉に52角成同玉43金

と強襲します。43同銀同歩成同玉には22金


後手は最後角で取って44銀に42金

と受けるほうが少し優るか。
43銀成同金32角31飛23角成

というのは互角です。

戻って16角に43歩が普通の受けなんですが

22金41角43歩成同銀31金

で角を取れます。

最後43同金でも31金52角44歩

と攻めることができます。


☆まとめ
43金と打ち込んで銀を剥がす、というのは俗手と呼ばれる種類の手です。守りの駒を剥がすのですが、拠点の歩を失うので少し損な取引なのです。俗手がうまくいくのは形勢が悪くないとき。最低でも形勢互角でない時にやってはいけません。

いきなり43金は嫌な気がしてやめたのですが、頓死筋がありました。

実戦では88銀76角を交換してから打ち込んだのですが、その後両取りの筋があって44銀が成立せず。

65金とか、77桂76角65銀、というのは強引な手で、俗手と言ってもよいかもしれません。2枚換え(自分が2枚指しだす方)で攻めるのはやりたくはないです。


66歩から65歩とか65銀とかを狙うのが本手。手数がかかるとか、強制できないとか、のマイナスはありますが、じっと進めて手がないでしょう、という感じが本筋を感じさせます。56の銀が働きだすという感触もよいです。

盤上の駒を活躍させるのが本手で、持ち駒を使って手っ取り早く攻めるのが俗手というのが区別でしょうか。また考えてみます。

他には角を取って16角というのがあって、44歩の拠点を最大限生かした手です。たまにこういう筋が成立することがあって、自陣角も考えてみるものですね。
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大山将棋研究(457);四間飛車に玉頭位取り

2017-03-13 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年2月、米長邦雄先生と第37期名人挑戦者リーグ(A級順位戦)です。


大山先生の四間飛車に米長先生は玉頭位取りです。

大山先生は石田流に組み替えて

6筋の1歩交換に2筋から動きます。早い時期にこの筋をやられたら、居飛車はどう指すのだろうなあ?というのがわからなかったのですが、やっとその棋譜に出会えました。

24同歩では飛車を抑え込まれるので、米長先生は17桂と頑張ったのですが、桂の跳ね違えの手筋があり

桂馬が死にました。中央に跳ね違えば大体は有利になるものなのです。

ただし後手は歩切れなので桂馬と2歩の交換はあまり差がないです。互いに陣形を整備した後で、米長先生は動いてきなさいと歩を垂らし

当然の25歩に35歩から飛車の取り合いです。

飛車の打ちあいは41飛のほうが厳しく(63歩成がある)、これをどう受けるかですが大山先生の51桂はもったいなかったです。節約して先手を取る51金左ではないかと。

と金と成桂の作り合いで後手十分に見えるのですが、

33歩成から31飛成が受けにくく、37の成桂を取られてしまうのです。

でも直後に両取りがあって、まだ後手よしに見えるのですが、ここで12と(両取り逃げるべからず)が好手。

銀香交換でも、玉の小びんに手を付けたところは米長先生が十分です。(ここで細かいことを言えば、28竜ではなくて38竜ではないかと。)

桂香を配置して(玉頭戦は数の勝負なので持ち駒は打っておくほうが良いものです)好調子。

大山先生は香をずらして銀を投入し、懸命に受けます。

ここで銀を逃げにくい(75銀は97角、85銀は77桂)ので

75香が返し技ですが、77桂と跳ねて清算を催促したのが米長先生の好手。とにかく駒の数の勝負です。

大山先生は24角と横からけん制するのですが、米長先生は軽く73歩成と捨てて

桂を跳ねれば銀は逃げられません(74桂の筋がある)。

銀を取った後は平凡に玉を追っていき

手を戻します。

76桂は厳しい反撃なのですが、35歩が好手。35同角は42に利きが減るので63歩成から詰んでしまう(63同金と取れない)のです。

桂馬のお代わり攻めには、桂をもらったので45桂から

詰みがありました。


私が位取りを好きなので、米長先生のほうが良いと思って解説しすぎたかもしれません。形勢自体はずっと互角に近いのです。64手目の51桂でわずかに米長先生が良くなってからはそのわずかな差をずっとキープし続けて、最後の詰み筋までぴったりきれいに着地した、という名局です。大山米長戦はよい将棋が多いですね。
どちらを持ってもよいのですが、先手をもって玉頭戦を楽しむのをお勧めします。盤面にある駒の数がものをいうので、持ち駒はどんどん打ってしまうのがコツです。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:米長邦雄8段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 6八玉(59)
8 4二飛(82)
9 7八玉(68)
10 6二玉(51)
11 5八金(49)
12 7二玉(62)
13 5六歩(57)
14 4三銀(32)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 6八銀(79)
18 8二玉(72)
19 7五歩(76)
20 3五歩(34)
21 2五歩(26)
22 3三角(22)
23 7七銀(68)
24 7二銀(71)
25 7六銀(77)
26 3二飛(42)
27 1六歩(17)
28 4二角(33)
29 2六飛(28)
30 3四飛(32)
31 5七銀(48)
32 3三桂(21)
33 6六歩(67)
34 6四歩(63)
35 6五歩(66)
36 同 歩(64)
37 同 銀(76)
38 2四歩(23)
39 1七桂(29)
40 2五歩(24)
41 同 桂(17)
42 4五桂(33)
43 4六銀(57)
44 2四歩打
45 6四歩打
46 2五歩(24)
47 同 飛(26)
48 2四歩打
49 2六飛(25)
50 5二金(41)
51 6八金(69)
52 1二香(11)
53 6七金(58)
54 5四歩(53)
55 2三歩打
56 3六歩(35)
57 同 歩(37)
58 2五歩(24)
59 3五歩(36)
60 2六歩(25)
61 3四歩(35)
62 3八飛打
63 4一飛打
64 5一桂打
65 2二歩成(23)
66 3七桂成(45)
67 3三歩成(34)
68 同 角(42)
69 3一飛成(41)
70 4二角(33)
71 3七龍(31)
72 同 飛成(38)
73 同 銀(46)
74 3五飛打
75 1二と(22)
76 3七飛成(35)
77 7四歩(75)
78 2八龍(37)
79 7六香打
80 7四歩(73)
81 6六桂打
82 7五歩(74)
83 同 香(76)
84 7三歩打
85 7四歩打
86 8四銀打
87 7三歩成(74)
88 同 桂(81)
89 同 香成(75)
90 同 銀(72)
91 7四歩打
92 6二銀(73)
93 7六桂打
94 7五香打
95 7七桂(89)
96 7六香(75)
97 同 銀(65)
98 2四角(42)
99 7三歩成(74)
100 同 銀(62)
101 6五桂(77)
102 7七歩打
103 同 角(88)
104 7五歩打
105 7三桂成(65)
106 同 玉(82)
107 7四歩打
108 6二玉(73)
109 5四桂(66)
110 5三玉(62)
111 6五銀(76)
112 7六桂打
113 3五歩打
114 6八桂成(76)
115 同 金(67)
116 7六桂打
117 4五桂打
118 同 歩(44)
119 4四銀打
120 同 銀(43)
121 同 角(77)
122 4三玉(53)
123 2三飛打
124 投了
まで123手で先手の勝ち

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大山将棋研究(456);石田流に矢倉引き角

2017-03-12 | 大山将棋研究
☆ 昨日の復習

先手番大山先生の次の手は?


☆ 今日の棋譜
昭和54年2月、大内延介先生と第37期名人挑戦者リーグです。

久しぶりにどちらが飛車を振るかというやり取りで、大内先生が三間飛車で石田流を目指します。

大山先生は66歩としているので持久戦のようですが、左美濃とか穴熊ではなく

玉頭位取りかと思えたのですが、矢倉で引き角です。石田流に対しては珍しい対策です。

大内先生は2筋の歩を交換し

3筋の歩も交換します。

大山先生は手損は気にせずじっくり歩を押し上げていきます。こういう指し方は大山先生だけでしょう。

2筋の歩も伸ばして攻めを誘います。大内先生が4筋から仕掛ければ大山先生は金を動員します。

飛車も使うのは振り飛車感覚でしょうか。

銀を2筋に繰り替えて

棒銀で使います。これは最近(2004、一昨年女流棋戦でもみました)でもみられた、石田崩しの棒金の代案、銀を使う構想です。阿部隆先生はこの棋譜を知って考えたのかなあ?

ゆっくりしていると端攻めで13の角を追われてしまうので、大内先生は攻撃続行あるのみ。36歩と突きだせば、大山先生は金で守ります。

37歩成同金46歩、これで45桂を狙うのですが

35歩同銀46金。これで大山先生は駒得になりそう。

飛車交換ですが、大山先生は銀を得しています。

大内先生は と金を使い、大山先生の43歩はそれに対抗して41飛から42歩成の意味。33銀成と桂を取っているのは遅いのですね。

大内先生は13角を使いたい、飛車を切って角を打ちます。

35角から58と、これで68と を防ぎにくいだろうと。

大山先生はここで角を取るのが良いタイミングで、馬を引かせます。

と金を作れば

手順に馬を守りに使われたようですが、大山先生は大きな駒得です。52馬が攻めに使えないのも大きいのです。

大内先生は左桂を加えれば攻め駒が4枚になりそうで、大山先生は受けきれるかどうか。

79金から馬を引き付けて

左桂を攻めに使われたようですが、69の銀を取れば

攻め駒は3枚。歩を使った攻めもないので、受けきれそうです。

大内先生は2枚換えで角を取って攻めるのですが、攻め駒は2枚に。

竜取りが目当てでしたか。でも竜を逃げれば99馬では88銀から馬を取られそうです。

結局29の桂を取るくらいの手ではどうしようもありません。あとは大山先生が寄せる番で、12飛から

62歩を逃げたので平凡に銀を打ち込んで

アマチュアのような攻めですが、自玉に怖いところがないので余裕です。

投了図。

大山先生の、見たことのない石田流対策でした。昔のひねり飛車、あるいは棒金戦法などで居飛車の玉が薄くて苦労することを思えば、金銀2枚の矢倉でもしっかりしているということなのでしょう。覚えておいて使ってみたくなります。
石田流から2筋や3筋の歩を交換しないときはどう指すのでしょう。あとで出てこないかなあ、と期待しておきます。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.30 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:大山十五世名人
後手:大内延介8段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 3五歩(34)
5 5六歩(57)
6 3二飛(82)
7 4八銀(39)
8 4二銀(31)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 6七金(58)
18 6四歩(63)
19 2六歩(27)
20 7二銀(71)
21 2五歩(26)
22 3四飛(32)
23 6八銀(79)
24 3三桂(21)
25 7九角(88)
26 1四歩(13)
27 7七銀(68)
28 5二金(41)
29 8八玉(78)
30 1三角(22)
31 7八金(69)
32 2四歩(23)
33 同 歩(25)
34 同 飛(34)
35 2六歩打
36 3四飛(24)
37 4六歩(47)
38 3六歩(35)
39 同 歩(37)
40 同 飛(34)
41 3七歩打
42 3四飛(36)
43 4七銀(48)
44 4四歩(43)
45 3六歩(37)
46 4三銀(42)
47 2五歩(26)
48 4五歩(44)
49 5七金(67)
50 3五歩打
51 3八飛(28)
52 3六歩(35)
53 同 銀(47)
54 3五歩打
55 2七銀(36)
56 4四銀(43)
57 2六銀(27)
58 3六歩(35)
59 4七金(57)
60 3七歩成(36)
61 同 金(47)
62 4六歩(45)
63 3五歩打
64 同 銀(44)
65 4六金(37)
66 3七歩打
67 3五銀(26)
68 3八歩成(37)
69 3四銀(35)
70 4九飛打
71 3五歩打
72 4八と(38)
73 4三歩打
74 7九飛成(49)
75 同 金(78)
76 5七角打
77 3六金(46)
78 3五角(13)
79 7八金(79)
80 5八と(48)
81 4一飛打
82 6八と(58)
83 同 銀(77)
84 同 角成(57)
85 3五金(36)
86 同 馬(68)
87 4二歩成(43)
88 3四馬(35)
89 5二と(42)
90 同 馬(34)
91 1一飛成(41)
92 4五桂(33)
93 1三角打
94 6九銀打
95 6八金(78)
96 5八金打
97 7九金打
98 6八金(58)
99 同 角成(13)
100 5八金打
101 3五馬(68)
102 5七桂成(45)
103 6九金(79)
104 同 金(58)
105 5七馬(35)
106 7九銀打
107 同 馬(57)
108 同 金(69)
109 同 玉(88)
110 5七角打
111 6八香打
112 6七金打
113 7七銀打
114 6八金(67)
115 同 銀(77)
116 6六角成(57)
117 3一龍(11)
118 5六馬(66)
119 6七銀打
120 2九馬(56)
121 1二飛打
122 4二歩打
123 6二歩打
124 5一金(61)
125 6一銀打
126 同 銀(72)
127 同 歩成(62)
128 同 金(51)
129 6三金打
130 同 馬(52)
131 6一龍(31)
132 6二銀打
133 7五桂打
134 投了
まで133手で先手の勝ち

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