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旧西尾家住宅

2013-02-25 07:12:13 | 大阪

2月17日  吹田市内本町2-15  TEL:06-6381-0001  旧西尾家住宅(国重要文化財)  西尾家は、江戸時代初めに武家から帰農して吹田仙洞御料の庄屋を代々務めていました。 主屋を含む7棟からなる明治から昭和初期にかけての建物で当主が茶匠であり5つの茶室がありました。 第11代当主の隠居所として建設された離れ東棟は、武田五一氏設計で外観は和風住宅ですが、内部は洋風造りで、当時のまま残されカットガラスやステンドグラスなどの豪華な建物でした。  現在、旧西尾家住宅は吹田文化創造交流館として公開されています。




客座敷。


主屋。 客座敷の広縁のガラスはカットガラスで武田五一の指導によるもの。 




欄間の菊と釘隠し。  釘隠しは釘の頭を隠すための化粧金具で、京都の桂離宮の水仙の釘隠しが使われています。


石灯籠と茶室。 庭には般若寺型灯籠を含め大小25基の灯籠がありました。 積翠庵を始め京都薮内家燕庵写しや雲脚庵写しの利休好みの茶室など5つもの茶室がありました。


離れの渡り廊下の船底天井と電話室。 西尾家の電話番号は0001で吹田市では一番に敷設されたそうです。 ちなみに0002番はアサヒビールだとか。


前田五一設計の東棟応接室。 出窓のステンドグラスとカットグラスが美しいです。 カットグラスを通して床に映るプリズムが綺麗でした。


ビリヤード室のシャンデリアと応接室の奥にはサンルームがあります。


長屋門前は街路から8メートルも引き込まれてあるのも珍しいらしいです。 沢山の見所のある旧西尾家住宅でした。
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