そして、お別れ会としては最後となった、平成21年8月のイベントが開催されました。
先ずは土曜日に、仏生山工場で撮影会イベントが開催されました。前座で、左が運良く生き残ることとなった23、右が琴電名物の電動貨車、デカ1が並びます(写真)。デカ1の走行シーンを撮りたいと思う人は多そうですが、庫内の移動ならば確実ながら見たことが無く、増して本線走行となれば、全国からファン多数でしょう。
そして本線上、仏生山駅2番ホームには動態保存コンビ、120と300です(写真、手前120)。
いよいよ本番、今日の主役315が、会場に登場(写真)。琴電社員とも親しいファンが、運転士と話しながら、位置を微調整。ホームグラウンドのある方は、羨ましい。
そして日曜日、ラストランです(写真、一宮にて撮影)。315に、300と23が助太刀し、名残を惜しんでいます。撮影会の時とは向きが反対であり、ヘッドマークも異なるのが分かります。
315の車内(写真)。琴電としては、標準的な車内です。
そして、現役の旧式車は引退し、動態保存車4両のみとなりました。
冷房化率100%。大手私鉄では当たり前のように達成し、中小私鉄も課題として取り組んでいますが、それは歴史ある車両を引退させる行為でもあります。時代の流れでもあり、やむを得ない面はありますが、古きは引退するしかありません。せめて、少しでも多くの名優達が残るよう願いたいものです。
次回は、旧式車の現在の姿を見たいと思います。
それでは、次回をお楽しみに。
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