それでは、連載第47夜は、平成18年早春の、東京駅からの写真をお届けします。
平成18年春改正の最大の注目は、前述のとおり「出雲」廃止ですが、以外の車両も撮っておこうと思い、東京駅へと、向かいました。
東京へは、JR東海373系3+3+3連快速「ムーンライトながら」です(写真)。週末の上京用列車として、通勤電車のように永く使っていましたが、現在は諸兄ご存じのとおりです。回送も兼ねた普通も、廃止になって久しいです。
EF65 1107「田」牽引、寝台急行「銀河」が、東京に到着(写真)。向こうの側線には、同じく田端運転所のEF65 1110が停まります(写真)。
「銀河」の大阪方末尾、カニ24 103(写真)。急行ながら、「銀河」にはテールサインがありました。ヘッドマークはありません。しかし、東海道新幹線開業前から運転された名門列車、最期は残念でした。
間もなく、先ほどのEF65 1110が、連結されます(写真)。同機が客車を品川客車区に牽引し、EF65 1107は、先ほどの待機位置に入ります。
そして、EF65 1106「田」牽引、寝台特急「出雲」入線(写真)。ファンの多さが、最期の別れを知らせます。この後にEF65 1107が連結され、客車を牽引、EF65 1106が今度は待機位置に入ります。
「サンライズ出雲・瀬戸」です(写真)。285系、寝台特急「出雲3、2号」及び寝台特急「瀬戸」代替で製造され、現在に至りますが、交直版、及び追加増備には至っていません。
昼近くに、「富士・はやぶさ」が到着(写真、EF66 45「関」)。直ちに、切り離しの準備を始めます。
スハネフ15の、「はやぶさ」テールマーク(写真)。懐かしいですねえ!
そして、EF65 1106に牽引され客車は回送、追ってEF66 45も、単機回送されます。
東京では、上野のような推進運転は行いません。田端~上野間よりも品川~東京間は長く、しかも東海道本線の電車の合間運転であり、推進運転の許容スピードではダイヤに支障するからです。結果待機の機関車が、側線で待っていました。
このようにして、寝台特急「出雲」は、廃止されました。残念でした。
それでは、次回をお楽しみに。
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