第9回目となる駿府そば祭りに今年はスタッフとして参加させていただきました。
勝手を知らない事をいい事に、わがままを言って「体験コーナー」の説明係に25日(土)26日(日)の2日間の参加です。
25日の初日に私は6名+4人組のお客様に蕎麦打ちを体験していただきました。
朝の朝礼とミーティング前風景
実のところ、第1日目は写真を撮っている暇も無かったため、開始前に数枚撮っておしまい。
26日の二日目も7名超。なぜ「超」かと言うと、基本マンツーマンの解説を、慣れているスタッフは1度に2人のお客さんをさばいたりするのですが、出来ればマンツーマンで行いたい為、手が空くと応援に駆け付けるからです。
午後から、井月庵の家族がそば祭りに来てくれたので、愚息にカメラを渡して適当に撮ってもらいました。
という事で、ここからは愚息が適当にシャッターを切った順番に掲載。
八兵衛の町塚親方
「お客さんは、私たちの蕎麦を食べに来るのではない。暖簾をくぐって、出ていくまでの時間と空間を買っているのです。だから、楽しんでもらう事を第一に考えてください。」(朝礼で親方からスタッフに)
結局、井月庵は今年は食べられませんでしたが、私に替わって家族が3軒ほど「はしご蕎麦」
天気が良くて、気持ちが良過ぎたためか、他所に行ったのか例年より客足が落ちていたようです。例年は、歩くのも食べるのも、もう少し混雑しています。まあ、これはこれで、お客としては気持ちいいかも。
同好会の上手(選抜メンバー)によるそば打ち風景
ああ、実際に見て話しがしたかったぁ。技術・理論・工夫の情報収集の機会になります。
蕎麦打ちブースは見学客から、あれこれ審問されたりしますが、丁寧に返答して頂けます。
でも朝礼で・・「お話しをしても手は止めないでください。」とブースのリーダーから。
TOKYO蕎麦塾のU田さんは真面目で、丁寧で、創意工夫を怠りません。
立ち居振る舞いを見ていて、井月庵は自然に頭が垂れます。
あれ、なぜか切が終わって片付けの八兵衛さんの写真を撮っている・・・
水廻しは同好会の選抜メンバーからお手伝い。
一周回って、井月庵のいる体験コーナーに戻ってきたようです。
あれ、愚息よ愚息。お前、ワシを写してないのね。
蕎麦打ちは「オヤジの趣味」と言われて久しいですが、体験コーナーで感じたことは、若い女性が非常に多かったと思いました。
ただし、「オヤジ」の方が食いつき度が上です。
「家に帰って、もう一度蕎麦打ちしたい」というのは「オヤジ」が圧倒的に優勢だと実感しました。
まあ、若い方にはそれ以外にも人生やらなっくっちゃいけない事が多いので。
スタッフとして参加すると、別の視点から「蕎麦打ち趣味の世界」が見えてきました。
でもゆっくり、「はしご蕎麦」したり、名人・上手の打ち方を何時間でも眺めていたりできません。そういう欲があるのは井月庵がまだまだ「枯れて」いないなぁ~ というか「我がまま」なんでしょう。(それはそれで良いのですが。また別の話)
つたない井月庵の解説で一生懸命に蕎麦打ちをして下さった、体験コーナーのお客さん、「楽しんで」貰えたでしょうか。「蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる」世界を。