中華ランタンの「バタフライ」を手に入れたのが始まりです。
慣れるまで、非常に手間が掛かり、2週間ほど遊ばしてもらいました。
トップリフレクターが水色で、チープな感じです。
ネットで調べた結果、手に入れたバタフライはほとんど「シーアンカー」でタンクとトップ、バルブにバタフライと刻印されているものでした。余熱バーナーの取っ手には赤いシールが貼られていて、はがすと「アンカー」と書かれていました。
初めの一回はちゃんと点火したのですが、次からおかしな状態になり、「炎上」の連続でした。
タンクの中もザビでは無いようですが、茶色いプライマーみたいなカスが多量に入っていて、十数回と灯油で洗浄しました。
バポライザーや余熱バーナーを取り外して、分解してみると、各部に前述のカスが侵入して、目詰まりを起こしていました。
ほぼ全てを分解掃除して再組立てすると写真の様に使える様になりました。
でも、圧力計はどうもイマイチで既定の「2」まで動かず、圧力が上がっても「1」程度でそれ以上動きませんでした。
使用は手でポンピングした時の抵抗でだいたいわかるので、まあ良しとします。
分解の際に固く締まったネジ部を回すのにガスバーナーで軽く炙ったのですが、その時に余熱バーナーの取っ手を焦がしてしまい、挙句にヒンジ部のプラスチックが割れてしまいました。
という事で、赤いプラのつまみを木製に作り替えることに為ります。
拡大すると
ポンピングの取っ手は引き出しの取っ手だけ買ってきて、ネジ径が違うので元の取ってから金具を取り出して埋め込みました。
トップリフレクターは耐熱塗料で塗替えです。
以前に比べて愛着が増します。
保管用の木箱をみんなにマネして作りました。
ペトロマックスの純正は7000~9000千円位なので、DIYしてみたのですが、凝った結果、値段的に余り変わらない金額になってしまいました。
固定は10mmのバルサ材で固定するので傷がつきにくいのですが、バルサも板厚が上がると結構ボディブローの様に効いてきます。
そうそう、ノズルとガスチェンバーはステンレスの0.9mmでチムニーに固定するのは定法でしょう。
木箱の中に、中華ランタンとは別の・・・・
ペトロマックスも買ってしまいました。
ペトロの前にバタフライで十分に経験が積まして頂いたおかげで、ペトロの優等生ぶりに
「ペトロがじゃじゃ馬?じゃあ、バタフライは差し詰めアバズレ!」という域に達しました。
お約束の高価な!(バタフライが買える位の値段)ブラスのトップリフレクターとイケベ楽器のシンバルケース15インチ。
2枚入る大きさなので、これはこれでいいのですが、16インチでもよかったかも。
ネジ部の増し締め、ミキシングチューブの高さ調節を毎回の点火前に確認することが必須。
そして、アルコールによる余熱でソフトスタート。これは余熱の後に様子を見ながらポンピングできるので、
機嫌が悪い時はすぐに初めからやり直しできます。
余熱バーナーもちゃんと稼働しますが、ソフトスタートの確実性によるリスク回避は計り知れません。
という訳で、アルコールは使い勝手のいいこんなものが。
まあ、フェアハンドランタンの手軽さと優雅さはまた別なのですが。