そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

試験はやっぱりツライので暫く休息のつもりが・・

2017年06月10日 | 段位認定

昨年度は、1年間、井月庵としてはマジメに練習したつもりでした。

が、水回しが悪いという判定はそば打ちを志した人にはお解りの通り、完全にひざをガックリOrZ

しばらく休息しようと思いました。

 

御殿場の仕事現場近くに温泉施設があります。市営の温泉施設で、「みくりやそば」も頂けるという事です。井月庵の仕事柄、地域の方々との触れ合いは大切という事もあり、ここは江戸流お蕎麦と真っ向勝負の地元の御殿場「みくりや蕎麦」を頂いてエネルギー充填!?

100円増しで大盛にできる。

少し細いうどん位あるお蕎麦です。正式はそば粉と山芋のみで捏ねるのだそうですが、イモの感じはしないので小麦粉を割り粉にしているようです。椎茸、ニンジンと鶏肉をよく煮込んだ甘めの汁で頂きます。

これはこれで旨い!!

そうそう、段位試験のお蕎麦はかき揚げと長芋で頂きました。

井月庵としては太目ですが、コン位じゃないと時間内に終わらなかったのかと。ばあちゃんは、わざわざ電話を懸けて来て、「うどんみたいに太い!!」と言い出します。むむ!救われないなぁ井月庵。いっそ、「未クリア蕎麦」にして食ってしまおうかと。

 

翌週は蕎麦打ちをしないつもりでいましたが、仕事帰りに、沼津の坂東製粉さんに寄ってそば粉を購入。

1.5kgの配合表

を作成しました。これが正解かどうか判りませんが、「まあ、こんなもんだろう」と

蕎麦打ちしないつもりが、少しづつ準備をしたら。それは打ちたくなるのが人情でした。

 

やらないつもりが、蕎麦打ちをしてしまい。「田舎」で43%の加水率でした。時間を気にしないで打ったのがいけなかったのか、1.5kgを打ち終わるのに60分かかりました。

丸出し73cmはかなり大きい!ビビってしまい60数cm位にしたら下手な四つ出しが大変なこと。なぜか幅出しをするハメになったり。

たたみは、今回初めて12枚たたみにチャレンジ。これも慣れないとたたみ幅を調整するのに手間取りました。やっぱり1.5kgは難しい。山の斜面がきつくなると登るのを途中で辞めて廻り右したくなる。

7月末の「千葉そば大学」には参加できそうなので、もうしばらく、回り道してエネルギーを貯めてから登ることにしようかな。

 

回り道、寄り道ということで・・・

鈴虫を飼育し始めてしまった。 4ペア

ゼリーは好きじゃないようで減らない。水苔は園芸用を購入したらものすごく多量に入っていたが、何やらカビ等の温床になるため無い方が良いらしい。勿体ないので、こまめに取り換えて、洗って使ってみようと思います。

 

 

 

 


平成29年 二段位認定試験を受けました。

2017年06月05日 | 段位認定

6月3日(土)

 千葉の嫁の実家に行く。 出発前に庭のアジサイが余りの天気の良さに弱り気味

行きは井月庵が運転して嫁にナビをお願いする。 お陰で首都高はこころ安く通過して、時間通りに到着。

夕食で前祝と称して酒盛り。4時から飲むと8時半には眠くなる。

風呂をもらって、寝て、烏カーで夜が明けると、5時半。

 

6月4日(日)

 認定試験は第1組で開会式直後に試験となる。開始は10:00

 朝ごはんを頂いて、ひげを剃って、歯を磨いて、トイレに行って、身支度を整えると7:15出発。

 途中コンビニによって8:15分に会場に到着すると、早くも駐車場は満車状態。受付は9:00ですが皆さんの気合の具合が判ります。

 

 道具を搬入して、着替えて9:05受付完了。廻りを見ると受験者の中に高校生も居ます。「おお、噂には聞いていたがお目にかかるのは初めて」。やはり初々しくて、井月庵の末の息子を思わず重ねてしまいます。口には出しませんが、心の中で「ガンバレ!」と応援せずにはいられません。

 さて試験。

 お寿司屋さんよろしく、指から手首までのうぶ毛をきれいに剃ったのが良かったのか、衛生・準備は高得点。

 蕎麦粉を篩う段階で、フルイトラップ!! 篩が詰まり易いのか、粉が落ちない!!!

 開始2:30でようやく「まあ我慢できる程度」に粉が篩えたが、いつもなら1:30で終わるのに何故か60秒オーバー!!

 焦るぜ!!ヤバいと思って水回しをするが、ここは、先週の講習会で指摘を受けたところなので、何とか71点

 初段で高得点だったこねで時短しようと目論んだら、焦ったのがいけなかったのか、こねが足りない、上手くないと68点

 ズルしたので時間的な余裕はできたが、点数は大減点となりました。

 まあ、いろいろあって、結果は

 

 二段位を許していただきました。

  

昨年は、ご褒美の落花生をいただけましたが、今回は残念ながら、ご褒美はいただけませんでした。

高校生も無事に合格。

 

帰りは、嫁に運転を委ねて、一路静岡へ。

家に戻って、ビデオ録画を見ながら、フルイトラップの言い訳は、同じ台の蕎麦打ち映像を確認して「ほら!手こずってる!!」

また、確かに、ご褒美の落花生を貰った人の蕎麦打ちは凄く上手でした。井月庵は足元にも及びませんでした。

 

試験の蕎麦は、空いている時間にクーラーボックスを購入して、冷凍のペットボトルと一緒にして無事に家までお持ち帰り。

翌日の夕食となりました。

 

 

 

 

 


平成29年素人そば打ち段位認定講習会(二段)へ行く

2017年05月29日 | 段位認定

去年の5月に初段位の認定試験に合格したことに気を良くした井月庵は、野望を燃やすこととなりました。

表題の通り、二段位にチャレンジしようということです。独学のため、果たして二段位に挑戦できる実力があるか無いかも定かではありませんが、そこはヒトリの気楽なとこ。誰も止める者もおりませんので、勢い手をあげました。

 

5月29日(月)

翌週に本試験を控えて、本日、千葉県で二段位の講習会がありました。正直なところ、この講習会が井月庵には大変ありがたく、色々とご指導を頂ける大変貴重なチャンスです。本試より講習会の方が勉強になったりします。

静岡から、東名に乗って、東京を横断して千葉県四街道へ。東京までは順調でしたが、各地で行われた運動会の振り替え休日でディズニーシーが大渋滞とカーラジオから流れてきました。グーグルマップは、いち早く乗ったばかりの首都高を降ろして下道を走らせようと誘導します。が、そこは田舎者、何回かコースを無視して首都高迷路にはまり、結局グーグルの言うことを聞かざるを得ないのです。

結局会場に着いたのは12時、朝8時に家を出たので4時間係りました。まあこんな話はどうでもよろしい。

 

 本日、講習会でご指導を受けたことを忘れないうちに記載しなければ。

・前掛けを前で結んで和食の職人さんみたいに巻いていたら、出っ張りがあると邪魔になるから、前掛けの上部を折り返して結び目を隠した方が良い。

・フルイの持つ位置がよろしくない。フルイの枠の強度を考えて、枠の合わせ目を持って篩うこと。

・水回しの手の動きが小さい。(これは去年も言われた。)もっと体全体で鉢の中心だけでなく、周りまでよく撹拌すること。

・水回しが途中で造粒作業に入っていないのに時間を気にして工程を飛ばすのは、大きな減点になるし、第一美味しいお蕎麦にならない。ちゃんと適正加水を考えること。

・手で直接、水を受けるのは、手が汚れる原因になるので、出来るだけ行わない方がいい。

  ここまで水回しでご指摘を受けた。かなりヤバいぞ!

結局、水回しがちゃんと出来ていないため、ひびや傷ができやすく、麺体も延びがたかったことから、丸出し、四つ出しと小さく、幅出しも思うように大きくなりませんでした。

 時間内に何とかしようと、延し厚も2mmくらいにして、切りも太くすることで時間内に収めましたが、これは「切らず玉」だったんだろうと、かなり落ち込みました。

延しの悪い原因が、水回しにあることが余りにも明白なため、逆に指導を受けることも出来ず。

・たたみで、打ち粉を麺体に振って撫でるのはNG。(ちょっとはいいよと言う加減が判らず、あえて撫でたら、「それはダメ!」とすぐに指導が来ました。井月庵にとっては、こん位でダメだというもとは、ほとんど撫でてはだめだということと判断。)

・切りで包丁が斜めから入っている。真っすぐ降ろして倒すという基本に忠実にしなさい。

・切って、コマを開いて打ち粉を落とす段階で、輪の部分を切り板に打ち付けると、粗びき粉の時に切れやすくなるため、軽く開く程度が将来的には必要であり、習慣付けておいた方がいい。

・ビニールの袋はぐるぐると丸めるより、きちんと畳んだ方が見栄えが良い。

・麺棒の下にタオルを挽いておくと、打ち粉で散らかった時でも片付けが早い。

・最後の切りは太くなりがちなので、最後まで丁寧に切ること。

・包丁を延し板の端、麺棒のごく近くに置くのは危険であるので、ある程度離しておいた方が良い。

・鉢からこぼれたそばを手で直接拾うより、練り消しみたいに少しダマにしたそばで拾った方良い。

・手は必ず流水で洗うこと。

・水回しだけでなく、延しの時も体の動きが小さいので、もっと大きく動いた方が良い・

・フルイは刷毛等で掃除するだけでなく、タオル等で拭くと、きちんと粉が取れる。(一応やったが、粉が残っていたので、やった振りということになってしまった。)

・最後の見栄えを考えて、舟に並べる順番を前後させているが、やるなら、きれいにやらないと、かえってサカシイ。

・舟に入れる時に、左手の返しが足りないので、並べたときに輪の位置で蕎麦がずれて、並べた長さが揃っていない。もっとお辞儀をするくらい上体を倒して手首を反す必要がある。(麺をきちんと気を付けさせること)

 

おお、いろいろご指導受けてます。大丈夫なのかオレ!? 

何故か帰りの首都高は余り混雑もせず、6時半に家に戻った。往復400kmいろんな意味でくたびれた。

 まあ、なんだカンダで1年間の総括となるので上手くいけばいいのだが・・・・・

 


突然に請求書だけが来た!?

2017年03月12日 | 段位認定


 仕事から家に戻ると、郵便受けに全麺協から封筒が届いていた。

「平成29年度の会員更新のお知らせだろう」とピンときた。

 

夕暮れまでに少し時間があったので、ばあちゃんに頼まれていた畑の耕運作業を1時間半ほど行い。再度家に戻って、いつもの食卓のいつもの椅子に座り前述の封筒を開けた。

出てきたのは

「請求書」 のみ。

「会員登録更新のお願い」だとか、「年会費の納付のお願い」だとかの表現も無く、唐突に目に飛び込んでくる「請求書」の文字

思わず、別に手紙が入っていないか封筒の中を確認してしまった。

 

 更新の意思が当人に合ったので、まだいいが、更新するつもりの無い人だったら、「なんて礼儀の無いつっけんどんなやつだ」と思ったことだろう。

横にいた嫁に言ったら、手紙を1枚入れ忘れたんだろうと鷹揚に。

 井月庵が昨年の夏に入会した特別個人会員(地方団体に属さない個人会員)なので勝手が解らないから悪いのか、全麺協とは鼻からこんなにドライな組織だったのか。

 経験の足りない若い方が作成したものならいざ知らず、酸いも甘いもかみしめた協会の幹部の方々がこれに係っているかどうか知らないが、蕎麦屋だからと言って「つっけんどん」はどんなものだろう。

 何故、更新のお願いだとか、一言文章を加えてくれなかったのか、残念でならない。

こんな事で残念がっているのは井月庵だけなのか?他の人は「ああ、請求書。今年も請求書の季節になったかー」などと思っているのだろうか。いやいや「新体制は昨年からなので、行き届かないてんも色々あろうかと思いますがぁ~」というアレなのか?

 

 などと唸って居るところへ、ばあちゃんが畑の耕運作業とついでにやった里芋ほりがよほど嬉しかったのか、「お酒をあげる」と持って来た。見ると、静岡県由井に蔵のある地酒で神沢川酒造の・・・紙パック酒!?

 生協で買ったら1本、千円とのこと。え!?大量生産の大手酒造メーカーの紙パックのお酒はよく飲むが、地酒でパック酒、「正雪」が!?と驚いた。

 早速いただくと、飲み口がすっきりして、いつまでも飲んでいられる感じ。「正雪」は普段使いの「上撰」が旨いと思っていたが、こんな企業努力をしていたのか。「正雪」とやけに小さく入れているのが、遠慮深げだ。

 最近は、いろいろの地方の地酒がコンビニでもおいてあり、720ml千円程度で結構、美味いお酒もある。

 ちょっとお酒に興味がある方なら裏の日本酒度、酸度、アミノ酸の数値を見れば大凡の感じは解ると思いますが、井月庵には淡麗辛口くらいに感じました。いやいや、純米酒で精米度歩合が70%なんだから、どちらかといえば、濃厚? 

 「正雪」は裏のラベルがもっとあっさりしているが、こんな表現を今までしていなかったので、広く「正雪」を知ってもらおうという意図がありそうだ。

 まあ、香りや余韻に関しては、それはそれ高いお酒と比ぶべくも在りませんが。普段使いが「正雪」の目指している処なんじゃないかと勝手に想像する私としては十分に旨い。純米酒なので、花冷えにお燗でヤッてみたくなりました。

 でも、本日は、農作業の後でちょっと温ったまった体に「常温で!」 温まっていたのは農作業のお陰だけでは無いが。


蕎麦打ち練習2月19日

2017年02月19日 | 段位認定

2月、3回目の蕎麦打ち。

前日の午前0時に日高昆布20gを2リットルの水で鍋に入れておく。暖房の消した台所で低温抽出。

朝、8時に大きくフヤケタ昆布を取り出して、鍋を火にかける。

沸騰したところで、50gの混合節を入れて、中火で30分出汁を引く。

ザルで漉して、2リットルになるように水を加え、200ccの返しを入れて、酒、味醂を少々加えて、ひと煮立ち。味を見て良ければ火を止めておいておく。

 

練習蕎麦打ちをビデオ撮影しながら開始。本日は、今まで水回し・こねに時間が大きく掛かっていたため、2%水を多くして蕎麦打ちをする。

切りはともかく、水回し、延しの時間が今までと違って、遅くなっているのは、加水率に問題があるのかもしれないと考えたからだ。

 

案の状、水回しは基本目標時間内に終了し、延しも何時になくスムーズだった。ここで調子に乗って伸し過ぎたのがいけなかった。麺体の幅は86cmなのに、本のししたら100cm弱になるはずが、130cmぐらい。12枚ダタミにすればいいものの、いつも通りの8枚ダタミにしたら、切りに手間取ることとなった。

 結局、42分30秒で終了。またやってしまった。

かなり細い蕎麦の出来上がり。

夕飯は当然お蕎麦。ゆで時間32秒で

近所のスーパーの悲しくなるお惣菜、海老天、イカ天はさすがにいただけないので、ちょっと高級なスーパーまで買い出し(所詮総菜コーナーなのだが。)蕎麦前に天抜きで1/4程イカ天を頂くとこの前より旨い事は旨いが・・・

この後、ばあちゃんが、残りもののすき焼きを寄こしたので、別に少しお蕎麦を茹でて、肉だけ拾って甘汁をかけて肉蕎麦にしたら、これが正解でした。(気がついた時には写真撮らずに完食)

 

汁が旨いと家族の評判もぐっと上がる。これは確かです。甘汁はとりあえずいい塩梅だが、蕎麦打ちは今だ出口が見えない。

試験本番までこの調子なら、1.8mm延しの1.5mm幅で切ってやる手がないことも無いが。食べてくれる人の口に合わせた蕎麦を打たなければお蕎麦が悲しむ事になる。

 

千葉の蕎麦打ちイベントを見ていたら、5月28日(日)は名人戦らしい。ということは、昇段試験は6月初めということなのだろうか。

まあ、考えても仕方がないことなのであるが。