そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

LUMINISER(ルミナイザー)ランタン オイルランタンなのにLED

2020年12月29日 | キャンプ・アウトドア

 GREENというクラウドファンディングで変わったランタンを購入しました。

ノルウェー発ですが製造は韓国だと思います。

パラフィンオイル44mlで8時間点灯して200ルーメンの照明になるランタンです。

 先日、キャンプで使用したら、とても使い勝手が良かったので紹介する事としました。

 プロジェクトは現在終了していて購入はできないのですが、ランタンとオイルユニット8個パックで6720円でした。

軽くて、電池切れが無いし、オイル残量も判るので、使い勝手がいいのですが、ちょっと嵩張るのとLEDの発光色が蛍光色のみというのが残念ポイントでしょうか。

 まあ、蛍光色は明るいので、雰囲気だけなら、キャンドルランタンで良いので、これで正解かもしれません。

さて本体は

上の写真がオイルインサートです。

本体もインサートもガラスは使用しておらず、樹脂製です。軽いし、実はテントの中でひっくり返してしまったのですが、割れることもなく、ロウソク程度の炎は落ちた衝撃で消えてしまいました。

キャップは2重になっています。

炎自体は、こんなに小さいのです。

本体にセットして折り畳みの足を展開するとこんな感じです。

頭部にスイッチがついていて、光源を2タイプ選択でします。(同時には点灯しません。)

部屋の照明を落とすと、

ロウソクの小さい明りです。UCOのキャンドルランタンに負けるかも。

内部のフィンが温まるとLED照明が使えます。

原理は、ストーブファンとかエコファンの熱発電と同じです。

十分にテーブルの上が明るいのです。

ちなみに、使用中でも手で持てます。

オイルインサートの中身はパラフィンオイルなので、燃料が無くならない前に火を消しておけば、再利用できます。

インサートの空気穴の径は0.8mm程度らしく、細いインクインジェクターを使うと再補充できます。

Amazonで370円

あと、60mlのシリンジも購入してしまいましたが、インジェクターの一番大きいのでも5mlで針の外径0.7mm内径0.44mmのため

結構根気と指の力が必要でした。5mlで何回か繰り返してもいいかもしれません。

針の先端は尖っていません。60mlの針なしのシリンジに針をつけることができます。

緒元は横向きで申し訳ないのですが。

ちょっと面白いランタンなのですが、さらにコンパクトに折りたためたりするといいのですが。

 

さて、明日は年越し蕎麦を打たないと。1.5kgで3回、1kgで1回の計5.5kg

辛つゆは昨夜のうちに仕込んで、朝のうちにボトル詰め。今夜は早く寝て、明日に備えようかな。

 

 

 

 

 

 

 

 


川根にて

2020年12月18日 | 蕎麦行脚

 本日、午前中に川根に行く用事がある。(一応仕事で)

折角だから、川根のお蕎麦屋さんに行くことにする。

仕事は、10時半ごろに綺麗に片付いて、11時に開店の「ひらら」という古民家そば屋に向かった。

 

いつものペンタックスQ-S1を忘れたので、スマホで撮影することとなった。最近、ぼーっとしているのが多いせいか、物忘れをするようになったようだ。(ほんとは前から忘れ物は多いのだが)

沿道から一段上がった位置に門構えがある。

 駐車場で待っているのを気に掛けられて、お店の方が10時40分ごろに、あと10分もすれば客室が温まるから、そのころに御出でくださいと声をかけられた。

 「いえ、時間通りでかまいません。」と言って、車内で待っていると50頃に再度、「どうぞ、お入りください」と声をかけられた。

余りに意固地なのもどうかと思うので、「それでは」ということになった。

 井月庵の家の母屋も古いことは古いのだが、土間や上がりカマチの高いの等、建物を見るだけでも一見の価値がある。

撮影の許可を得て、店内を見て回った。

明治5年建立というから(そう言っていたように覚えているのだが。)ざっと150年前の造り。

御用の旗が庄屋か十手持ちかと伺える。

 

天井梁が2重になっていて、やたらに太い。

井月庵の場合、「せいろ」と「かけ」と言いたいところだか、寒さに負けて、てんぷらそばにした。

1400円 おそばには、大根おろしと海苔が掛かっている。

 嫁と一緒に来ていれば、天ぷらを肴に燗酒を一杯いきたい気持ちを「この家が建ったころは、一杯飲んで帰っても怒られなかっただろうに」と思う。

 11時半ごろ

お店の方と少し世間話や家のことを聞いていると、新しいお客さんが入ってきた。

 「ああ、新客さんですよ。それじゃあこれで。ごちそうさまでした。」

 

用事に来る途中、「さくら茶屋」という蕎麦屋があるのを見かけていたので、そこの様子も見に行くか。

メニューに「かけ」は無いが、「ざる」と同じ値段で提供してくれるらしい。

はしごするか。

このお蕎麦は・・・

冷たいお蕎麦の方が旨そうな気がした。お蕎麦の香りがしてこれはこれで上手いのだが。

確かに、店内を見渡すと冷たいお蕎麦がおススメと書いてある。

 素直に従えばよかったか?

でも寒いとね。負けるよね。

 

 2件ともかけ汁が辛目である。都会のそば汁では明らかに無い。蕎麦湯で3~4倍くらいに割ると飲める気がする。

というか、1件目の「ひらら」は蕎麦湯で割ってほとんど飲んでしまった。

 う、さすがに2杯目は多いか。

つゆ以外は全部食べた。「ごちそうさまでした。」

 久しぶりに蕎麦屋のはしごをした。

 ジジイとは恐ろしいもので、若い時には2,3杯平気であったのに、食が細くなった様な気がする。

(本当は気がするだけである。もしそうならば、もう少しスマートでないと嘘だ)

 

 


ソロティピー-1の設営ガイドと飯盒野燗壺でナイトキャンプ

2020年12月09日 | キャンプ・アウトドア

 バンドックのソロティピー-1の設営ガイドを作ったので、使って見たくてしょうがない。

土曜の午後に仕事を終えて、何時ものように裏庭で実験。

 というと、聞こえがいいが、もしかしたら家から閉め出されているだけかもしれない。

 (一応ウソです。)

 

 

 前後の方向を決めて、4隅プラス、二股位置にペグダウンする。

 

 テープの輪の先端でペグダウンするとキッチリ過ぎたので、テープの輪の中で少し短めにペグダウンするとあとでテンションをかけて

調整が出来た。

 二股位置のペグダウンは、斜ポール固定用のバンドを一緒に通しておかないといけない様だ。

でも、テントが自立する位置でバンドに斜ポールを通すには遊びが無いようなので、はじめにペグダウンする利点はない様である。

まあ、無くてもいいけどと言う設営ガイドなんだろう。

ただ、完成形の大きさが事前に見えるので、狭い場所でのテント設営には良いかもしれない。

幸いにして、テントの収納袋には余裕があるので、一緒に入れて置くことにした。

 

 この前薪割りをした、まだ乾ききっていない杉の薪で焚き火をする。

 夕飯も済んで、焚き火も落ち着くころ、飯盒に水を入れて、湯沸かしをする。

残り火が消えて熾火になるころ、炭を集めてステンの缶に入れてしまう。

湯がカンカン言い出して、湯気が揚がるころ。日本酒を燗付け器に入れる。

 飯盒の下に拾い切れない細かな炭もあるが、後始末を兼ねているため、気持ちが良い。

片付けながら、散らかしているのだから。

 テントの中に入れて、ゆっくりと一杯

 炭に一酸化炭素警報器をかざすと、すぐに反応して警報音が鳴る。

 2個とも反応しているので、使えている事が今になって確認できた。

 ベンチレータを開けていると全く反応しないので、正直大丈夫なのかと疑問もあったが、きっとセンサーに一酸化炭素や炭のヤニが付くと寿命を縮めるだろうと、何回も試すもんじゃないと思う。 大体、火の付いた炭の上で深呼吸でもしない限り、大丈夫そうだ。

 でも、実際に死人も出ているのだから、他人に勧めるものじゃないんだろう。

 ゆっくり飲み過ぎてか、4合目を飲んだためかの場合に、炭が小さくなって、お燗の温度が低いと感じたら、飯盒をガスストーブにかけて温めることだってできる。

 

 2合を飲んで飯盒に蓋をすれば消火も出来る。

 湯は結構熱いので、このまま、捨てないでテントの中で湯たんぽにしておく。すすが付いているのでさすがに抱きかかえることははばかれるが。

 

  これ、いいよ。

 

 

 

 

 

 

 

 


BUNDOK(バンドック)ソロ ティピー1 TC BDK-75TCの設営ガイドを自作する

2020年12月05日 | キャンプ・アウトドア

BUNDOK(バンドック)ソロ ティピー1 TC BDK-75TCが甚く気に入った井月庵は

設営ガイドを自作することとしました。

 

 平面形状が四角いピラミッド型で、底辺の一辺が2.4mのテントに果たして設営ガイドがいるかと言うといささか疑問も残るのですが、思いついたら形にしたくてしようがありません。

 

 近くのシュゲイ屋さんに行って、

 倉敷帆布ウス茶 30cm幅 429円

 CMアクリルT2.5m×25mm 495円

 CMアクリルT2.5m×20mm 385円  計1,309円 別に結局使いませんでしたが8号帆布K66生成30cm幅462円を購入しました。

 

 30cm幅で買っても、お店で気を利かせて5cm位長かったために、ガイドの大きさを当初24cmで作ろうと考えていましたが一辺を30cmとして鉛筆でケガキました。

この時点では8号帆布も切っています。結局、家のミシンで裁縫するには8号は厚かろうと、途中で断念しました。

 

で、少し薄い生地のウス茶?の帆布に20mm幅のテープを縫います。

これは、二股化した時のラインです。

ここからの裁縫はカミさんにお願いしました。

煽てて、なだめて、励ましながらのかなり神経を使います。

だって、カミさんは一応出来るけど好きな作業じゃありませんから。

 四角の四隅には20mmのテープで対角線にだいたい成る様にループを縫い付けます。

 

 中心に20mmのハトメを打って、25mm幅のテープに2つハトメを打ちます。

1つはペグが入る所、もう一つはそこから1.2mの位置です。

テープの長さは、中心から1.84mにして端部は10cm位のループにして置きます。

 

 完成したのがこれ、

 よく、テントやタープのレビューに裁縫が雑だとかなんかと有りますが、自分で(嫁ではあるが)やってみると

中々上手くいかないもので、製造者の苦労が実感できます。

 井月庵も、お蕎麦の味と同じで、上手い、丁寧と評価したりしますが、決して雑だとか中華製だからなどと愚にも付かない評価はしないことを旨としています。

 だって、自作の日本製より中華製の方が品質良いと思うし。自作で満足している時点でそば打ちも製品もそこまで。

飽くなき向上を目指すことが肝要と思いました。

 

 とか、いいつつ、この設営ガイド わりかし良い感じだと思うのですが。売れるかな?2,500円位でどうでしょう。

カミさんに言ったら。

 「売れる訳ないじゃん。造りが雑だもの!!」とのこと。

おお!!自分にも評価が厳しいお方ですな。どおりで、井月庵の手打ち蕎麦も、「美味しい ??と何度か聞き返して」

やっと「うん。」くらい。

 修業が足りんな。

 

 この設営ガイドの使用テストをして見なくては!!

 

 

 

 

 

 

 


熱燗の嗜む 飯盒野燗壺の自作

2020年12月01日 | 日本酒

燗銅壺 酒を燗する専用の保温器を自作して見ました。

使い古しの飯盒で作って、アウトドアでも使えるカッコいい(かもしれない)道具です。

 

寒い屋外での冬の夜。天幕の中で燗酒なんて大人の男のロマンでしかありません。

ということでコンセプト実現のために手っ取り早く形にしてみます。

用意するもの

小学校の時から家にある4合のアルミ製ライスクッカー×1

ダイソーのステンレスのシングルウォールのマグカップ×1

セリアの灰汁取り用のアミ大小×各1

2合のアルミ燗付け器×1

ラジオペンチ×1

 

ステンの細い針金、アルミの針金(コンセプト早期実現試作用)

 

マグカップの取っ手はラジオペンチでぐりぐりすると点付け溶接の箇所で外れます。

注意は無理やりすぎてカップに点付けの孔が開かない様にしましょう。

 

各種針金でステンレスカップが飯盒に水を入れても浮き上がってこなければ完成!!

ほら、とっても簡単。

時間短縮の為に、満たす水は飯盒に入れてコンロで沸かしてしまいましょう。

マグカップに灰汁取り網の小さいヤツを入れて置きます。その上に消し炭を入れてアルコール20~30ccぐらい適当にかけてしまいます。

ぷしゅぷしゅ言うけど気にしてはいけません。まだ燃えていませんから。

堅炭を上にのせて先端ののびるターボライター等で着火。

堅炭が爆ぜると危険なので灰汁取りのアミの取っ手を外した大きいヤツを被せて置きましょう。しばらくすると、炭にも火がついて、保温開始です。

燗酒は人肌(35度)、ぬる燗(40度)、上燗(45度)、熱燗(50度)なので、積極的に加熱する必要は無いと思います。

むしろ、ちびりちびりと飲んで行くうちに、酒が減っていくので人肌から初めて、のんびりしていると熱燗でお代わりとなります。

 

さて、2合ほど飲み終わったら、次の段階へ

金切りばさみと、金属ヤスリ、カッターナイフ、あればサークルカッター(ケガキ用)を用意します

飯盒の中蓋にマグカップの底面の円径をなぞってマーキング。

燗付け器の上から2段目の直径をマグのマーキングと重ならない様にサークルカッターでケガキます。

マグの孔は固定用に4箇所帯を残します。

ケガキの線に沿って、カッターナイフで3周ほどスジボリします。

 

円の中心めがけて、ラジオペンチの先端でガンガンたたくと、アルミがへこんで、破れます。中蓋のアルミの肉厚は1mmくらいです。

孔が開いたら、金切りばさみで、ケガキの位置まで丁寧に切れ込みを入れて、ラジオペンチでくるくるしたり、ぺきぺきしたりすると、被比較的容易にきれいにアルミに孔が開きます。

ドリルもインパクトのサークルカッターも必要ありません。

 

 

切断面のバリをヤスリでまるめて多少の曲がりはペンチで修正しましょう。

野燗壺なんですから、野趣あふれていて問題無いでしょう?

 

マグカップを穴に差し込んで、穴が緩いようであれば、4本の足を調整して固定しましょう。

 

マジックの汚れは、オレンジ系の家庭用食器洗剤で洗うと簡単に水洗いで落とせます。

 

灰汁取りのアミが大きかったので、細いSUSの針金で輪を作って網を移植して見ました。

これがあると、炭が爆ぜてもガードになりますし、網の上で海苔やアタリメを焼くことも出来ます。

 

 

 

 

完成!! 試作器と比べて、完成度がぐっとUPしています。

取り外し可能なので、飯盒の中に全て収まります。ポイントは、燗付け器を逆さまにして、上の孔からお尻を出すようにすることでしょうか。

 

小学生の林間学校で使ったであろう飯盒が野趣あふれる野燗壺に変身。

中蓋が無くても大概、炊飯できるので、これ一台で、鍋にも、フライパンにも、ヤカンにも、燗壺にもなるライスクッカー!!

家のテーブルで使う時に、直火にあてた底が直接テーブルに触れない様に、蓋を逆さまにしておけば断熱保温効果も期待できます。

(所詮アルミですが)

 

 さて、この飯盒、何処の?

 何やら、蓋の取っ手に「KINTARO」!?金太郎!!?なにこれ。

 

さあ、改良版に火を入れて・・・

「え、何?お酒がもう無い。さっき全部飲んじゃった?」

「誰が?」

「お前さんが!!」

 

そうですか、夜ももう遅いし、井月庵ももう仕舞にしようと思っていたところです。

 

実際に外で使用してみたのは下です。

https://blog.goo.ne.jp/seigetuan/e/c3dea54456e3ce2a3278d1190e639b75