玄蕎麦の表面には土や汚れが付着しているので、製粉する前に流水で洗って、ドライヤーの冷風で乾燥させておきました。2日位乾燥させてコーヒーミルで少量づつ製粉します。
丸抜きであれば1kg、1時間程度で製粉できるのですが、玄蕎麦の場合、カラが残るので5粒程度スプーンですくって、カラがほとんど落ちるまで只ひたすら、ゴリゴリ、くるくるを続けました。
2日かかって、約1kgの製粉ができたのですが、この調子では年越しそばに間に合いません。
全部を製粉しないまでも、3~4kgの自家栽培・自家製粉のそばをお披露目したいと考えます。
というわけで、石臼が必要です。
家にも蟻巣石の35cm位の石臼があるのですが、めちゃくちゃ重いので一人で使うなんてできません。
というわけで、一人で持ち運べて、清掃等の取り回しもできる30kg代の石臼を購入することとしました。
始め、アマゾンのサイトから21cmの石臼を25000円で注文したのですが、生憎、在庫がないとのことでお店から注文をキャンセルしてくれと言ってきました。
DIYショップに昨年、置いてあったのを思い出したので、日曜の休日に勇んで購入しに行きました。
ところが、近くのDIYショップにはおいてなかったので車でさらに20分かかる店まで行きました。
この店で20cmの石臼があったのですが、現品限りで取っ手もなくなっていました。
お店の人にきいたところ、周辺の店舗でも置いてあるのがこれ1つ切です。
「取っ手もなくなっていますし、展示品なのでくたびれていますがこれでよければ3500円で結構です」とのことでした。
このまま、石臼が手に入らないのは問題なので、取っ手は自作することとして購入することとしました。
写真のいかにも取っ手付けたような白い棒が自作の取っ手です。
石臼だけにミルミル粉になって行きます。
ちょこっと350gを2:8で打ってみました。
加水率は44%
結構、努力の結果なのですが、
ふむふむ、こんなものかと言う感想です。
44%でもズル玉気味ですが、粗挽きなので失敗したくなかったので・・・
この粉にあった、加水率、切の太さを早く見つけて、感動したいものです。
12月9日(日)
子供会のクリスマス会のため、嫁が午前中、外出したので9時ごろから並粉でそば打ちしました。
お昼は、野菜ラーメンだったのですが、ラーメンだけだと少し足りないので、さっそく、もりそばで食べました。
先週の「八兵衛」さんの粉で打った3:7そばに対して、今回は「ひね」の2:8でした。
最近、挽きぐるみのそばをよく食べていたので、挽きぐるみのそばに飽きていたのですが、並粉のそばを2週に渡って
打ったわけですが、今回のは「味もそっけもない」そばでした。
午後から、懸案事項であったソバの脱穀、風選を完了すべく作業しました。
小6の息子には逃げられたので、母と嫁と私の3人で作業しました。
脱穀作業、車庫・倉庫の後片付けに4時半までかかりました。
収穫高は18Kgと言ったところです。
700g播いて2.57倍なのですが、結果は「失敗」でしょう。
でも、この後、自家製粉するつもりなので、少なくていいです。(ホントに)
さっそく500gの玄蕎麦を水洗いして、ゴミと土を落としました。
とても寒い一日だったので、6時ごろから燗酒を飲んで、最後にサクラエビのかき揚げと春菊の天ぷらそばで夕食としました。
私のどんぶりには春菊が入っていません。(ー_ー)!!
12月2日(日)は朝から防災訓練でした。私は今年、班長当番なので朝8時から準備をしていました。
とても寒い日で、11時半頃に片づけが終わって、帰宅しました。
14時から、先日のそば祭りの折に入手した「八兵衛」の自家製そば粉と割り粉、打ち粉10前1000円也でそば打ちすることとしました。
そば粉700g、割りこ300gの3:7そばです。
とは言え、そばのいい香りがしますし、割り粉も、いつも家で使っているうどん粉とは違うと思います。
初めてのそば粉は打ってみないと加水率が解らないので緊張します。
わたしは、打つ前に水を40%、4%、4%の合計48%を3つのコップに用意しておきます。
加えて、数%の微調整に拘るべく、噴霧器を用意しています。
噴霧器を使うと言うと、そんな時間のかかることはできないと良く言われますが、加水不足になる寸前の加水率を目指して、ズル玉を嫌うと言う意味で1%(10g:1kgの場合)の適正加水に拘ることにしています。
とはいえ、ズル玉の方が失敗しないので、多加水気味を許容します。
結果から言えば、48%の加水でもかなり固かったため、スプレーで1%を加えましたがそれでも、延すのに苦労しました。
そば祭りで「八兵衛」の親方がぐいぐい延しているのを思うと、さすがプロとうなるしかありません。
延すのに苦労しましたが、打ちあがったそばは
寒かったので、3時のおやつ代わりにタヌキ蕎麦を1人前ゆでて、子供と半分こしました。
薬味に、小河内のサスウさんが自家製で作っている「柚子コショウ」を小指の爪の先ほど入れました。
柚子の香りがほのかに香って、贅沢タヌキとなりました。
食べ終わった後も、ポカポカと温かいです。
そのままだと、とても辛いです。
食べ終わる前に、思い出して、慌てて写真を撮りました。^_^;