8月6日(水)
施食会に参加しました。
施餓鬼とか呼ばれるもので、お盆の始めに執り行われる行事です。
曹洞宗の各お寺からお坊さんが集合して、今日はどこそこ、明日はどこそこと日替わりでお盆の始まりの開催式みたいなものでしょうか?
とんでもなく間違ってたらごめんなさい。地獄の釜のふたが開いて餓鬼道に落ちた方々の云々というのも聞いたことがあるようですが、即物的には
「お盆の時期になったから、これから坊さんが各家々に回ってお経を上げるよ」という開催式だと思います。
境内の入り口に各家々を回る日程表も貼ってあるし。
檀家衆が一堂に会する場にもなっているので、檀家総会もついでにやっちゃうから、お寺の行事はお盆が年中行儀の始まりだったりして。
食べ物を施すのは餓鬼だけでなく、生きている人間にも、この後食事が振る舞われます。
お酒もあるのですが、この日は夕方から「第4回男のそば打ち講習会」あと1回が予定されていた為、お酒は飲めませんでした・・・・。休肝日があるとその反動が結構大きくて、返っ沢山飲んじゃったりしますが。
そば打ち講習会、真夏と言うことで加水率は42%(二八)ということでスタートしました。
始め全予定水量の85%位を入れて水回ししてたら、かなりいい感じです。でもあと一すくい位水が余ってる。加水率36%ってことはないでしょうと、あまり考えずに2回目の加水を半量いれたらさあ大変。
たちまち纏まってしまいました。こねてみると、かなり「柔らかい」
完全にズル玉です。
後で解ったことですが、どうやら、そば粉が400gじゃなくて300gだったみたいなんです!!
と言うことは48%くらいの加水率、しかも町場二八でしょうか。むむ、誰かが「水を入れすぎて柔らかいズル玉になっちゃってもチャンと打てないとダメ」とおっしゃっていたのを思い出し、「よーしやってやる!」と静かに燃え上がるのでした。
ズル玉なので、延しの段階でちょっと気を抜くとシワになってしまいます。少しのズル玉は仕事が楽になるけど、かなりのズル玉は返ってやりずらい。
いつもなら、厚さがどうこうと気になりますが、「えい、いつまで伸していても気持ちよくもないから畳んで切ってしまえ」と言うことにしました。
さて、先生に了解を得て、別に200gで十割の少量打ちを皆さんに紹介しました。
100円のボールと水回し棒とカッターマットです。家で一人でやってるときはスイスイ上手にできるのに、他人に見られていると、余計な力がはいてしまいます。まあ、10~15分くらいで打ち終わるのですが。
私が伝えたかっらことは、「道具がそろわなくても、2人前でも10割のお蕎麦が簡単にできますよ」と言うことです。
絶対、ヌードルメーカーの後片付け時間を入れたら、手打ちの方が簡単で早いに決まっています。
各工程ごとの機械化や便利道具は、蕎麦打ちの楽しみを豊かにしますよ。と言うことでしょうか。
電気屋さんにいったら、ヌードルメーカーがおいてありました。マシンの前でしばし観察。
誰か知ってる人、買ってくれないかなー。
息子は色とりどりのパスタやラーメンの載っているレシピ本を手に取って、「すごいねー」
「うむ、しかし手打ちの技術があれば、お前にもできるよ。」
34000円のおもちゃ、どうする井月庵、負けるな井月庵・・・ちょっと欲しいかな。