そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

少量打ちをやって見る

2014年04月29日 | 蕎麦打ち
二人前200gを二八で打って見ました。
家庭流少量打ちと言えば大久保裕弘さんでしょう。


水回し棒も3年くらい前に作成していました。

伸し板は60cm×60cmを用意しました。
今回の秘密兵器は、厚さ1.5mmのプラバンです。

テーブルの半分の広さで打てます。
木鉢の代わりに100円ショップのタッパです。

伸しが均一なので、自然と切りも揃います。体重を掛けても1.5mm以下に伸しすぎることも無いので、簡単に素早くそばが打てます。切りまで20分くらいです。

加水率は44%でした。
ゆで時間は40秒。
とても簡単に、旨いそばが打てます。
均一な伸しの重要性が解ります。
営業の蕎麦打ちなら、伸し厚ガイドはかなり良いと思いました。
切りも、幅だけでなく、駒板もズレ難いので、ゴミを出さずに切り終える事が出来ました。

余りに美味しかったので、1kgでも打ってしまいました。
伸しが揃うと味も変わります。機械打ちの旨さの方向です。
家庭流打ちなら、簡単に素早く、お店のレベルのそばが打てます。
見せる趣味の蕎麦打ちが体勢を占めていると思いますが、実利を考えると伸し厚ガイドはかなり優れものでした。

後、「ながいけ」さんのDVDを観て、切り板の代用にカッターマットを用意して見ました。
使えます。

こだわらない事がこだわりの井月庵としては、優良な蕎麦打ち道具がまたひとつ増えました。
あっ!2つかな。

ほんとはもう1つあるのですが、それは、秘密兵器はじゃなくて、良い包丁です。

遂にと言うか、やっとと言うか、清水の舞台から飛び降りるつもりで高価な包丁に手を出してしまいました。

フェラーリでは有りませんが、クラウンレベルです。(例えが古い?)素人には一生モノです。


今年も男の蕎麦打ち講習会参加します。

2014年04月20日 | 蕎麦打ち
今年から、全9回だった市の蕎麦打ち講習会が前・後期の2講座に別れて、それぞれ全5回となりました。これは一人でも多くの方に参加頂かこうと言う方針だと聞いています。
昨年、受講していたので今回は応募しても無理かと思いましたが、ダメもとで応募したら、受講することが出来ると連絡が有りました。
ややもすると、月イチ程度に蕎麦打ち回数が減ったりしますのでモチベーションの持続のためには一人で練習するより仲間がいた方が良いです。

講師の先生、また宜しくお願いしますm(__)m

今月も隔週での蕎麦打ちとなりましたが、蕎麦関連でのイベントが有りました。
ひとつは、井月庵イチオシのお酒「神沢川酒造の杜氏さんが現代の名工」に選ばれて、そのお祝い会に出席出来ました。


旨い酒を心置き無く飲んで、帰りにお蕎麦屋さんに寄って帰りました。


普段の家飲みでは、純米酒でじっくりとですが、こういう席では、華やかな吟醸酒でウキウキして飲むのがやはり良いです。
まあ純米大吟醸も有りましたが、正雪の大吟醸は、「嗚呼、これこれ」とお祝いの席と豪華なお料理に合います。

あとひとつは、井月庵の謂れである「漂泊俳人 井月全集」第5版とDVDを購入し、伊那の井月さんを思いながら、畳の上でゴロゴロ全集を読んでいます。ほんとは岩波文庫の「井月句集」の方が色んな意味で読みやすいのですが、井月庵としては全集くらい所蔵しないとね。安い本ではないので、無理しても読みます。

何処やらに たづの声きく かすみかな

幽玄の蕎麦打ち趣味の世界に踏み込みます。


花に嵐

2014年04月07日 | 日記

4月6日(日)

朝起きて、丸抜きの蕎麦をコーヒーミルで粗挽きして、微粉のそば粉と合わせて蕎麦打ちをしました。

1kgの内、200gの割り粉、400gの粗挽き粉、400gの微粉粉で打った結果がこれ↓

のしていても1、2mmの蕎麦がごつごつした感じでしたが、茹でてみるとそんなでもない。さすがに持ち上げて陽光に透かして見ると

粗挽き感はありますが。

 

 蕎麦好きのおじさん宅に昼前にお届けに上がりました。

 朝は寒かったものの午前中は春の長閑な日和で桜の花がハラハラと舞っていました。

おじさんの家には3本の桜の木があり、前の1本、中の1本、後ろの1本と呼んで居られます。

その内ダイニングからは前の1本が見えます。

 久しぶりになのと、花見を兼ねて昼から飲み始めました。

 花びらハラハラ、で盃を傾ける休日のただ酒。  いいです。

 

   青空が出ているのに時折、みぞれがパラパラして花びらを落とします。

   山の裏手で稲ビカリとカミナリまで起きました。

 

家を出るときに、昼飯は自宅で蕎麦を食べると言ってきたのを思い出し。

カミさんに電話しました。

  「今日の蕎麦は粗挽きが打ち込んであるので、少しづつ、長くなるように茹でてね」

  「あと、おじさんちで花見を始めたので車の運転ができません。歩いて迎えに来てください」と伝えました。

 

しばらく経っても迎えは来ませんので、「これは、捨てられたな。」ということになりました。

 やっと迎えにきたカミさんを花見の上席に付けて、粗挽きそば粉でほんわり蕎麦がきを進ぜます。

そば粉50gに200~250gの水を加えて、よく混ぜて、弱火で混ぜながら頃合いで作りました。

辛汁を垂らして、出来上がり。

  ふわふわ、とろとろ 富士の雪解け淡雪風 などといいつついただくと、そばがきに慣れない方にも好評です。

 山芋が入ってるみたい。そばがきぜんざいにしてもいいなどと ご婦人方の評判も良く、帰る頃には嵐も収まりました。

 「お昼のお蕎麦、どうだった」とカミさんに尋ねると。

 短くなったとのことでした。あれー?そんなに短くないと思うけど・・聞いてみると、

 私が「長くなるように」茹でてねのいったのを「長く」茹でてねと思い、いつもより長~く茹でたそうです。

 普通であれば、桜の写真やふわとろそばがきの写真を掲載するところですが、花見酒に熱中するあまり、花見中に携帯で写真を撮るような、そんな無粋なまねはいたしませんでした。