バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

町の湯@俵山温泉

2009-12-08 23:00:00 | 温泉(山口県)

サンデン交通バスで小月駅から70分、下関駅からは110分のところ。木屋川上流の山間部にある俵山温泉は、小さな日本旅館の40軒ほどが立ち並ぶ鄙びた温泉地で、歓楽的要素は一切ありません。


今夜の宿の通された部屋で荷物を解くやいなや、小銭とタオルを持って外湯に向かいます。俵山温泉の宿の多くは内湯を持たず、湯治客は外湯を使うんですね。これが温泉街の本来の姿、浴衣の湯治客がそぞろ歩く様は風情がありますね。


「町の湯」その名のとおり旅館街の中にある小ぶり建物で、浴室も広くない。しかし、ここに掛け流されているお湯は、澄明で僅かに硫黄臭。そして、評判どおりのヌルヌル感、足先を入れただけで感じます。


これが俵山のお湯。肩まで浸かると一層この感触が深まります。体全体にねっとりと纏わり付くのがいい感じです。若干の加温があるものの、上質のお湯であることは間違いない。


この温泉の入り口には飲泉のためのお湯がチョロチョロ掛け流されていて、ペットボトルを購入したら、お湯を詰めて持ち帰ることもできます。肝臓にいいというこのお湯のお陰で、宿で酒を飲みすぎることはありませんでした。肝臓にいいというのはこういうことか…

・場所:サンデン交通・俵山温泉BS
・泉質:アルカリ性単純温泉 41.2度
・訪問日:2006年4月5日