「ゆかし潟」という実に美しい汽水湖の畔にある湯川温泉は、直ぐ近くの勝浦温泉の陰に隠れてあまり目立たないのだが、その実、1,500年もの歴史のある温泉地です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/18/681c3fea753f291758f6b03400cc5d7c.jpg)
JRきのくに線・紀伊勝浦駅から那智勝浦町営バスで10分ほど。湯川温泉BSで降りるとすぐ目の前にある日帰り温泉施設です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/49/004f52764a5dd6710835c63c35b117e4.jpg)
以前は小規模な旅館街も形成していたが、現在、そのほとんどが姿を消し、この「きよもん湯」が湯川温泉の代表施設となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/b5/7218e1ccb9ae5097c2a0fb068cb79b7d.jpg)
ここは勝浦温泉「海のホテル一の滝」が運営する施設とのことで、入浴料は500円。建物は真新しくスーパー銭湯風なのだが、館内に入るとしっかり硫黄臭が漂っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/02/225225027c099cd5be3aaf71d3cfd20d.jpg)
この温泉では湯口からはドドドっとばかりに新湯が投入され、常に澄明なお湯が満ち溢れているとともに、必然的に、浴槽の縁からはもったいないと思ってしまうほど、惜しげもなくお湯が流れ去っていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/ed/7df0c7b6cc091c4f8702091f69a13d65.jpg)
浸かってみると、ややネットリとしていて僅かに気泡が付着する。加温の必要はないが、やや温めなのでじっくり浸かることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/aa/52732a41cab9c5a8f10a17d383fac198.jpg)
湯の質は文句無く、施設が新しくて清潔で、しかもバリアフリーときてる。非の打ち所がない実に優等生な温泉。自信を持ってお奨めできる温泉のひとつです。
・場所:那智勝浦町営バス・湯川温泉BS
・泉質:単純硫黄泉(アルカリ性低張性温泉)
・訪問日:2011年7月4日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます