バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

崎の湯@白浜温泉

2008-12-05 22:47:06 | 温泉(和歌山県)

Img_3290_2Img_7635_3  明光バスの湯崎BSから海岸線を少し歩いたところに、猛烈な湯気と強烈な匂いを発している源泉があります。

湯崎の各温泉旅館に配る温泉を汲み上げている行幸源泉です。

湧出しているとところを覗いてみると、余って行き先を失ったお湯は容赦なく海に流れていて、排水溝のところには、えげつないほどカルシウムの結晶が堆積している。白浜の湧出量の豊富さを象徴していますね。

Img_2338 この源泉の奥にあるのが、白浜温泉を語る上で決して外せない温泉、崎の湯です。

ここは自然の状態の露天湯で、以前は無料で入ることができたのだが、今は脱衣所やロッカーを作り、露天湯自体も手を加えたので有料(300円)になりました。

有料になったことに否定的な意見をよく耳にするが、鍵のついたロッカーが使えるので、車を持たない利用者にはありがたい。

Img_3291 お湯は澄明だが硫化水素臭があり、舐めるとここも塩辛い。

加水はあるものの、もともとの成分が濃いため、僅かに湯の花が漂うとともに、堆積物がビッシリ付着している。

しかも、お湯に溶け込んでいる成分の粒子が細かいのか、ザラザラしていなくてツルンと滑らかに岩に付着している。

Img_7616_2 もともと美しいお湯に、空の青さが反射して、えもいわれぬ美しさ…まさしくエメラルド色ですね。

周囲から隠すものが何もない開放的な男湯では、お湯に浸かりながら、目の前でザッパーンと波が洗っています。

実に豪快!

Img_2342 隣の展望塔から丸見えだが、絶景の前ではそんなの気に気にならないですね。

女湯はさすがに塀で囲われて見えないようになっているが、波が洗うのは男湯同様だそう。

オーシャンビューの露天湯は数々あるが、泉質がこれほど優れているのは稀有ではないかな。

  • 泉質:ナトリウム-塩化物泉 86度
  • 場所:明光バス・湯崎BS
  • 訪問日:2008年7月21日
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