11月8日・9日に開催された「おおさか市営交通フェスティバル」で出店された昔なつかしのゼブラバスです。
高度成長時代には人手不足でバス車掌の確保も覚束ない状態でした。
そんな時代の要請で、今では当たり前のワンマンバスが都市部から一気に広がりました。
横縞なのにゼブラバスという無理なあだ名で呼ばれているこのバスは、時代の要望に合わせたワンマンバスの嚆矢です。
現在のバスではリアエンジンが当たり前なのだが、このバスはリアアンダーエンジン。
ワンマンにするためには後ろから前への一方通行の2ドアが絶対条件。
後ろから乗客を乗せるためには、最後尾にエンジンを置くより、下に置いたほうがいいと判断したようです。
そんな訳でお尻がスッキリしています。
しかし、アンダーエンジンは整備性に難があるため、この後は廃れていき、リアエンジンが主流になってきます。
現在のバスと比べたら小さく感じるが、これが当時の大型車両。
子どもの頃はもっと大きく感じたんですがねえ…(遠くを見る目)
当時はクラクションをプップ・プップと鳴らすのが当たり前で、現在からでは信じられないほど喧しかったのを、少しでも静かにするよう市民運動をしていたのを思い出します。
このバスを観ているだけで、高度成長の活気ある時代にタイムスリップしているような感がありますね。
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