豊富な泉原を誇る霧島温泉郷の、その中でも最も山の上にある巨大ホテル「霧島いわさきホテル」の中にある和食レストランです。店内は80席程度、和食レストランとは思えない、スイスの風のインテリアが特徴的ですね。
宿泊者の利用が多いのでメニューのメインは会席料理のセットなのだろうが、黒豚など数々の郷土の素材を活かした料理がラインナップされているので、焼酎もいただきたいことだし、ここは敢えて、ア・ラ・カルトでお願いすることにしました。
まずは薩摩揚の盛り合わせ(840円)。これはどこかの名店から仕入れているんでしょうか? 手堅い料理です。
次は芋蒟蒻のお造り(840円)。蒟蒻の香り豊かな歯ごたえのいい一品です。
桜島鶏の塩焼き(1,260円)です。地鶏らしいしっかりした歯ごたえとともに、ジュワッと滲み出てくる肉汁の旨み。これはいいですね。
四季の焚き合せ(1,050円)です。この料理でここのホテルの料理の実力を確信しましたね。味付けのバランスが実にいい。料理人の基本的なスキルが高いのでしょうね。
焚き合せが予想以上によかったので豚と根菜の煮物をお願いしました。鹿児島は豚が名産。その豚肉を実に上品に焚き合わせています。適度なボリウム感もあり、好ましい一品に仕上がっています。
このレストラン、21時以降には地元の焼酎やカクテルなどもいただけるバーに変身するとのこと。いろいろなお酒を試してみたかったのだが、睡魔に負けて来れませんでした。店名の天降(あもり)は霧島を源流にして錦江湾に注ぐ川の名前からでしょう。ただ、この川はホテルからはやや遠く、新川渓温泉の方。和食にもかかわらず洋風なインテリアとともになんかチグハグな感は否めません。それでも、料理の底力があるのでそんなの気にならないですね。
- 営業時間: 11:30~14:00、18:00~ 21:30、バータイム21:30~ 0:00
- 定休日:無休
和食レストラン&バー天降 (懐石・会席料理 / 霧島市その他)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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