JR日豊線・別府駅からすぐ近く、その名のとおり駅前にある「駅前高等温泉」は地域の人達が管理する町営の温泉で、大正13年建造の洋館建てが印象的な共同湯です。
で、なにが高等かというと、ここでは入浴料が100円の並湯と300円(当時)の高等湯があるとのこと。300円で高いとは…別府では100円のところが多いので300円は高い部類になります。それにしても別府では温泉のインフレで感覚がマヒしてしまいます。
せっかくなので高等湯を選びました。脱衣所から掘り下げ式の浴室へ階段で降りていくと、それほど大きくない浴槽に清澄なお湯が満たされています。泉質は単純泉なので柔らかくてあっさりした肌触りです。
この浴槽の手前、脱衣所の真下にももうひとつの浴槽があり、こちらはぬる湯になっていています。別府の温泉巡りをして少々湯あたり気味の体にはすこぶる快適、料理で例えるならデザートです。
図らずも上がり湯としても適しているこの温泉、格安の素泊まり宿が併設されているのもユニークです。海にも山にも繁華街にもアクセス抜群な駅前の立地で、簡易宿泊所としても利用できるため別府観光の拠点としてもぴったりです。
※現在、料金体系が変更され、並湯が「あつ湯」、高等湯が「ぬる湯」として、ともに200円となっています。
・場所:JR別府駅 大分交通バス、亀の井バス・別府駅前BS
・泉質1:並湯:弱アルカリ単純泉
・泉質2:高等湯:中性単純泉
・訪問日:2008年5月12日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます