別府市街から少し離れた伽藍岳中腹の標高400mの所、別府八湯のひとつの明礬温泉はその名の通り江戸時代から明礬が採取されてきた山の温泉街です。
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湯けむりの立ち込める急傾斜の地熱地帯に石垣が築かれ、そこに湯の花小屋が建ち並ぶ明礬温泉の景観は、鉄輪温泉とともに「別府の湯けむり・温泉地景観」の名称で国の重要文化的景観として選定されています。
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高速道路の巨大な橋の袂にある明礬温泉BS付近が明礬温泉の導入部。ここから坂道を登ってゆき、数軒の温泉旅館の奥のところに地元の共同浴場、鶴寿泉があります。
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入浴は無料だが入り口の仏さんにお賽銭を入れることになっているようです。中に入ると、5人程でいっぱいいっぱいの狭い湯船に、先客がぎっしり。
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二人ほどが上がるのを待って入浴してみるが、あれ?案外温いな。先客が埋め過ぎたのでしょうか。大勢が入った後の湯を舐めるのは勇気がいるが、恐る恐る舐めてみたら硫黄臭はなく、僅かに酸味を感じます。
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多量の湯の華が舞っているが、僅かに白濁する程度。じっくり浸かっているうちにだんだん先客が去っていき、ようやくゆったりすることができました。しかしその分、湯量が一気に減ってしまった…
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この共同湯の横の空き地では、地面から自然に湯気が上がっています。民家の並ぶ中で当たり前のように湧く温泉…これが別府の底力ですね。
・場所:亀の井バス・明礬温泉BS
・泉質:酸性泉 源泉温度69.5度
・2008年5月11日
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