嬉野温泉は武雄温泉と並ぶ佐賀県を代表する温泉。町の中心地にお湯が湧く九州でも有数の大温泉街で、嬉野川を挟んで大小50軒近くの旅館が軒を並べています。
JR佐世保線・武雄温泉駅よりJR九州バスで約30分、またはJR長崎本線・肥前鹿島駅から祐徳バスで約30分と、現在のところ公共交通ではバスしかアクセスできないが、現在工事が進められている九州新幹線長崎ルートが開業すると、待望の駅ができることになります。
嬉野温泉はつるつるした特徴的な浴感のある重曹泉で、それが美肌に効果があることから「日本三大美肌の湯」(残り2つは斐乃上温泉、喜連川温泉)として知られています。温泉は飲用にも適しており、中でも温泉を使って炊いているという温泉湯豆腐は嬉野を代表する名物となっています。
うれしの元湯温泉は、主に観光客を対象とした「シーボルトの湯」とともに、嬉野温泉では数少ない共同湯のひとつです。共同湯といって食事処や売店、休憩所を備えたスーパー銭湯のような形態で、温泉情緒には欠けるが、地元の人たちで賑わう普段使いの共同湯です。
所詮は「スー銭」かと、あまり期待せずに入浴したら、意外なことにお湯がオーバーフローしています。限定的に掛け流しているようです。浴室の一角に飲泉口があったので、源泉を使っているのは間違いないですね。
まずまずの泉質ではあるが、旅館の温泉では感じたヌメリ感が、こちらではあまり感じられない。普通のお湯のようなキシキシした感触です。少なからず加水があるのでしょうね。また、こういったスーパー銭湯では仕方のないことだが激しい塩素臭。どうにかならんもんかいな…
・場所:JR九州バス、祐徳バス、西肥バス・嬉野温泉BC
・泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 88.7℃
・訪問日:2006年8月21日
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